活動データ
タイム
24:25
距離
37.2km
のぼり
2373m
くだり
2372m
活動詳細
すべて見る一泊二日でカムエクに行ってきました。二日間の日程だと時間に余裕があるので、3時間の釣りタイムを設けたのですが、この後とんでもないことになります。 ■札内川ヒュッテ~八ノ沢分岐 金曜の夜に札幌を出発し札内川ヒュッテで一泊。時間に余裕があるのを良いことに、調子に乗ってお酒を飲んで就寝。3時間だけ睡眠を取り出発。トンネルから七ノ沢分岐までの7キロを進み、沢靴に履き替え、札内川を登ります。前日の夜に雨が降っていたせいか、若干増水気味。途中、魚がいそうなところで釣りをしましたが、全く釣れませんでした。八ノ沢分岐に到着し、札内川で2時間半ほど釣りタイム。相方は2匹釣ってましたが、私はだけ釣れず…。釣りを諦め、三股へ移動。 ■八ノ沢分岐~三股 八ノ沢の上流まで来ると、釜状になっている釣りポイントを発見。悔しいので竿を投げると、なんと入れ食い状態。釣りに夢中になり、1時間ほどロスしてしまいます。15時前に三股に到着。急いでカールへ出発。 ■八ノ沢カール前(撤退) 三股から3分の1ほど進んだ当たりで、小沢に迷い込みます。迷い込んだ当初は進みやすいので、ルートから外れていることに気が付きませんでした。気づいた時には、50メートルほど登っており、夕暮れも近いため、元来た道を引き返すという判断ができませんでした。正規ルートに無理やり戻るため、笹薮に飛び込み、藪を泳ぎながら軌道修正。滑りやすい笹藪の斜面を下りながら、あと少しで正規ルートに戻れるところまで来た瞬間、藪の先は絶壁になっていました。もしもあと5メートル進んでいたら、もしも足を滑らせていたら、この記事は書けなかったでしょう。間違いなく即死です。斜面を横にスライドしながら、なんとか小沢に戻ることが出来ました(正に火事場の馬鹿力)。藪漕ぎ、昨日の飲酒、睡眠不足、そして前回の幌尻岳から3週間、全くトレーニングを行っていなかったため、カールまで登る体力も時間も無く、三股のテント場まで引き返しました。 ■三股~八ノ沢カール 当たりに落ちている薪を燃やし、釣ったオショロコマで鋭気を養い就寝。翌日、八ノ沢カールに再チャレンジ。偽ピンクテープに騙されて廃道(?)に迷い込みましたが、昨日の失敗を糧に、元来た道を引き返し、正規ルート通りに進むことができました。 八ノ沢カールは紅葉に染まり、あまりの絶景に疲れが一気に吹き飛びました。 ■八ノ沢カール~カムエク カールから稜線に向かう途中、新鮮なクマの糞(青色)を発見。笛や奇声を上げながら山頂を目指します。稜線に出ると、ハイマツがお待ちかね。ヤオロよりは酷くないですが、脛に懐かしい痛みを感じました。9時ごろに山頂に到着しましたが、若干ガスっていたことが残念でした。 ■今回の反省点(自分への戒め) ********************************************************** ・登山前日は禁酒 ・トレーニングを怠らない(最低でも登山の1週間前に行う) ・【重要】迷ったら必ず元来た道へ引き返す ・膝サポーターを必ず携帯 (トレーニング不足で左膝が痛くなりました…orz) ・日高の山に登るときは、コースタイム+調整時間を設ける ・日没の2時間前には目的地に到着するよう計画を組む ********************************************************** ■カムエクの注意点 ********************************************************** ・三股~八ノ沢カールまでは、小沢や廃道に注意。YAMAPのルートからそれた瞬間に引き返す。 ・落石が発生しやすいため、ヘルメットを必ず着用。また、パーティで登るときは、落石箇所では間隔をあける。 ・降水量と各川の水位に留意 札内川(本流)は増水、減水に時間がかかる。 逆に八の沢(支流)は、すぐに増水するが減水するのも早い。 ※増水時には、川の水深が1メートルを超すこともある いずれにせよ、この山域に足を踏み入れる際は、登山日の数日前まで遡って、降水量を調べておく必要がある。 ▼参考情報 ・気象庁 過去のデータ(降水量) http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_a1.php?prec_no=22&block_no=1430&year=2017&month=9&day=&view= ********************************************************** 以上、お付き合いいただきありがとうございました!
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