神威岳

出典: Wikipedia

神威岳(かむいだけ)は北海道札幌市南区にある山。標高983メートル。北海道百名山に選定されている。 山名の由来については諸説ある。 アイヌ語の「カムイ・ヌプリ(神の山)」から。 アイヌ語の「キムン・カムイ(山の神)」すなわちヒグマから。 そもそもアイヌ語名は「プーネシリ」であって、「神威」はおそらく陸地測量班による。 別名「モンパー」というが由来不明。 村上啓司の説によると、もとはアイヌ語で「エペシ(頭が岩崖)」だったのが「エボシ」と変化し、さらに隣の烏帽子岳に名前が移ったと推測されている。 山体は岩がむき出しになった頂が凸字型にそびえる異様な姿をしている[1]。烏帽子岳とは尾根続きで1キロメートルほど離れており、縦走も可能だが素人向きではない。 登山道は、南を流れる豊平川に架けられた百松橋から始まる。かつては西側の木挽沢コースで手ごろな沢登りが楽しめたが、定山渓ダムによって沢の標高400メートルまでが水没し、往時の魅力はなくなった。

このエリアについて

掲載されている山

神威岳, 烏帽子岳

  • 百松沢山

    標高 1037 m

  • 観音岩山(かんのんいわやま)は、北海道札幌市南区にある山である。 標高498m。昔は五剣山(ごけんざん)ともいい、今は八剣山(はっけんざん)と言うことが多い。豊平川(左岸)に面して聳えており、頂が鋭角の岩を連ねる特徴的な形をしている。 山の基盤は新生代第三紀中新世に形成された板割沢層で、ここに貫入した安山岩が山体の大部分をなす。川に面して安山岩の柱状節理を露出させる。この山体をさらにデイサイトが貫き頂上部を成す。観音岩山は、硬い山体以外の部分が侵食されて残った残丘とされる。 頂上から西北西、南東、北東の三方に尾根を伸ばす。特に南面が切り立った岩場で、南西から見ると鋸の刃のような形をしている。山の中腹までは林で、露出した頂上付近は高山的な植生を持っている。山の西南の麓には、砥石沢川という小川が流れる。山の東北には東砥山川があって南東に流れる。ともに豊平川の支流である。 標高が低いわりに高度感があり、多様な植物とともに、多くの登山者をひきつけている。短い距離だが、途中で険しい道をたどることになる。また、観音岩山の東西、豊平川左岸には、東に下砥山、西に上砥山という地区があるが、上砥山地区は山と川に囲まれた河岸段丘で、東西の河岸を崖で遮断されていた。このため下砥山地区と上砥山地区の間には観音岩山の中腹を通る徒歩の道がつけられたが、「嫁泣かせ峠」と呼ばれるほど険しかった。1963年(昭和38年)に砥山栄橋が開通すると山越えの道はあまり使われなくなり、1973年(昭和48年)に崖崩れで通行止めになった後、そのまま放置された。

  • 盤渓山

    標高 604 m

    盤渓山(ばんけいざん)は北海道札幌市中央区盤渓に所在する山。標高604メートル。 国土地理院の地形図には名前が記載されておらず、標高にちなんでロクマルヨン高地と呼ばれたこともあった。「盤渓山」の名は、山麓にある妙福寺の山号に由来する。 北海道道82号西野真駒内清田線の旧道から妙福寺に続く細道をたどり、盤渓市民の森入り口をさらに350メートル過ぎた所から登山道が始まる。かつては妙福寺から直接登る道もあったという。

  • 奥盤渓山

    標高 675 m

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