活動データ
タイム
29:49
距離
61.7km
のぼり
4144m
くだり
5474m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る山で出逢った人たちのお話。 室堂から登った浄土山にて。 一の越から登って来たという方が、この先を進めるだろうかと問うてきた。厳しい雪渓が在ると聞いて不安なのだと。何処まで行かれるのですかと問い返せば、行ける処までとのこと。ならば一緒に参りましょうぞ、私はその先までも目指しております。 聞けば御年七十歳とか。 お元気ですね、と感嘆す。龍王岳にて仰るには、先のシーズンはこの沢をスノーボードで降りたとか。え?マジですか?70歳でバックカントリーのボーダー⁉いやいや御見それ致しました( ゜Д゜) 五色ヶ原山荘にて。 思いも寄らず、風呂に入れるとはこれぞ極楽。湯船にてご一緒した方が、これまた御年七十歳。いやね、早月尾根から劔を越えて今日で二日目、これから十日間かけて薬師、黒部、槍と抜けて北穂、奥穂、西穂まで行くのですよ、と。え?マジですか?70歳でそんなに歩いちゃうんですか⁉いやいや、勇気を頂きました( `ー´)ノ 薬師岳山荘にて。 いやはや長い道程であったが、ようよう辿り着いた山荘。まずは一杯とビールのプルタブを引き開けたところ、お隣さんからお疲れ様でしたとのお声掛け。ハイハイまったくお疲れ様でした、と話し始めるとこれまた正に好青年。お山の魅力を輝く瞳が語り出す。綺麗な連れ合いさんとのカップル山行、羨ましいやら眩しいやら。酒肴にと頂いた鮭とば、美味しゅう御座いました。 黒部五郎小舎にて。 冷えた身体を暖めようと入った、ストウブ燃ゆる談話室。楽し気に話花咲く妙齢の女性がお二人、ついつい耳を傾けるには留まらず、参戦したるは男のサガかな。ワサビ平から上がって来たと言う健脚男子も交えて語る山の楽しさよ。 みなさん、いつかは九州の山にもお出で下さい。何時でも何処でも案内しますよ。山の楽しさは風光景観のみならず。山を愛する人との出逢いと語らいは、一服の煙草と一杯の酒にこそ勝れるものなり。 嗚呼、やはりお山は良きもの、 かしら空となり、 こころ満つると感じ入る次第。 うむ、今夜も酔うたぞ。
活動の装備
- その他(Other)アイコム(ICOM)IC-DPR3
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