チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 30
休憩時間
1 時間 9
距離
11.2 km
のぼり / くだり
1219 / 1214 m
14
1 28
1 13
24
9

活動詳細

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幌尻岳から富良野、美瑛、芦別で宿泊、旭川と北海道のヘソに当たる観光地を通り、大雪山朝日岳ロープウェイの駐車場で宿泊した。 駐車場から日帰り入浴に行った『湯元湧駒荘』はあの美人スノーボード銀メダリストの竹内智香さんの実家の旅館でした。本人こそいませんでしたが、スノボやパネルが飾ってあり、『明日の旭岳頑張ってね』なんて聞こえてくるようで、温泉プラス効果をつい勝手に感じてしまいました。 昨日は芦別温泉、今日は旭岳温泉と山の疲れを温泉が癒してくれている。北海道の山旅はホテル旅館に泊まらなくても十分温泉を堪能できるな。 朝、目を覚ますと実に寒い。車のルーフやガラスにバリバリと氷の花柄が描がかれている。7月というのに北海道の大雪山系だわ、やっぱり。 前の日にCoopで貰った段ボールをクッション性と暖房性向上のために敷いた効果が発揮できた。路上生活者のノウハウ活用は自然適用能力向上に必要不可欠なものになりつつある。 旭岳ロープウェイの始発は6時半だ。朝食と山支度を終え、早目ではあるがロープウェイを待つ人の列に並んだ。 ここは観光地化されてる山だな。大雪山系を縦走する為に大きなザックを背負っている人がいるかと思うとロープウェイで上まで行ってぶらりする恰好の人、軽装だが明らかに旭岳は登ろうとしている人、十人十色といっていい様子だ。大型観光バスが横付けされると列は一層長くなった。早目に並んでよかった。 6時30分の始発で姿見駅まで一気に高度を上げる。十勝岳がしっかり見えてくる。今日は絶好の天気になりそうだ。姿見駅到着。 7時、姿見駅からスタート。山だけに集中していた人達ではない旭岳はどこでどう人と話をしたり、挨拶したらいいか戸惑ってしまう。 明るくいこう、今回の旅の目標に『人と話をすること』を掲げていた。 それにしてもいい天気だ。青空の色が違うくすんでいない。時より現れる雲の流れがこれまた絵になる。これから登る十勝岳、トムラウシ山にこれから登らせて頂きますと挨拶しておく。 しかしながら、姿見の池を過ぎ、8合目辺りまでは強風が吹いている。丁度、尾根伝いに風の流れができるのだろう、寒くはないが、ウインドブレーカー代わりにカッパを着る。天候が悪い時はどれほどの体感温度になってしまうのだろうか。兎に角、北海道の山では特に体温が下がらないように注意した。ネックウォーマーや長袖やズボンエアーベントチャックなどでの調整で暑さ寒さには人一倍気にかけた。そういう癖をつけるようにしたと言うのが正解かもしれない。 8合目辺りを過ぎると風はおさまり、歩きやすくなった。更に景色も遠くまで見渡せるようになってきた。 8時47分、大雪山旭岳に登頂。北海道の2座目に足に置くことができた。 そこは360°の晴天のパノラマが広がっていた。北海道のヘソからは大雪山系は勿論、日高、石狩、増毛、芦別、知床が眼に入ってくる。 ピストンで戻るのは勿体無いが仕方がない。次回は是非とも縦走してみたい。こんな天候ならどれだけハイになれるのだろうかな。想像しただけでもヨダレがでる。 明日は十勝岳。これから移動して準備も必要だから、早目に下山しよう。 簡単な食事を済ませ、下山開始。 この頃になるとスタート時間が遅くなったロープウェイに乗った観光登山っぽい人達とすれ違い始めた。日本人だけでなく、中国、台湾、タイ、マレーシア、フィリピン、欧米人が沢山登ってくる。 こんな軽装でも大丈夫なのって人も中にはいる。今日なら大丈夫だろう。 人のことを心配するより、自分も気を付けろよと、滑らないように慎重に下った。 姿見の池からは登りのルートとは違うルートに入った。黒岳や別の角度からの旭岳が青空に映し出されている。池面にはまるで鏡面に写ったような山景や動き回る雲がまったく反対の景色を池面に焼き付けている。 ロープウェイで登ってこの辺りをハイキングしてもこの景色は感動ものだ。高山植物も咲き乱れており、大勢の人が大雪山をそれぞれの人にあった形で堪能できることはいいことだ。 11時、姿見駅に到着し僅かな休憩を取り、ロープーウェイで降りることにした。 明日の十勝岳に備え、早目に下山とした。 11時30分、旭岳駅に到着。 駐車場の近くの休憩小屋で昼食を取り、車中泊で散らかった車内を整理して十勝岳の麓の吹上温泉に向かった。

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