活動データ
タイム
06:21
距離
10.9km
のぼり
1304m
くだり
1305m
活動詳細
すべて見る平日にもかかわらず、塩山駅前のバス停には10人近い登山者が8:30発の西沢渓谷行きバスを待っていた。 多くは軽装なハイカーだが、中には奥秩父を縦走するのだろうか、重装備の登山者もいる。 今日、私が登るのは200名山の「乾徳山」だ。このバス待ちの人々の中にも乾徳山に登る人は居るだろうか。あまり大勢は嫌だな…、などと考えていると、5分遅れでバスがきた。 予想に反して乾徳山登山口に降りたのは、私の他には一人だけだった。軽装のハイカー達は涼を求めて西沢渓谷を散策でもするのだろう。 切妻造りの家の目立つ徳和集落の中を登山口目指して歩き始める。 もう一人の登山者は既に200m程先を歩いている。まだ暑くはないが、天気は良いのでこれから気温は高くなるだろう。 登山口に着く前に先行の登山者を追い越す。 最初は樹林の中を行くが錦晶水と名付けられてる湧水を過ぎると樹林は姿を消し草原状になってくる。左前方には山頂らしきものも見えてきた。 草原には鹿達が遊び、爽やかな風が吹いている。先程までとは違う山のようだ。 月見岩のところで左に曲がり、暫く行くと岩場の灌木帯となる。鎖や梯子をいくつか越えると最後の鎖場が10m程の高さで待ち構えている。手掛かり足掛かりが少なく、なかなか難しいが何とか登ると、そこは頂上の一角だった。なお、この鎖場には巻き道もある。 頂上からは360°の展望があり、奥秩父の山々や御坂山塊が間近に迫る。 昼食を摂り終わった頃、バスで一緒だった登山者が到着。挨拶を交わし入れ替わるように下山を始める。 下山は西側の黒金山方面に下ることにする。黒金山まで行きたいところだが、終バスに間に合わないので水ノタルという所から下ると、あまり通る人も居ないのか荒れた道だ。1時間半位下ると高原ヒュッテと呼ばれる避難小屋前に飛び出す。登りの道を下った方が早いかもしれない。 四辻という登りでも通った十字路を通過し道満尾根を目指す。この辺りは昔の牧場の名残か、車道になっていて些か興醒めだ。道満尾根は少々急な坂道で、あまり面白くもない道だ。下りきると徳和集落を見下ろす墓地の傍らに出た。そこからバス停まではほんの一息。何故か、行きのバスで一緒だった登山者が先に到着していた。
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