次郎丸嶽太郎丸嶽(2度目)

2017.07.17(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 17
休憩時間
1 時間 18
距離
5.7 km
のぼり / くだり
534 / 534 m

活動詳細

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熊本市内を抜け、三角の潮風吹く海岸線を横目に見ながら、天草へと渡る橋を越えると次郎丸嶽太郎丸嶽は見えてきます。 民家の脇の小道を縫い縫い登山道はいつの間にか始まっていました。 それは同時に夏の始まりでもあったように思います。 「こんにちは。今日も暑いねぇ」 農作業に勤しむおばあさんの曲がった腰から、自分の生きた土地で生涯生きていく、山と人の共生を鑑みさせられました。 その間にも、山は息をやめず木々は生きを奨励するかのように、踏み入る私を拒みはしませんでした。 境を作り、縄張りを示すかのように蝉の声がします。 人の器官、感性、価値から感ずることのできない微小の者でさえ、命を宿しているのだから。 それを歩く私は知らず知らず絶えさせていて、本来の山の姿からすれば人間は必要ないのだと考えるのです。 そしていつものように天草湾に日が沈んでいきます。

メンバー

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