雨の涸沢カール、奥穂高岳

今回は13人という大所帯での山行でしたがメンバーから怪我人が出てしまいました、場所はザイテングラードを下りきって涸沢小屋へあと数百ｍの場所。雪渓を終え気が緩んだのでしょうどうやら足を骨折してしまったようです。 ザックを使った背負い搬送を試みるも雨の影響と緊急時の焦りによりうまくいきません。ヒュッテの常駐隊員から助言を頂きなんとかメンバーの手により背負って東大診療所まで降ろします、ですが本人が歩けない以上正式に救助要請をしヘリで降りる他ありません。 本人と付き添い2人を残し下山しましたが26日現在、いまだ天候が回復せずヘリが飛べずにヒュッテでヘリ待ちしています。怪我そのものは大きな怪我でなくとも、場所、天候、時間そして状況判断、により大惨事を招く事を学ばないといけないと感じました。大所帯での山行も反省点だと思います。 どうしてもいい事ばかりを書いてしまいがちなSNSですが、山の危険における警鐘を慣らす事は発信者全員ができる事だと思いますので今回はそうしたいと思います。 GPXはカシミール3Dもしくはヤマプラ等で自作です、行動中にログをとったわけではありません。GPXの日付が優先されるようですので日付、時間が違う事があります。2017.7.21～7.25