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三ッ峠山・本社ヶ丸・鶴ヶ鳥屋山

三つ峠(みつとうげ)は、山梨県都留市、西桂町、富士河口湖町の境界にある標高1,785mの山である。峠ではない。三ッ峠山と呼ばれることもある(国土地理院の地図や山岳関連図書では三ッ峠山と紹介されている)。 開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの頂上の総称であるが、最高峰である開運山を指すこともある。 【概要】 古くは奈良時代から修験道の霊山として知られた。江戸時代後期、天保3年に善應空胎上人によって開山された信仰の山である。 神鈴峰、仙泉山とも呼ばれる。現在の三つ峠の由来として、山頂付近にわき水があることから水峠と呼ばれ転化したという説、三つの尖峰(トッケ)があることから、ミツトッケと呼ばれ、それに文字あてたという説がある。また、この三つの尖峰は木無山、御巣鷹山、開運山を指すという説や、開運山の三つの尖峰を指すという説にも分かれている。 山頂からは眺望に恵まれ、富士山、御坂山地、南アルプスが一望できる。条件が良ければ、飛騨山脈の槍穂高連峰を遠望することも出来る。この眺望の良さは大正時代に大町桂月が紀行文で紹介している。 頂上付近からは貝の化石なども発見されている。山頂直下の屏風岩では、ロッククライミングが行われる。 日本二百名山、日本三百名山、都留市二十一秀峰に選定されている。

このエリアについて

掲載されている山

三ッ峠山(三ツ峠山)、本社ヶ丸、鶴ヶ鳥屋山、清八山、御巣鷹山、木無山、霜山

  • 三ッ峠山(みつとうげやま)・開運山(かいうんざん)は、山梨県富士河口湖町・都留市・西桂町の境に位置する標高1785mの山であり、日本二百名山に選定されている。山頂部は御巣鷹山(1775m)・木無山(1732m)・最高峰の開運山から成っており、山頂部に林立する電波塔がランドマークとなって周囲の山からも確認しやすい。山頂直下には三ッ峠山荘・四季楽園の2件の山小屋があり、眼前にそびえる富士山はもちろん、南アルプスの山並までを望むことができる。また山頂南面にある屏風岩は、ロッククライミングのゲレンデとしても有名で、多くのクライマーが腕を磨いている。

  • 高川山

    標高 975 m

    高川山(たかがわやま)は、山梨県都留市と大月市の境にある山。標高975.7m。 相模川水系の桂川と笹子川にはさまれた御坂山地の東端に位置する。山梨百名山の一峰で都留市の都留市二十一秀峰、大月市の秀麗富嶽十二景に選定されている。山頂は360度の展望が開け、富士山・三つ峠をはじめとした近隣の山々が一望できる。山の下をリニアモーターカーの実験線のトンネルが貫通しており、都留市側の山麓には、山梨県立リニア見学センターがある。 カタクリ、福寿草の群生地がある。 駅から直接登山できること、標高の割には変化に富むこと、展望が良いことがあって登山者が多い。 JR中央本線初狩駅・富士急行線禾生駅・田野倉駅方面より登山道がある。いずれも登り徒歩2時間程度。JR中央本線大月駅付近から尾根筋をたどり山頂に至るコースもある。

  • 杓子山(しゃくしやま)は山梨県の富士吉田市、都留市、忍野村の境界に位置する山。標高1597.6m。道志山塊に属し、山梨百名山、都留市二十一秀峰の一つに選定されている。山中湖の北、忍野村の北面の山。杓子山を林道から眺めると、大きなガレが目につく。シャク=地崩れで、これが名前の由来だと言われている。 山頂からの富士山の眺めの良い山の一つ。眼下には、忍野集落が広がり、箱庭的な景色が展開する。山中湖との間には尾根が一つあるが、杓子山のほうが標高が高いため尾根越しに山中湖を観ることができる。富士山近辺では特に高い山であるが、その800m程東に約50m標高が高い子ノ神や鹿留山があり、山中湖南岸方面から見た場合、最も高く見える所ではなく、西側のピークが杓子山に当たる。 杓子山へのコースは主に西からのコースと南東からのコースがあるが西からのコースが主に使われている。 明見から不動の湯を経由するコースと鳥居地峠から高座山(1304.4m)を経由するコースがある。不動湯経由コースの方が高座山を超えない分、時間はかからない。不動湯経由コースは不動湯から先、車止めまで800m程更に先に進むことができるが、不動湯から先はオフロードとなり4WD でないときつい道となっている。車止めからは1時間半くらいで登頂することができる。不動湯経由コースには車止めに、高座山経由コースには鳥居地峠に若干の駐車スペースがある。 立ノ塚峠からのコースと石割山の登山口ともなっている二十曲峠からのコースがある。立ノ塚峠は、二十曲峠からのコースの途中にあるため、立ノ塚峠からのコースが早いが、二十曲峠が車で峠まで行けるのに対して、立ノ塚峠は道は峠まで通じているものの車で行く事は事実上不可能であるため内野から歩かなければならず時間的には余り変わらない。南東からのコースは近辺の最高点である子ノ神を経由して杓子山に辿り着く。立ノ塚峠から子ノ神へは急登な道となっている。

  • 黒岳(くろだけ)は、山梨県南都留郡富士河口湖町と笛吹市の境に位置する標高1792mの山で、日本三百名山・山梨百名山にも選定されている。富士山の北側に富士五湖を挟んで対峙する御坂山地には御坂山(1596m)・破風山(1674m)・節刀ヶ岳(1736m)などの山々が連なっているが、黒岳がこれらの最高峰である。山頂付近は樹林帯となっており展望がないが、稜線を南に少し下った展望ポイントからは河口湖を眼下にどっしりとそびえる富士山はもちろん、南アルプスの山並までを望むことができる。東西南北に登山ルートがあり御坂山系の他の山と組み合わせて縦走することも可能だが、三ツ峠入口から御坂峠を経由する東からのルートが最短となる。

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