活動データ
タイム
07:06
距離
11.0km
のぼり
1479m
くだり
1480m
活動詳細
すべて見る両神山、奥秩父の山に登るたびに、その特徴的な山容を見ることができるため、自分の中ではかなりポピュラーな存在となっている。ただ、登山口までのアクセスが比較的遠く、なんとなく足が向かなかった。相方と行く日帰りの週一登山ももう3年近くになり、このところは3度目、4度目という山が多い。海の日の三連休の最終日、初日の甲武信ヶ岳登山での記憶に導かれ、とうとうというか、やっとというか両神山に登ることにする。 今回は初めてなので、最もスタンダードな日向大谷から七滝沢を経て剣ヶ峰へ至り、薄川に沿って下山する周回コース。グーグルマップで検索すると、登山口までのアクセスは2時間ほど、暑さのことを考えて5時ごろには歩き出せるように自宅を3時ごろ出発する。西沢渓谷の駐車場にはたびたび訪れるが、そこから雁坂トンネルへと進むのは10年ぶりぐらい。料金所で780円と聞き思わず高いとつぶやくが、通行してみるとそれにも納得できる。とにかく長い。 ほぼ予定通りに日向大谷の駐車場に到着。もっとも登山口に近いバス停近くの駐車場は有料。その手前100メートルほどのところに無料駐車場が2箇所、その上側に駐車する。ほかに車はない。日本百名山なので、もっと賑わっているのかと思っていたので少々肩すかしな感じがする。車道を少し歩いて、バス停入り口付近の階段を上がり、両神山荘の大看板を左側、登山道へと進む。 鳥居をくぐったところに祠があり、今日の登山の安全を祈願する。ここからしばらく、会所までは斜面に付いた道を緩やかに登り下りしていく。30分ほどで会所に到着、清滝小屋への道と七滝沢への道との分岐となる。右側へ登っていく。沢沿いの道なので登りというのを意外に思いながら進んでいく。するといつしか左側から水音が聞こえてきて、少しずつ沢に近づいていく。水量は少ない。沢沿いは上流側からのそよ風があり、気持ちがいい。苔むした岩の間を縫うようにしばらく進んでいく。そして、赤滝の手前から左側へ大きく登っていく。息が切れる頃、登山道の右側に大きなブナが見えるところで急坂が終わる。ここからほぼ水平に進むと程なく赤滝の看板が現れる。赤滝へは登山道から右方向へ降りていくようだが、水量がないせいか滝というような印象はない。もしかしたら場所が違うのかもしれない。 再び急坂となり沢からどんどん離れていく。クサリ場を何箇所か通過して進んでいくと、左手に滑り台のようにつるつるになった黒い岩を長く、細く一条の水が滑り落ちているのが見えてくる。養老の滝。かなりの落差がある滝に沿って登り、滝の落ち口を渡っていく。10分ほどで清滝小屋からの登山道と合流する。 鈴が坂と名のついた急坂を登る。両神神社を通り過ぎると岩場が多くなる。太いクサリがついているが、傾斜はさほどなく、足場も取れるので問題はない。木製のテーブル・ベンチのある休憩所を過ぎ最後の岩を登ると、両神山山頂の看板と祠が正面に現れる。岩の天辺に立って周囲を眺める。南側には雲取山、三宝山など奥秩父の山脈が連なっている。甲武信ヶ岳は雲がかかっていて山頂が見えない。そして、山脈の上をよく見ると雲の切れ間から富士山がのぞいている。西側には、ラクダの背をつなげたような八丁尾根が険しい。久々の新たな日本百名山なのでしっかりと写真を撮る。 下山は、鈴が坂までは来た道を戻って、清滝小屋へ進む。清滝小屋は大きな建物でトイレなどがあるが、いまは営業していない。10人ほどが一息入れている。ここから薄川に沿って進んでいく。弘法之井戸の冷えた清水で喉を潤す。途中、白藤の滝の看板が現れ、右方向へ5分と書かれている。せっかくなので一目見ておこうと、ひとりそちらへ進んでいく。踏み痕の薄い道をぐんぐん下り、沢に降り立つ。ちょっとした落差がある程度で、滝というほどではない。もしかしたら、別の場所かもしれないかもと思いながら引き返す。 再び登山道を進み、会所を経由して1時間ほどで登山口に戻ってくる。相変わらず車の数は少ない。車道を少し歩き、山歩きを終える。
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