活動データ
タイム
51:40
距離
0m
のぼり
0m
くだり
0m
活動詳細
すべて見る昨秋、今春と青薙山で撤退していた懸案事項 笊ヶ岳までの縦走に再度挑戦した 前2回同様、夜中運転、仮眠3hで 沼平を20日午前7時前に出発した 1日目 林道で若い方とすれ違う 聞くと、三伏峠から8泊でここまで来たとのこと 南アでは時々こういう山に浸りきる山行の人を見かけるけど うらやましい限りです 青薙山登山口に着くと結構草が繁茂して一瞬引いてしまったが 帰りには草刈が済んでいた マイナーコースなのに、まだ新しそうなピンクのテープが全行程に巻いてあったし おかげ様で私らのような者でもこのコースを縦走できるし 登山道整備の方々のご苦労にはありがたいと思う 鍛錬不足、池の平まででヘトヘトになる 例のごとくここで水をいただく ついでに濡れタオルもつくって今後の暑さに備えた 赤崩の頭に着いた。ここからの景色ももう3回目 草の繁茂ぶりに驚いたが逆に踏み跡が草中にはっきり出ていて 春よりルートがわかりやすい 今日始動のゴローS-8がさすがにまだ硬い かかとが擦れてきて気になっていたが 緩斜面なのにもう我慢できなくなってきた ちょうど林道歩き用のトレランシューズを持ってきていたので履き替えた 荷が重いので多少横滑りはするが歩きやすい 相変わらず苦しい登りで何とか青薙山までたどり着いたが もうここで泊まろうと弱気 大の字に寝転がった、ところが虫がたくさんたかってきて うるさいわ、かゆいわで我慢できなくなった 考えたら過去2回ここで終わってるし山は何があるかわからない 今日はもうひと踏ん張りして歩を進めておこう、と思い直し 稲又山方向へと歩を進めた 山伏への分岐点あたりに差し掛かる 昨秋はここで富士山と笊方向の白峰南嶺の景色に感銘したが 今日は霞んで見えない ここからは今まで以上に草木が生い茂っていて あまり踏まれていないことを物語っている 昨晩は仮眠しかしていないし、もういい時間なので 泊まれそうな場所があり次第幕営しようと注意していると 小ピークに一張分おあつらえ向きの平地があった あとで調べたら2320mピークというらしい テントを設置しワインで食事を摂った後 あっという間に眠ってしまった 2日目 翌朝も起きられなくて6時ごろの出発 樹間から朝日が漏れて周囲の木をオレンジに染めていた 靴は再びゴローS-8に戻す 稲又山にはそう苦労なく着いた 問題はここから所の沢越までのルートファインディング いきなりテープや印が右後ろに付いている テープを探しながら斜面を下りると下に窪地があった この窪地を避けるため一旦戻るように下ったのだと気づく そのあとは、①テープや印を懸命に追いかけて ②地形に注意して尾根のラインをできるだけ外さず、 ③時間を惜しまずコンパス、地図も逐一チェック、で なんとか所の沢越にたどり着いたときはホッとした 多分もう一度行っても迷ってしまうと思う 所の沢越から下った水場はうわさ通りのいいテン場でした 1日目でここまで来れる脚力があればぜひ泊まりたかった-- ここからが今回の正念場でした 視界の右端に崩れを感じながらの布引山への急登 登っても登ってもという感じで3時間以上かかってようやく山頂 雨畑ルートとの分岐では藪の中から登山道へ飛び出す感じで ルートの踏まれ具合の差を感じました そして今回の山行で最も整備されたルートが笊まで導いてくれました 笊では疲れ切ってたけど、明日の行程を考えると ぜひとも今日のうちに小笊を踏んでおきたくて ガスって真っ白な中、ハイマツとシャクナゲの絡まった道辿りました 探したんですが、小笊の標識見つけることできませんでした まあこのあたりだろうということで戻りかけると ガスが一瞬晴れて大笊が姿を現しました ハイマツの枝に弾き飛ばされてなくなっていたサングラスも 帰りに見つかって 体中花粉だらけヤニだらけになりながらテン場に戻りました 最終日 この2日間見れなかった展望が目の前にありました 有名な小笊を前に置いた富士山も、南アルプス中の山も 5分でもこの景色が見れるのなら、2日でも3日でも歩きます ご来迎も拝むことができたし このあと、トラバースのアップダウンは体力的にきつかったが 満足の下山でした
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。