あれから30年… 神門組登山部@船通山

2017.04.29(土) 日帰り

活動データ

タイム

04:17

距離

4.5km

のぼり

474m

くだり

481m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 17
休憩時間
1 時間 3
距離
4.5 km
のぼり / くだり
474 / 481 m
36
57
2 9

活動詳細

すべて見る

それは去年の夏、中学のプチ同窓会の一幕。 確実に迫り来る『老い』対し健康志向も高まる四十路半ばの会話の中で 「私、旅伏山に登りたい〜」 の一言から始まった神門組登山部。秋には旅伏山に遠足に出かけある程度の手ごたえをつかみ、春から本格的に活動することとなり第一回は船通山と決まった。 今回の参加メンバーはヘルメット、スピード狂、片平ナギサ、グラノーラ、元ミス。 私以外はすべて女性、もう一つの登山部の熟女好きの山猿には悶絶もののパーティだ。 両手では抱えきれないほどのドライフ、あっもとい、花を携えてカタクリが見頃を迎えつつある船通山に向かう。 道中、山道を尋常じゃない速度で飛ばすスピード狂の助手席で、有りもしないブレーキを教習所の教官のごとく踏み続ける片平ナギサ。口から生まれたと思わせるほどよく喋る彼女の口から言葉が消えた。 何とか無事故で到着すると辺りは登山者の車で溢れかえりシャトルバスまで走ってる。 予定のコースはわくわくプールより周回。しかし、シャトルバスを見た途端、 「私歩けんよ」と元ミスの一言で結局シャトルバスで鳥上滝登山口まで行くことに。 温泉の駐車場から乗り、たった数百m先のトイレで下り、バスを待たすと、バスの運転手さんを下僕のように使うオバサマたち。登山口で運転手さんに 「帰りは歩かせますから」と告げ早速登山道に入る。 少しずつ春めいてきた美しい登山道を休憩は多いが順調に歩みを進める。 標高1000mを過ぎた辺りで予期していたグラノーラのガス欠。前回の旅伏山でもあり、その時は心配していたオバサマたちも2度目となると無視。山頂へと登り続ける。 山頂に近づき木道に変わった頃から念願のカタクリがお出迎え。老体に鞭をうちやっとこ登ったオバサマたちもこれには感動。写真を撮ったり乙女に帰ったような表情だ。 山頂で集合写真を撮ろうとお願いした人がたまたま新聞記者の方で、シャッターを押す代わりに取材させてと、代表でヘルメットが取材を受ける。 語彙の少なさに小学生のような内容で受け答えするヘルメット。しかし周りも国語力には問題ある人ばかり、フォローもろくにできない。 取材を終えると花より団子。風の弱い場所で昼飯とする。食べている途中、さっきの新聞記者がまた現れた。 聞いたところ朝一で登り、昨日の夜から何も食べてなく水も川の水を飲んでたとの事。 我が子くらいの年齢の記者にパン、オヤツ、コーヒーと大盤振る舞いのオバサマたち。 記事の最終確認を終え下山することに。 下山途中に全員の表情を見てるとあまり疲れを見せてない。 『これなら温泉まで歩けるな』と確信する。 亀石登山口でトイレを済ませ、さぁ出発と思った瞬間、朝のシャトルバスが現れた。 バスを見た途端、オバサマたちは当然のごとく乗車モード満点。バスに乗ることを正当化する私への機関銃のような言いくるめが始まり、パワーに圧倒され結局バスに乗り温泉まで送ってもらった。 私的には歩き足りない登山部デビュー戦だったがケガも無く楽しい一日でした。 翌日、地方紙を開くと山頂での記事があった。 あんな稚拙な受け答えでも記事になったら何とか見れるもんだなぁ〜と改めて感心した。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。