「乾徳山 」~草原と岩山~

2017.07.20(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 21
休憩時間
40
距離
10.9 km
のぼり / くだり
1304 / 1305 m
20
1 46
55
1
37
28
13

活動詳細

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平日にもかかわらず、塩山駅前のバス停には10人近い登山者が8:30発の西沢渓谷行きバスを待っていた。 多くは軽装なハイカーだが、中には奥秩父を縦走するのだろうか、重装備の登山者もいる。 今日、私が登るのは200名山の「乾徳山」だ。このバス待ちの人々の中にも乾徳山に登る人は居るだろうか。あまり大勢は嫌だな…、などと考えていると、5分遅れでバスがきた。 予想に反して乾徳山登山口に降りたのは、私の他には一人だけだった。軽装のハイカー達は涼を求めて西沢渓谷を散策でもするのだろう。 切妻造りの家の目立つ徳和集落の中を登山口目指して歩き始める。 もう一人の登山者は既に200m程先を歩いている。まだ暑くはないが、天気は良いのでこれから気温は高くなるだろう。 登山口に着く前に先行の登山者を追い越す。 最初は樹林の中を行くが錦晶水と名付けられてる湧水を過ぎると樹林は姿を消し草原状になってくる。左前方には山頂らしきものも見えてきた。 草原には鹿達が遊び、爽やかな風が吹いている。先程までとは違う山のようだ。 月見岩のところで左に曲がり、暫く行くと岩場の灌木帯となる。鎖や梯子をいくつか越えると最後の鎖場が10m程の高さで待ち構えている。手掛かり足掛かりが少なく、なかなか難しいが何とか登ると、そこは頂上の一角だった。なお、この鎖場には巻き道もある。 頂上からは360°の展望があり、奥秩父の山々や御坂山塊が間近に迫る。 昼食を摂り終わった頃、バスで一緒だった登山者が到着。挨拶を交わし入れ替わるように下山を始める。 下山は西側の黒金山方面に下ることにする。黒金山まで行きたいところだが、終バスに間に合わないので水ノタルという所から下ると、あまり通る人も居ないのか荒れた道だ。1時間半位下ると高原ヒュッテと呼ばれる避難小屋前に飛び出す。登りの道を下った方が早いかもしれない。 四辻という登りでも通った十字路を通過し道満尾根を目指す。この辺りは昔の牧場の名残か、車道になっていて些か興醒めだ。道満尾根は少々急な坂道で、あまり面白くもない道だ。下りきると徳和集落を見下ろす墓地の傍らに出た。そこからバス停まではほんの一息。何故か、行きのバスで一緒だった登山者が先に到着していた。

乾徳山・黒金山 徳和集落。切妻造りの家が目立つ。
徳和集落。切妻造りの家が目立つ。
乾徳山・黒金山 乾徳神社の横から林道に入る。
乾徳神社の横から林道に入る。
乾徳山・黒金山 乾徳山登山口
乾徳山登山口
乾徳山・黒金山 ガレた道が続く。
ガレた道が続く。
乾徳山・黒金山 所々で林道を横切るが、道の真ん中に樹木が生えているところを見ると、既に廃道になっているようだ。
所々で林道を横切るが、道の真ん中に樹木が生えているところを見ると、既に廃道になっているようだ。
乾徳山・黒金山 銀昌水
銀昌水
乾徳山・黒金山 樹林の道が続く。
樹林の道が続く。
乾徳山・黒金山 岩がゴロゴロしている中を進む。
岩がゴロゴロしている中を進む。
乾徳山・黒金山 錦昌水。
錦昌水。
乾徳山・黒金山 国師ヶ原に差し掛かると「乾徳山」山頂部が現れる。
国師ヶ原に差し掛かると「乾徳山」山頂部が現れる。
乾徳山・黒金山 国師ヶ原の四辻。登りは直進し下山では左より来ることになる。
国師ヶ原の四辻。登りは直進し下山では左より来ることになる。
乾徳山・黒金山 鹿のお目見え。
鹿のお目見え。
乾徳山・黒金山 役ノ小角の像。
役ノ小角の像。
乾徳山・黒金山 草原の向こうに山頂部が見える。
草原の向こうに山頂部が見える。
乾徳山・黒金山 月見岩
月見岩
乾徳山・黒金山 草原では鹿たちが遊ぶ。
草原では鹿たちが遊ぶ。
乾徳山・黒金山 扇平と呼ばれる高原。
扇平と呼ばれる高原。
乾徳山・黒金山 髭剃岩。人ひとりが辛うじて入れる。
髭剃岩。人ひとりが辛うじて入れる。
乾徳山・黒金山 髭剃岩内部。髭は剃らないが、体を擦りながら蟹歩きで進むしかない。地震が起きないことを祈りつつ…。
髭剃岩内部。髭は剃らないが、体を擦りながら蟹歩きで進むしかない。地震が起きないことを祈りつつ…。
乾徳山・黒金山 髭剃岩を抜けると、そこは崖だった。怖いので早々に引き返す。
髭剃岩を抜けると、そこは崖だった。怖いので早々に引き返す。
乾徳山・黒金山 鎖場や梯子が数ケ所ある。
鎖場や梯子が数ケ所ある。
乾徳山・黒金山 約10mの最後の鎖場。この上が山頂だ。
約10mの最後の鎖場。この上が山頂だ。
乾徳山・黒金山 「乾徳山」山頂。背後に見えるのは「国師ヶ岳」、「北奥千丈岳」。
「乾徳山」山頂。背後に見えるのは「国師ヶ岳」、「北奥千丈岳」。
乾徳山・黒金山 破風山、雁坂嶺が間近だ。
破風山、雁坂嶺が間近だ。
乾徳山・黒金山 北側より見た「乾徳山」山頂部。
北側より見た「乾徳山」山頂部。
乾徳山・黒金山 右に見えるのは「黒金山」、そこまで縦走するには、終バスが16:50の公共交通機関では無理。奥の雲に隠れているのは「国師ヶ岳」と「北奥千丈岳」。
右に見えるのは「黒金山」、そこまで縦走するには、終バスが16:50の公共交通機関では無理。奥の雲に隠れているのは「国師ヶ岳」と「北奥千丈岳」。
乾徳山・黒金山 ガレ場の急坂が続く下山道。時間がかかる為、此処を通る人は少ないようだ。
ガレ場の急坂が続く下山道。時間がかかる為、此処を通る人は少ないようだ。
乾徳山・黒金山 ヌタ場に集っていた鹿たち。
ヌタ場に集っていた鹿たち。
乾徳山・黒金山 高原ヒュッテとよばれる避難小屋。
高原ヒュッテとよばれる避難小屋。
乾徳山・黒金山 四辻を過ぎて道満尾根方面へは車道?が続く。
四辻を過ぎて道満尾根方面へは車道?が続く。
乾徳山・黒金山 道満尾根の小さなピーク道満山。
道満尾根の小さなピーク道満山。
乾徳山・黒金山 道満尾根を降り切ったところにある墓地。村を見下ろす位置にある。
道満尾根を降り切ったところにある墓地。村を見下ろす位置にある。
乾徳山・黒金山 徳和村を俯瞰する。
徳和村を俯瞰する。
乾徳山・黒金山 旧坂本家。県指定の文化財だそうだ。
旧坂本家。県指定の文化財だそうだ。
乾徳山・黒金山 村のあちこちで凌霄花が咲き誇っていた。
村のあちこちで凌霄花が咲き誇っていた。
乾徳山・黒金山 歴史ある集落なのだろう。古いお堂やお寺を目にする。
歴史ある集落なのだろう。古いお堂やお寺を目にする。

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