活動データ
タイム
08:33
距離
12.8km
のぼり
1950m
くだり
1973m
活動詳細
すべて見る7月10日金曜日、四国山地の小さなバンガローで宴が行われた。 九州YAMAPのゆりさん、みそさん、KOYANAGI117さんご一行のバンガローに厚かましくも押しかけて行った。 四国YAMAPからは、しばてんさん、くりきんさんと自分の3名。 活動日記で十分存じ上げている方々だが、もちろん初顔合わせで少し緊張する。 しかし九州遠征のときに感じた、旧友に会う感じは健在。 すぐにYAMAPネタで盛り上がる。 ゆりさんお手製のモツ鍋と高知のタタキの競演で普段飲まない自分も酒が進む、進む! 明日は楽しくなりそーだ。 ■いいなロープウェイ 石鎚山には、いくつかのルートがある。 今回は、代表的な成就社ルートと呼ばれるコースで登る王道ルート。 成就社まではロープウェイを使うのが一般的で所要時間は約8分。 当初、その超人的な活動日記の数々からロープウェイを使わないのではないかと四国YAMAPの面々は戦々恐々としていた(笑) 因みに使わなければ成就社までは参考タイム登り2時間40分、下り1時間30分が加わるタフなルートに早変わりする。 しかし、鎖場に力を残しておきたいからとロープウェイを使ってくれる事になったのでホッと胸をなで下ろす。 ヘタレな自分は念のため乗車チケット購入の際に往復チケットを強く勧めたのは言うまでもない。 窓から流れる景色を見て心底ロープウェイの存在に感謝した。 ■いいな自然林 石鎚山と言えば鎖場と天狗岳の切り立った岩陵のイメージが強いが、ルートの半分以上は自然林の心地良い登山道が続く。 ブナやヒメシャラの森でたっぷりと森林浴が楽しめるよう手入れされている。 今の季節、木々の間を吹き抜けてくる風は特に気持ちがイイ。 目立たないけれど、花や苔、立派な大木が楽しめるオススメポイントなのだ。 ただし、軽く足にくる微妙な間隔の木段が延々と続くのが玉に瑕。 ■いいな試しの鎖 いよいよ試しの鎖の基部へと到着。 先にいたパーティの方々がいて少し渋滞気味。 淡い期待を胸に一応、試しの鎖場は登山道にはまったく関係なく、登らなくても問題ない鎖で、登ったら反対側に降りなくてはいけない造りになっていると説明させてもらった。 すると先のパーティの方々が躊躇している横をスッと通り抜けて何のためらいもなく鎖に取り付くゆりさんとみそさん。 颯爽とした行動にその場にいた男性の中からすげえと声があがる。 そう、すごいんですよ。 しばてんさんはともかく、高いところが得意ではない僕とくりきんさんの淡い期待はシャボン玉のようにはじけた瞬間だった(笑) 前日の雨のせいでズルズル滑る足場に多少苦労はしたもののなんとか登りきる。 そこには、瓶ヶ森と雲海が広がっていた。 登ったこともないクセにネット仕入れた知識だけで、登らなくていい鎖なんて言ったことを激しく後悔。 ここは登れる体力があればチャレンジしてみる価値があると思う。 山頂を前にしてひとつ達成感を味わえる粋なポイントだ。 そして、そこに導いてくれた女神達に感謝。 ■いいな天狗岳と南尖峰 一の鎖からはみそさんが先行で登って行く。 この辺りからみそさんの顔がキラキラと輝いてきたような気がする。 一の鎖:全長33mで傾斜も一番緩やかで登りやすい鎖場。話のネタにどれかひとつ登られるならココが一番のオススメかもしれない。 二の鎖:全長65mで新しくなった休憩小屋奥の鳥居を抜けた岩場に取り付けられている。こちらはムリに岩場に足場を探すよりも鎖の輪をアブミのように使って登ったほうが楽かもしれない。 三の鎖:全長68mと石鎚山の中で最長且つほぼ垂直に掛けられている鎖場。迂回する方がもっとも多いが登りきると達成感も格別。 自分は息も絶え絶えでようやく登ったが、さすが九州YAMAPの方々は余裕の表情。 そして、本日のメインイベント天狗岳へと向かう。 切り立った岩場をスイスイ進むゆりさんとみそさんに遅れまいと着いてく男性陣(笑) 念願の天狗岳では勿論、普通の記念写真の他にYAMAP黒Tシャツ軍団withしばてんさん白Tシャツで撮影したのは言うまでもない。 テンションの上がったみそさんの広報活動もヒートアップして、ふたりのイケメンをゲットする。 天狗岳の先には東陵から登ってくることができる南尖峰がそびえている。 その岩陵は美しく、ゆりさんが行くと言い出すのは自然なこと。 ここでKOYANAGI117さんが、もうお腹いっぱいですよと抵抗するも「折角ココまで来て」と集中砲火あえなく撃沈。 実は、自分も同意見だったが言わなくてホントによかった。 またも女神達を先頭に南尖峰へと向かい始めるとウソのようにガスが晴れ、さながら天界のような光景が広がる。 この季節にこれだけお天気に恵まれるとはスゴイ強運だ! ■いいなYAMAP 心ゆくまで鎖と岩陵を楽しんだ我々は少し寂しさを感じつつ下山開始。 帰りはさすがに鎖を使う気配はないようなのでホッとした。 もし帰りも鎖でという事になっていたら泣いていたかもしれない(笑) 順調に下山していると「くりきんちゃ〜ん」と声がする。 ナント!ふく夫婦さんファミリーとお会いできた! 事前に僕もくりきんさんもふく夫婦さんが同じ日に石鎚山に登ることは知っていたが、山頂では姿が見えず半ばあきらめていた。 それだけに嬉しいサプライズとなった。 YAMAPで繋がった縁が呼び込んだ小さな奇跡かもしれない。 いいぞYAMAP。 ■いいな温泉後のまったり 下りの微妙な木段に少し苦戦しながらも発車時間30秒前に下りのロープウェイに滑り込みセーフ。 ロープウェイのありがたさを噛みしめながら成就社に到着。 本殿と拝観社にてお礼参りの後、京屋旅館の温泉に入浴。 入浴料は500円で白濁のナトリウム泉で傷や疲労効き、お肌もツルツルになる山ガールに是非入浴してもらいたいイイお湯。 湯上がりに女性陣を待ちながらノンアルで乾杯。 KOYANAGI117さんに翌日の予定を聴くと「どうするんでしょ。僕に決定権はないですよー。」と笑って話す。 物静かで、あまり自己主張しないイメージだが裏を返せば、ゆりさんとみそさんの要求を受け入れられるだけの力があるということ。 やっぱ九州YAMAPは男性も女性もすごいな。 しばし、まったりと過ごしたあとは、いよいよ別れのとき。 例の祭りの後の寂しさを味わうのかと思いきや、今回は面白かった事ばかりが思い出される。 楽しい余韻に浸りつつ帰路についた。 よっしゃ、また九州に行かなくちゃね! さあて、次回は土小屋ルートから再登頂だ!(笑)
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