作手村の谷中分水界を見に行く。

2017.08.06(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 40
休憩時間
7
距離
5.0 km
のぼり / くだり
60 / 57 m
1 43

活動詳細

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お暑うございます。こんなに暑いと山登りは活動中止。散策程度の活動しかしていません。 今日は以前から気になっていた作手村(今は新城市ですが)の谷中分水界を見に行くことにしました。 分水界とは二つの川の水系が分かれる地形上のラインのことです。普通は山の尾根線か峠地形になるのですが、特異な分水界として、谷の中にそれがある場合を谷中分水界と言います。 作手村の谷中分水界は矢作川水系の巴川と豊川水系の巴川が、谷中とはいえ結構広い平地の田んぼの中で別れている地形になります。 ややこしいのはどちらの水系も「巴川」という名前であることですが、これは現地を見ればなるほどと納得できることで、両方の源流部がつながっており平面図で見れば一本の川になっているのです。地図上でどちらの巴川を遡っていっても、いつの間にかもう一つの巴川になって流れ降っているのに気付きます。 この不思議な地形の探訪は写真で詳しく記録しました。 その後すぐ近くのもう一つの谷中分水界を見に行きます。 こちらの鴨ケ谷の方は、東側の豊川系巴川の一支流(川の名前を確認できませんでした)の方が明らかに浸食力が強うようで、 遠い未来にはこの川が分水界を西側に進め、最後は河川簒奪をおこすのでしょう。その時は新たな谷中分水界がもっと北に出来上がると思われます。

巴山・獅子ヶ森・文殊山 道の駅、作手手作り村がスタート地点。駐車場は満車状態。オートバイが多い。本宮山スカイラインがすぐそばにあるせいでしょうか。
道の駅、作手手作り村がスタート地点。駐車場は満車状態。オートバイが多い。本宮山スカイラインがすぐそばにあるせいでしょうか。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 道の駅の裏側の巴川。写真前方が下流。
道の駅の裏側の巴川。写真前方が下流。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 反対側。
反対側。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 川沿いに流れと反対方向に歩いて行く。両面コンクリート護岸。底面もコンクリート。
川沿いに流れと反対方向に歩いて行く。両面コンクリート護岸。底面もコンクリート。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 しばらく行くと石垣の護岸になる。水量充分。
しばらく行くと石垣の護岸になる。水量充分。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 またコンクリート護岸に。前方景色が広い。
またコンクリート護岸に。前方景色が広い。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 道の端に「歴史の小径」「亀山城址」の案内を発見。
この辺り宮城谷 昌光さんの小説、「風は山河より」の
菅沼 定盈の世界です。
道の端に「歴史の小径」「亀山城址」の案内を発見。 この辺り宮城谷 昌光さんの小説、「風は山河より」の 菅沼 定盈の世界です。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 夏草の中を登るとちょっとした平地。ここが城址。
夏草の中を登るとちょっとした平地。ここが城址。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 城址より下を見る。
城址より下を見る。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 案内看板。
案内看板。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 城と奥山氏の由来記。
城と奥山氏の由来記。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 川に戻ってさらに上流へ。
川に戻ってさらに上流へ。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 川幅は狭くなり、川岸も草の生えた法面に。そこに山羊がいた。
メエエエメエエエと挨拶してくれる。
川幅は狭くなり、川岸も草の生えた法面に。そこに山羊がいた。 メエエエメエエエと挨拶してくれる。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 左側が川、というより水路。
前方景色が広くなる。
左側が川、というより水路。 前方景色が広くなる。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 蛍がいるようだ。
蛍がいるようだ。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 両側の山際や田んぼの中の水路から水が流れ込んでいる。
両側の山際や田んぼの中の水路から水が流れ込んでいる。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 水路はますます細くなる。でもまだ水流はある。
水路はますます細くなる。でもまだ水流はある。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 水の流れはもはや見えない。写真は南側から北を撮影している。
前方に小さな橋。
水の流れはもはや見えない。写真は南側から北を撮影している。 前方に小さな橋。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 その橋に看板が。コンクリートのマスがある。
その橋に看板が。コンクリートのマスがある。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 看板。
看板。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 写真は北から南方向。
このコンクリートの溜めマスの向こうの水路そこに土砂がたまっている。
このマスからの流れは南には行けず北に流れている。
ここからは矢作川の巴川。
写真は北から南方向。 このコンクリートの溜めマスの向こうの水路そこに土砂がたまっている。 このマスからの流れは南には行けず北に流れている。 ここからは矢作川の巴川。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 谷中分水界を確認。
分水点より南を見る。
こちらに降った雨は豊川に流れる。
谷中分水界を確認。 分水点より南を見る。 こちらに降った雨は豊川に流れる。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 分水点より北を見る。こちらに降った雨は矢作川に流れる。
分水点より北を見る。こちらに降った雨は矢作川に流れる。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 矢作川系巴川に沿って行くと大きな看板「豊川  矢作川  分水点」
矢作川系巴川に沿って行くと大きな看板「豊川 矢作川 分水点」
巴山・獅子ヶ森・文殊山 看板の下に階段が作ってあり大きめのマス。
水路に橋が架かって向こうにちょっとした広場。
看板の下に階段が作ってあり大きめのマス。 水路に橋が架かって向こうにちょっとした広場。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 広場に案内看板。
左側の地図を見ると二つの川が左右から近づき、それぞれ北へ、南へ曲がってここで結びついて巴の形を作っているのがよくわかります。
広場に案内看板。 左側の地図を見ると二つの川が左右から近づき、それぞれ北へ、南へ曲がってここで結びついて巴の形を作っているのがよくわかります。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 作手村がここを分水点として観光?のために整備したと思われる。
おそらくここを作ってから実際の分水点が動いてしまったのでしょう。
ほとんど勾配のない平地の中の分水点、大雨や土砂の溜まり方で簡単に移動してしまうのでしょう。
作手村がここを分水点として観光?のために整備したと思われる。 おそらくここを作ってから実際の分水点が動いてしまったのでしょう。 ほとんど勾配のない平地の中の分水点、大雨や土砂の溜まり方で簡単に移動してしまうのでしょう。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 「分水公園」から北に行くとすぐ道路。流れは道路下を通って北に向かっている。
さらに流れをたどって川らしい幅、水量になるまで行きたかったが、同行のカミさんが(ほんとは私も)暑さにばててしまい巴川探求はここまでとなりました。
「分水公園」から北に行くとすぐ道路。流れは道路下を通って北に向かっている。 さらに流れをたどって川らしい幅、水量になるまで行きたかったが、同行のカミさんが(ほんとは私も)暑さにばててしまい巴川探求はここまでとなりました。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 道の駅に戻って冷たいトマトジュース。店内で生トマトから作っている。
おいしかった。
道の駅に戻って冷たいトマトジュース。店内で生トマトから作っている。 おいしかった。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 この店。
この店。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 もう一つの谷中分水界を探しに鴨ケ谷へ。車を停めて歩き出すと道路脇の法面にキョウチクトウ。
もう一つの谷中分水界を探しに鴨ケ谷へ。車を停めて歩き出すと道路脇の法面にキョウチクトウ。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 道路としては峠になっている。東から西方向を。
道路としては峠になっている。東から西方向を。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 緩やかな峠地形に民家があり、その裏に鴨ケ谷湿原入り口の案内。
緩やかな峠地形に民家があり、その裏に鴨ケ谷湿原入り口の案内。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 降って行くと道の右、東側は湿原。
降って行くと道の右、東側は湿原。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 道の左側、西は水田で西に向かって緩やかな段々状に下がっている。
道の左側、西は水田で西に向かって緩やかな段々状に下がっている。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 鴨ケ谷湿原の案内看板。
鴨ケ谷湿原の案内看板。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 湿原。
湿原。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 西側。水田。
西側。水田。
巴山・獅子ヶ森・文殊山 水田側の水は明らかに矢作川系巴川に流れる。
湿原の中に分水界があるのかもしれないが、湿原状の地形でははっきりしたラインはわからないのかもしれない。
水田側の水は明らかに矢作川系巴川に流れる。 湿原の中に分水界があるのかもしれないが、湿原状の地形でははっきりしたラインはわからないのかもしれない。

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