茶臼岳【栃木百名山】

2017.08.13(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 59
休憩時間
56
距離
10.7 km
のぼり / くだり
623 / 1164 m
5
28
2 49
14
6

活動詳細

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[感想] 茶臼岳に登りました。この茶臼岳は日本百名山の那須岳の主峰であり栃木を代表する山でもあります。今回ロープウェイを使い茶臼岳、そして殺生石周辺も散策しました。茶臼岳を登った感想としては「日本百名山にふさわしく、何回登っても感動できる山」といったところでしょうか。いつ登っても新たな感動を味わうことができる、魅力溢れる山だと思います。 今回バスと電車を利用して茶臼岳に訪れました。バスは黒磯駅7:30発の始発バスに乗りました。運賃は片道1350円です。帰りは那須湯本温泉から乗車しました。運賃は820円です。もし茶臼岳のみを登り、ロープウェイ駅と黒磯駅を往復するのであればフリーパス(2600円で乗り降り自由、バスの中で買えます)がお得だと思います。 登山道に関してはさすが日本百名山、とても綺麗に整備されています。 トイレはロープウェイ山麓駅と山頂駅にあるので準備を整えてから登ることをお勧めします。 温泉は温泉神社近くに「鹿の湯」などの日帰り温泉があるので、1日の疲れを癒すのもいいでしょう。鹿によって発見された那須温泉元湯(鹿の湯)は1380年の歴史があり、古くから湯治場としても人気がある温泉です。 また今回殺生石に訪れました。この殺生石には「九尾の狐」という伝説があります。 「九尾の狐」とは美しい女性に化けて権力者をたぶらかし、多くの命を奪っため退治された狐のことです。そして九尾の狐は大きな毒石となり、その怨念で近づく者を殺し続ける、そんな伝説を残す石が殺生石です。 ロープウェイを使ったこのルート、どなたでも楽しめるルートだと思います。ぜひ機会がありましたら殺生石周辺も散策し、那須を満喫する旅に出掛けてみてはいかがでしょうか。那須の歴史にも触ることができ、山登りもさらに楽しくなるかと思います。

茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 茶臼岳に登りました。この写真はロープウェイ山頂駅から茶臼岳に向かう途中で見た茶臼岳です。この茶臼岳のゴツゴツとした重厚感、とてもかっこいい山だと思います。今日は茶臼岳を周回し、殺生石に至るルートで那須を満喫しました。
茶臼岳に登りました。この写真はロープウェイ山頂駅から茶臼岳に向かう途中で見た茶臼岳です。この茶臼岳のゴツゴツとした重厚感、とてもかっこいい山だと思います。今日は茶臼岳を周回し、殺生石に至るルートで那須を満喫しました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 スタートはここ、那須ロープウェイ山麓駅です。いつも那須連山を登るときは車で来ますが、今日はスタート地点とゴールが違うので、黒磯駅からバスに乗ってここまで来ました。山麓駅で準備を整えYAMAPをセットし出発です。
スタートはここ、那須ロープウェイ山麓駅です。いつも那須連山を登るときは車で来ますが、今日はスタート地点とゴールが違うので、黒磯駅からバスに乗ってここまで来ました。山麓駅で準備を整えYAMAPをセットし出発です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 まずはロープウェイに乗って山頂駅まで向かいます。ちなみにこのロープウェイ、20分間隔で茶臼岳の七合目から九合目まで運んでくれます。この日も多くの人が利用していましたが、111人乗りの大型ロープウェイなのでストレスなく移動することができます。
まずはロープウェイに乗って山頂駅まで向かいます。ちなみにこのロープウェイ、20分間隔で茶臼岳の七合目から九合目まで運んでくれます。この日も多くの人が利用していましたが、111人乗りの大型ロープウェイなのでストレスなく移動することができます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 山頂付近は青空も見えます。今日の天気は午前中が晴れ予報、なんとかもってくれるといいのですが、那須の天気はとても変わりやすいので少し心配です。
山頂付近は青空も見えます。今日の天気は午前中が晴れ予報、なんとかもってくれるといいのですが、那須の天気はとても変わりやすいので少し心配です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 山頂駅に着きました。
山頂駅に着きました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 ここから整備された登山道を登っていきます。
ここから整備された登山道を登っていきます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 お天気に関しては期待に反して雲が多くなってきました。
お天気に関しては期待に反して雲が多くなってきました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 こちらはウラジロタデでしょうか。登山道のあちらこちらに咲いていました。高山植物を愛でながら茶臼岳の大自然も満喫します。
こちらはウラジロタデでしょうか。登山道のあちらこちらに咲いていました。高山植物を愛でながら茶臼岳の大自然も満喫します。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 そして山頂手前の岩場をこなすと茶臼岳に到着です。展望に関しては残念ながらガスが出てきてしまい白一色でした。軽い食事をとりながらガスがきれるのをしばらく待ちましたが視界は全く変化がありません。綺麗な景色は次回に持ち越しです。
そして山頂手前の岩場をこなすと茶臼岳に到着です。展望に関しては残念ながらガスが出てきてしまい白一色でした。軽い食事をとりながらガスがきれるのをしばらく待ちましたが視界は全く変化がありません。綺麗な景色は次回に持ち越しです。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 茶臼岳山頂からは旧火口のお鉢巡りをしつつ
茶臼岳山頂からは旧火口のお鉢巡りをしつつ
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 朝日岳方面に下り、茶臼岳をぐるっと周回しながら下ります。
朝日岳方面に下り、茶臼岳をぐるっと周回しながら下ります。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 無間地獄です。茶臼岳で最も噴気を上げている場所です。2年前にも訪れましたが、「ゴー」と噴き出す音は健在です。茶臼岳が活火山であることを間近で体感することができます。
無間地獄です。茶臼岳で最も噴気を上げている場所です。2年前にも訪れましたが、「ゴー」と噴き出す音は健在です。茶臼岳が活火山であることを間近で体感することができます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 ぐるりと回り牛ヶ首に着きました。後ろに見える茶臼岳はガスの中、天気も下り坂です。
ぐるりと回り牛ヶ首に着きました。後ろに見える茶臼岳はガスの中、天気も下り坂です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 牛ヶ首から山頂駅方面に5分程歩くと殺生石と山頂駅との分岐「高雄口」に着きます。この分岐からは右に曲がり茶臼岳を離れ殺生石まで下山していきます。案内板には5.4km、135分との表示です。
牛ヶ首から山頂駅方面に5分程歩くと殺生石と山頂駅との分岐「高雄口」に着きます。この分岐からは右に曲がり茶臼岳を離れ殺生石まで下山していきます。案内板には5.4km、135分との表示です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 「高雄口」分岐からは道が細くなります。歩いている人もほとんどいなくなるので、賑やかな茶臼岳周辺とは異なり一気に淋しくなります。
「高雄口」分岐からは道が細くなります。歩いている人もほとんどいなくなるので、賑やかな茶臼岳周辺とは異なり一気に淋しくなります。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 殺生石に至る登山道に関しては整備が行き届いているので迷うことはありませんが、景色のない林の中をだらだらと下るので、とても長く感じます。また熊が出そうな雰囲気が漂っているので鈴をセットし下っていきます。
殺生石に至る登山道に関しては整備が行き届いているので迷うことはありませんが、景色のない林の中をだらだらと下るので、とても長く感じます。また熊が出そうな雰囲気が漂っているので鈴をセットし下っていきます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 途中にある飯盛温泉跡です。その昔この辺りは栄えていたのでしょう。今は鬱蒼とした森林に囲まれその痕跡は全くありません。茶臼の裏の顔にも触れることができました。
途中にある飯盛温泉跡です。その昔この辺りは栄えていたのでしょう。今は鬱蒼とした森林に囲まれその痕跡は全くありません。茶臼の裏の顔にも触れることができました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 下山ルートには水場もあります。長い下りは足にくるので一息いれます。
下山ルートには水場もあります。長い下りは足にくるので一息いれます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 殺生石とスキー場との分岐まで来ました。牛ヶ首から3.2km、1時間20分のペースで下りました。ここからY字路を右へ、さらに2.4kmの道のり、頑張って下っていきます。
殺生石とスキー場との分岐まで来ました。牛ヶ首から3.2km、1時間20分のペースで下りました。ここからY字路を右へ、さらに2.4kmの道のり、頑張って下っていきます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 こちらは分岐にあった案内板です。このスキー場との分岐から反対に登る場合、牛ヶ首さらに峰の茶屋までは1時間50分との表示ですが、自分のペースではとても無理だと思います。反対側から登る方は時間に余裕をもって登ることをお勧めします。
こちらは分岐にあった案内板です。このスキー場との分岐から反対に登る場合、牛ヶ首さらに峰の茶屋までは1時間50分との表示ですが、自分のペースではとても無理だと思います。反対側から登る方は時間に余裕をもって登ることをお勧めします。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 スキー場との分岐から殺生石までは傾斜も緩やかになり一安心と言ったところでしょうか。
スキー場との分岐から殺生石までは傾斜も緩やかになり一安心と言ったところでしょうか。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 そして別荘がある林道を通過し、さらに下っていくと
そして別荘がある林道を通過し、さらに下っていくと
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 殺生石に到着です。
殺生石に到着です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 この標柱の左奥、しめ縄のある石が殺生石です。(九尾の狐伝説を知らないとただの石がゴロゴロとした硫黄臭い場所に感じてしまいます)
この標柱の左奥、しめ縄のある石が殺生石です。(九尾の狐伝説を知らないとただの石がゴロゴロとした硫黄臭い場所に感じてしまいます)
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 そして殺生石近くにある「賽(さい)の河原」(別名:「三途の河原」)を見つめる千体地蔵です。見たこともない光景が広がり、この世とあの世の境界にいるような、そんな不思議な感覚になりました。
そして殺生石近くにある「賽(さい)の河原」(別名:「三途の河原」)を見つめる千体地蔵です。見たこともない光景が広がり、この世とあの世の境界にいるような、そんな不思議な感覚になりました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 雨も降り始めましたが、殺生石に隣接している那須温泉神社も散策しました。
雨も降り始めましたが、殺生石に隣接している那須温泉神社も散策しました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 こちらは拝殿です。この那須温泉神社はその昔、狩ノ三郎行広が村で悪さをしている大白鹿を、温泉に入っているところを弓で打ち、祈願成就したことから建立した神社だといわれています。
こちらは拝殿です。この那須温泉神社はその昔、狩ノ三郎行広が村で悪さをしている大白鹿を、温泉に入っているところを弓で打ち、祈願成就したことから建立した神社だといわれています。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 また温泉神社周辺はかつて芭蕉も立ち寄り、名勝「おくのほそ道の風景地」にも指定されています。拝殿の傍らの岩には芭蕉が詠んだ「湯をむすぶ 誓ひも同じ 石清水」という句が刻まれており、いつの時代も愛されている温泉地だということを感じることができます。
また温泉神社周辺はかつて芭蕉も立ち寄り、名勝「おくのほそ道の風景地」にも指定されています。拝殿の傍らの岩には芭蕉が詠んだ「湯をむすぶ 誓ひも同じ 石清水」という句が刻まれており、いつの時代も愛されている温泉地だということを感じることができます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 推定樹齢800年、御神木のミズナラです。お天気がよければゆっくり散策するのも楽しいでしょう。
推定樹齢800年、御神木のミズナラです。お天気がよければゆっくり散策するのも楽しいでしょう。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 そして温泉神社のすぐ近く、那須湯本温泉のバス停に到着です。今日は茶臼岳と殺生石を巡り、那須の自然と歴史に触れることができたので、とても充実した1日を過ごすことができました。お疲れ様でした。
そして温泉神社のすぐ近く、那須湯本温泉のバス停に到着です。今日は茶臼岳と殺生石を巡り、那須の自然と歴史に触れることができたので、とても充実した1日を過ごすことができました。お疲れ様でした。

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