チャタ

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プレミアムユーザー

ユーザーID: 430804

  • 岐阜, 長野, 山梨で活動
  • 岐阜にお住い
  • 男性
山の非日常が好きで主にソロで登っています。 このサイトで得た山の事前情報が自身の山行に大変参考となり助かりました。 これから登られる方の情報源に少しでもお役に立てれば幸いです。 instagram : https://www.instagram.com/cyata12/ 【山に登る】 ソロで深夜ヘッデンを点けて登山道を歩くと、闇への不安と恐れで神経が鋭くなり、鳴き声、物音、木の揺れ、自身の足音がピリピリと感じられ、闇の奥から観られている様な感覚がある。 そんな不安と恐れを我慢して周囲が明るくなり始めて日が昇る。 心細さからの安心感、ホッとした感覚、日の光の暖かさを頬で感じ夜が明けてくれた有難さ。 早朝ガスの掛かった沢沿いを歩くと光線となって日の光が差し込み、小川にその光がキラキラと反射している。 早朝、木々の間から細いスポットライトの様に幾本もの日光が光線となって降り注いでいる。 ガスの中に苔むした樹林帯の中で異様な形をした木々が現れる幻想的な風景。 霊山を濃霧、霧雨の中ヘッデンたよりに頂上に登り山頂でガスが晴れて現れたお告げのようなブロッケン現象。 ガスの中をひたすら登る、ガスを突き抜けて尾根に出ると空は青く眼下には左右に広がる雲海、尾根を歩いて 振り返ると雲海の上に浮ぶ歩道がのびて雲の中に消え行く。 山頂から見る絨毯を敷き詰めたような雲海、荒れ狂う海の波の様な雲海。 夜明けから日の出までのダークブルーからオレンジに染まる山々。 ピンク色へ変わってゆく雲海の先から登るご来光に思わず緩む涙腺。 ヘッデン着けて岩場を登り見た雲海の先の富士山が、暗闇から徐々に輝きだし、待っていた日の出。 富士山山頂付近に舞う雪煙が日に照らされて太陽フレアやプロミネンスの様に動いている様。 汗して登っているとき足を止めて涼む、緑のフィルターを通て来た涼風。 若葉からの木漏れ日がキラキラと何万個かの点滅ライトのように光っている。 山に入って沢のせせらぎ、地下を水の流れる音が聞こえる、まさに水の山。 沢に降りて手を入れる、水場の水を手で受けたときの冷たさ。 水場の湧き水を手のコップで飲む。 突風やそよかぜ風が木々や笹を揺らす音。 岩の影に咲く小さな花が風で揺られている。 ピークを登り切って突然目の前に広がる天然のお花畑。 曇天から雲が割れて現れた、天使のはご。 長い樹林帯の急登に先に空が見え、行き着いた先に突然広がる広大な山並み。 山肌の紅葉、黄色や赤の濃淡のグラデーション。 樹林帯を歩く、小鳥の囀り。 座って様子を見ていたら、こちらに近づいてきて目の前を行き来する雷鳥の親子。 日本カモシカ、鹿、猿の親の背につかまる子猿、熊の背中。 高山の稜線、天空の歩道を歩き見える山並み。 新緑の中で深呼吸したときの香り。 高山の草原のずーっと先まで伸びている木道歩き。 高山の幻想的な池と水面に映る逆さの山々。 雪原の白の世界とスノーモンスターやエビの尻尾。 樹氷、霧氷、羊、ホルスタインのような残雪の山容。 宇宙に近い空の色。 見たことの無いような星の数、曇りの時の闇。 南アルプスから見た中央アルプスに映る富士山の影。  巨大な生き物の様に雲が山の稜線を越え滝のように流れ落ちる滝雲 登山道から滝へ降りて滝つぼ付近のマイナスイオンとミスとの涼しさ。 長い程、辛い程、頂上に着いた達成感や安堵感。 山頂で食べたおにぎりの米の甘さ、カップ麺の味。 山頂で飲むコーヒーの味。