十方山

出典: Wikipedia

十方山(じっぽうざん)は広島県廿日市市吉和と山県郡安芸太田町戸河内地区の市町境より少し廿日市市側に入ったところに山頂がある、標高1318.9mの山である。広島県内では恐羅漢山、吉和冠山に続く、第3位の標高を誇っている。その名の通り十方全てが見渡せ、天気が良ければ、瀬戸内海や四国の石鎚連山、日本海が望める。 【解説】 恐羅漢山や冠山、寂地山等とともに西中国山地を構成しているこの山では森林限界が標高1,200m付近に存在している。それより高い頂上付近では高い樹木は見られず、チマキザサとガンコウランなどの高山植物の生い茂る草原となる。山頂からは広島湾をはじめとする瀬戸内海の多島美や、日本海を眺めることができて、そのすばらしい風景は登山者に登頂した充実感を与えるという。十方山の西に広がる細見谷渓谷では、ブナの原始林が存在し、またミズナラ、ミズメなどの新緑、紅葉が清流とあいまった渓谷美を楽しむことができる。山の西尾根と共に一部を近畿中国森林管理局が十方山風景林として管理している。一方東麓には瀬戸の滝という二段滝(総延長63m)が存在している 。

このエリアについて

掲載されている山

十方山, 細見谷渓谷

  • 女鹿平山

    標高 1082 m

  • 恐羅漢山

    標高 1346 m

    恐羅漢山(おそらかんざん)は、広島県山県郡安芸太田町と島根県益田市との境にある標高1,346.4mの山で、広島県と島根県の最高峰である。西中国山地国定公園に指定されている。 中国山地西部の冠山山地に属し、およそ860m南西にある旧羅漢山(標高1,334m)と双耳峰をなしている。山頂には三等三角点「羅漢」が設置され1,346.35mとなっている。中国山地では頂部のなだらかな山が多いが、恐羅漢山の周囲は断層沿いに比較的急峻な谷間が刻まれ、その一つが三段峡である。

  • 土滝山

    標高 1280 m

  • 旧羅漢山

    標高 1334 m

    旧羅漢山(きゅうらかんざん)は、広島県山県郡安芸太田町と島根県益田市との境にある標高1,334mの山である。西中国山地国定公園に属している。匹見羅漢とも呼ばれている。 西中国山地の最高峰である恐羅漢山の南南西に位置し、恐羅漢山と双耳峰をなしている。稜線は南北にのびており縦走できる。山頂には巨岩が立ち、山頂西側の岩場からは西側に展望が開け、寂地山、安蔵寺山および益田方面の日本海まで望まれる。

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