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野坂岳

出典: Wikipedia

野坂岳(のさかだけ)は福井県敦賀市に聳える山塊である。野坂山(のさかやま)とも言う。敦賀市の最高峰であり「敦賀三山」(野坂岳、西方ヶ岳、岩籠山)の一つである。 山頂には一等三角点が置かれ、実際の標高は913.5mだが、敦賀市の郵便番号の上三桁(914)に合わせ、俗に標高914mの山と覚えることが多い。 【概要】 野坂岳は野坂山地に属し、同山地の主峰である。福井県敦賀市南西部にそびえていて、市内どこから見てもその姿を変えることがないことから自然のランドマークになっている。山頂付近は隣の三方郡美浜町との境界線付近に位置している。 俗に「敦賀富士」とも呼ばれ、名勝柴田氏庭園ではその姿を借景されている。富士山を思わせる山容は、往来する人々にも強い印象を与えたようで、平重盛らが野坂岳について歌を詠んでいる。また、野坂岳は山岳信仰の対象となっていた時代があり、今も山頂には野坂権現の祠が祀られている。

このエリアについて

掲載されている山

野坂岳, 御岳山

  • 野坂岳

    標高 913 m

    野坂岳(のさかだけ)は福井県敦賀市に聳える山塊である。野坂山(のさかやま)とも言う。敦賀市の最高峰であり「敦賀三山」(野坂岳、西方ヶ岳、岩籠山)の一つである。山頂には一等三角点が置かれ、標高は913mである。 野坂岳は野坂山地に属し、同山地の主峰である。福井県敦賀市南西部にそびえていて、市内どこから見てもその姿を変えることがないことから自然のランドマークになっている。山頂付近は隣の三方郡美浜町との境界線付近に位置している。関西百名山、近畿百名山にも選定されている。

  • 岩籠山

    標高 765 m

    岩籠山(いわごもりやま)は、福井県敦賀市に所在する標高765.2mの山である。岩篭山とも表記される。 北方は敦賀市街、東方は笙の川、西方は黒河川を挟んで野坂岳と対峙し、南方は 乗鞍岳に連なる。花崗岩質の山であり、山頂付近には「敦賀山野会」が命名した「インデアン平原」というなだらかな起伏のある平原があり、所々に花崗岩の巨石が露頭している。また、同じ尾根に夕暮山(720.4m)もあり、手頃な登山向けの山である。

  • 旗護山

    標高 318 m

    旗護山(はたごやま)は、福井県敦賀市と美浜町の境界に位置する山である。 旗護山のすぐ南には、旧国名の若狭国と越前国の国境の関峠があり、丹後街道(若狭街道)が通っている。現在でも、県道225号(旧国道27号)とJR小浜線が通っており、交通の要衝となっている(現状の国道27号は旗護山トンネルで敦賀市と美浜町を結んでいる)。このため、関峠を見下ろす旗護山は、軍事上の重要拠点であった。戦国時代には、若狭攻めに来襲した朝倉氏の軍勢を牽制するため、美浜町佐柿の国吉城主であった粟屋勝久が、山頂に旗竿を立てたという、これが旗護山の山名の由来と言われる。

  • 衣掛山(きぬかけやま)は、福井県敦賀市にあり、岩籠山の北尾根最北端に位置する低山である。 衣掛山の北東は、近世における交通の要衝である道口(みちのくち)であり、西近江路から、敦賀、若狭、木ノ芽峠の三方面の分岐点となっている。現在においても、衣掛山麓の笙の川沿いは、滋賀県から敦賀市街に出る要路であり、国道8号、JR北陸本線が通っている。衣掛山には、鉄道ファンにはよく知られたJR北陸本線の上り線の鳩原ループ線があり、また2014年に開通した舞鶴若狭自動車道の敦賀衣掛大橋が、北陸本線、国道8号、笙の川、送電線鉄塔をまたいで、山腹を貫いている。

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