テン泊装備ではちと辛い 船窪小屋→烏帽子岳

2017.08.11(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 52
休憩時間
1 時間 28
距離
4.9 km
のぼり / くだり
518 / 574 m
23
32
42
1 3
12
11

活動詳細

すべて見る

今年の夏は太平洋高気圧が弱いので天気も安定せず 前日の天気予報もコロコロ変わり、翌日が雨なのか晴れなのかはっきりしないという始末。朝は晴れていても昼から雷雨なんて事も多々ある。 船窪小屋から烏帽子岳への縦走路はアップダウンが激しく道も険しいので雨天時はできる事なら避けたい、かといってこのまま下山するのも勿体ない。 どうしようか散々悩んだあげく、朝起きて雨が降ってなかったら突っ込む事に決め眠りについた船窪小屋での夜。 翌日朝4時、風は強いが月がくっきり見える、晴天だ。 すでに烏帽子岳に向かって歩き出す人もいた。 スタートは早い方がいい。ぼくはコースを全く予習してなかったので明るくなってからスタートした。5時前スタート。 この日は船窪岳の2つのピーク、不動岳、南沢岳のピークを踏んで烏帽子岳を越え烏帽子小屋までというルート。各ピークの間が激下り激登りというのが恐ろしい。 通常コースタイムが8時間ほどなので、テン泊装備の自分がどれだけの時間がかかるのか・・・なんて事は考えない、考えるだけ億劫になるので考えない。 小屋からしばらく歩くと延々と下り道が続く。樹林帯の中の激下り。 途中長いハシゴを下ったところにテント場があった。とてもじゃないけど小屋で夕飯を食べて戻るような道ではない。小屋泊まりにしてよかった。 船窪乗越について看板を見た。「不動岳まで4時間」とある。 覚悟を決めロープやハシゴが続く強烈なアップダウンと向き合う事にした。 北アルプスまで来たのだから綺麗な景色を見ながら稜線歩きを楽しめばいいのに なんでこうなるんだ、昨日は船窪岳じゃなくて烏帽子岳に直接行けばもっと楽だったじゃないか!と自問自答しながら一歩ずつ前に進む。でも挑戦したかったのだよ、この地味でハードなルートに。 黙々と歩いていると後ろから爽やかに挨拶された。 腕に大きなタトゥーを入れた屈強なイケメン男性だった。聞くと、今日扇沢から登ってきてこれから双六小屋まで走るといい駆けて行った。 北アルプスにはたまにこういうとんでもないバケモノがいる。 TVでサスケを見てたら普通に出ててもおかしくないような人だった。 不動岳まで登ったら怖いものはなくなった。残り3時間。イけると確信した。 途中ふんばりがきかないサラサラの砂地などもあったが想定内。 南沢岳山頂ではピンクの花がかわいいコマクサがあたり一面に咲いてて感激だった。 烏帽子岳分岐まで8時間半かかったが、体力的に余裕があったので寄り道して烏帽子岳のピークにも登った。 小屋に着いたのは2時半過ぎ。テントの受付をしようとすると激込みだと伝えられる。通常30張ほどに対して80張だと。 強引に池のそばのスペースに張ったが大雨が降ればアウトになりそうなところ。 加えて若者の団体のすぐそばだったのでうるさくて敵わない。夜も翌朝も口笛吹いていやがる、バカだろうか?バカだな。 御飯を食べて横になってたらかなり強めの雨が降って来た。 テントはきちんとした状態で張れてないからか少々水が染みてきた。 これ以上降ったらダメだなと思ってたら止んだ。 なんだか落ち着かないので翌日下山しようと決めた。 烏帽子岳から読売新道へのコースは来年以降にしよう。 船窪小屋4:55 →船窪分岐5:50 →船窪岳山頂6:10 →第2ピーク7:20 →不動岳10:20 →南沢岳12:00 →烏帽子分岐13:15 →烏帽子小屋14:40 

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。