北海道百名山登山ツアー/出発&幌尻岳編

2017.07.09(日) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 28
休憩時間
1 時間 43
距離
14.6 km
のぼり / くだり
1521 / 1053 m
DAY 2
合計時間
4 時間 51
休憩時間
34
距離
11.0 km
のぼり / くだり
350 / 824 m

活動詳細

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7月7日(金)から北海道 百名山ツアーへ出発。 山会のメンバー2名と、7月7日から7月23日までの予定で北海道の山々を巡る。 素晴らしい山旅になるよう願うばかりです。 山会のグループKIIの3G=3名のジィ・爺(現行の4G・LTEの一つ前の規格で チョット古いけど、まだまだ現役で頑張っている)のチャレンジがスタート。 19:00近鉄西大寺駅・南口に集合。各自ザックと旅行用トランクの装備をトヨ タ・ハイエースに積み込み、7月8日(土)00:30出航の新日本海フェリーの敦賀 港へ向けて出発。 約23時間の航海を経て、7月8日(土)の20時30分に苫小牧港着です。 苫小牧港に到着した後、近くのイオンモールで翌日からの食料品等の買い物と 翌日の山行準備を済ませ、幌尻岳登山口のシャトルバス乗り場である「とよぬ か山荘」(沙流郡平取町)に23:00過ぎに到着。 翌朝3:00始発のシャトルバス乗車に備え、車中泊。 7月9日(日)いよいよ幌尻岳(糠平川コース)へのアタックスタート。 アイヌ語で「大きい・山」を意味する「ポロ・シリ」(幌尻) 2:30頃起床。殆ど睡眠がとれていない状態だが、緊張のせいかあまり気になら ない。 3:00シャトルバス乗車。乗客は20名ほど。外はまだ暗い。糠平川沿いを1時間 ほどバスに揺られて、4:00登山口=第2ゲート(バス停留所)に到着。 外は、もう十分明るくなっていた。 準備を整えて、4:15頃第2ゲートをスタート。ここから約7.5㎞の林道を2時間 以上歩く。 6:40頃に北海道電力取水施設に到着。ここから更に、渡渉開始点に着くまでに 河岸のヘツリを鎖を握り慎重に進む。 そして、7:00頃から今回難関の1つである渡渉区間(約1.8㎞)に取り掛かる。 沢靴に履き替えて(実は、渡渉開始地点はもう少し先だったのだが、先着の数名 が履き替えているのを見て、我々もついつられてしまった。山ではよく犯すミ スである。一同深く反省。) やんわりと川に入る。 やがて、所々ももの上ほどの深さもある川を10数か所渡 る。 川幅はさほどでもないが、深い所は流れもかなり急だ。 しかし、水は思ったほどは冷たくない。 渡渉と河岸のアップダウン歩行を何回も繰り返しながら進む。 やっと、渡渉区間を終え暫く山道を歩くと今日宿泊する幌尻山荘に9:00頃到着。 早速、受付を済ませ、沢装備から着替えて、必要な荷物だけをザックに詰め出 来るだけ装備を身軽にして、他は山小屋にデポする。 9:45幌尻山荘をスタート。いきなり急登が始まる。 この日は、快晴でかなり気温も高く、登山道は風が全くなく蒸し暑い状態で体 力の消耗が激しい。 メンバーで、体調がすぐれない者も出て、コースタイム的にも相当スローペー スになり、何となく先々に不安を覚える。 11:35「命の水」の分岐で休憩した時点では、まだ大丈夫だと思ったが、 12:22頃の地点では疲労の色もかなり濃くなり、この状態だと山頂までに3時間 近く要することが予想される。 疲労がピークに近い状態でこのまま続けると幌尻山荘への到着時間が18:00時を 回る可能性がある。 この時点で、相談の上タイムアップと云うことで断念を決断した。 すれ違った登山者に、せっかくここまで来たのにもったいないと云われたが、致 し方無い。残念で悔しい思いは、みな同じだ。 幌尻山荘に降りて、着替えを済ませ、洗濯と荷物の整理を行う。幌尻山荘では、 水場がしっかり確保されていた。ただし、煮沸しての利用が基本。やはり、エキ ノコックス対策であろう。 夕方、早めに食事を済ませて、翌朝4:00起床、5:00出発とする。 十分に余裕を見て第2ゲート11:00発のシャトルバス乗車を予定して、18:00過 ぎに就寝。 翌朝も快晴で、8時過ぎには第2ゲート停留所に到着する。戻りの渡渉時に1名が 急流で足を滑らせ転倒するアクシデントがあったが、大事に至らず事無きを得た。 くつろいで、バスを待っていると、9時20分頃に20名程のツアー客を乗せた臨時 バスが到着し、都合よく9:30発のバスに乗車出来て10:30に「とよぬか山荘」に 着いた。 早速天気を調べると7月12日(水)は雨の確率が高いので、11日(火)に十勝岳に登 り、13日(木)から今回のメインイベントである2泊3日の大雪山縦走にチャレンジ する計画を立てる。 一路、十勝岳登山口の「望岳台」に向け車を走らせ、15:00頃に到着。下見を行う。 「望岳台」にあるシェルターから近くの上富良野町・吹上温泉「白銀荘」に予約 の電話をするが、生憎この日は部屋に空きがなくテント泊となった。 早々にテント設営と夕食を済ませ、「白銀荘」の温泉で汗を流し、しっかり疲れ をとり、ゆっくりと眠りに就いた。 (今回の反省点) 予定では、9日(日)7:00のシャトルバスに乗車し、当日は、幌尻山荘で1泊し十分 にチャージして、翌日10日(月)の早朝から幌尻岳に登頂し更に、余裕があれば七つ 沼カール~戸蔦別岳~北戸蔦別岳分岐(幌尻山荘分岐)~堀尻山荘と巡る10時間以上 を歩く予定だった。しかし、10日の天気が午後から雨の予報だったため、急遽予定 を変更してかなり無理のあるスケジュールを組んでしまった。 このことが結果的に幌尻岳登頂の失敗に繋がった。 結局翌日10日の天気は、快晴だった。山の天気を読み的確に判断することの難し さを改めて、思い知らされた気がする。 ただ結果論ではあるが、もう少し慎重かつ余裕を持ったプランニングをし、柔軟 な対応ができるような態勢で臨んでいたら、上手くいったのではと考えてしまう。 とにかく、みなが反省と悔しい思いを強くした次第である。 機会があればぜひもう一度チャレンジしたいものだ。

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