ポンポン山系花しらべ 9月

2017.09.18(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 45
休憩時間
54
距離
9.6 km
のぼり / くだり
698 / 715 m
34
1 26

活動詳細

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台風一過。雲が残るものの時折晴れ間が覗く。台風によるジェット水流で洗浄された花を愛でる。 府道79号伏見柳谷高槻線をペダリングにて北上。本年11月の高槻〜川西間開通を目指し、高槻ICの工事も急ピッチで進む。成合集落に寄り道した後、坂を登る。川久保峠まで上がると明らかに気温が降下。川久保渓谷では台風がもたらした雨が渓流に混じる。林道ポンポン山線を進み、舗装の途切れる眼鏡橋にてペダルから降りる。林道分岐から水声の道へ。期待のホトトギスはダメージを受けた模様。蕾もあるので今後に期待。山頂に到着し一休み。気温22度、心地よい秋風が吹く。西尾根に降り、福寿草群生地横から竈ヶ谷へ。沢は増水しており、渡渉は一苦労。支流の合流の度に水量が増し石飛びの難度が上がり、靴は水膨れ。 森の案内所に到着し、曙草を観察。陽の注ぐテラスに座り、靴と靴下を乾かしながら昼食を摂る。 軽くなったリュックと靴、急坂を登り東尾根へ。メインの踏み跡に目を凝らし、YAMAP軌跡で随時修正し東海自然歩道へ。山頂方面へ進み、「ʕ•ᴥ•ʔ注意」の看板を目印に谷に入り、捷路を下る。川久保渓谷に出、起点に戻りトラックアウト。 神峯山(かぶさん)の森自然園閉園まで残り40分。サドルに跨り軽快に渓谷を下り、本山寺線に入る。際面ヶ谷線に合流し、自然園前に到着。残り20分、駆け足で季節の花々にご挨拶。 今回、台風直後だったので、高圧ならぬ低気圧水流で洗い流されたクリーンな花びらを存分に楽しむ事ができました。この山域の花巡りは、竈ヶ谷と神峯山の森自然園を絡めるのが良いようです。 次回は10月中旬の土曜日、出灰を起点にしようかなと思っています。

ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 玉簾(タマスダレ)。白い花と、葉が集まっている様子を『玉』と『簾』に例える。
玉簾(タマスダレ)。白い花と、葉が集まっている様子を『玉』と『簾』に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 継子の尻拭い(ママコノシリヌグイ)。棘の多い茎や葉の様子を、血の繋がらない子への虐め的な行為に例える。
継子の尻拭い(ママコノシリヌグイ)。棘の多い茎や葉の様子を、血の繋がらない子への虐め的な行為に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 溝蕎麦(ミゾソバ)。溝や用水路に生えており、蕎麦に似ていることから。ママコノシリヌグイほど棘は鋭くはない。
溝蕎麦(ミゾソバ)。溝や用水路に生えており、蕎麦に似ていることから。ママコノシリヌグイほど棘は鋭くはない。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 菊芋(キクイモ)。花が菊に似ており、根が芋のように塊茎となることから。芋は食用となる。
菊芋(キクイモ)。花が菊に似ており、根が芋のように塊茎となることから。芋は食用となる。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 菊芋擬(キクイモモドキ)。別名、姫向日葵(ヒメヒマワリ)。菊芋に似ているが、塊茎は作らない。また、菊芋とは違い、葉は対生する。
菊芋擬(キクイモモドキ)。別名、姫向日葵(ヒメヒマワリ)。菊芋に似ているが、塊茎は作らない。また、菊芋とは違い、葉は対生する。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 露草(ツユクサ)。朝咲き、昼には萎む様子を朝露に例える。
露草(ツユクサ)。朝咲き、昼には萎む様子を朝露に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 韮(ニラ)の蜜を吸う姫赤立羽(ヒメアカタテハ)。
韮(ニラ)の蜜を吸う姫赤立羽(ヒメアカタテハ)。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 片喰(カタバミ)。夜になるとハート型の葉を半分に閉じ、葉が食われたように見えるため。
片喰(カタバミ)。夜になるとハート型の葉を半分に閉じ、葉が食われたように見えるため。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 赤片喰(アカカタバミ)。花びらの付け根に赤い斑の入る片喰。
赤片喰(アカカタバミ)。花びらの付け根に赤い斑の入る片喰。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 面高(オモダカ)。人の顔に似た葉が高く伸びることから。後方に、常葉爆(トキワハゼ)。葉が年中咲いており、実が爆ぜるため。
面高(オモダカ)。人の顔に似た葉が高く伸びることから。後方に、常葉爆(トキワハゼ)。葉が年中咲いており、実が爆ぜるため。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 高三郎(タカサブロウ)。貧しい暮らしの高三郎と言う名の人物が、この草の茎で文字を書いたという逸話から。別名、墨斗草(ぼくとそう)。
高三郎(タカサブロウ)。貧しい暮らしの高三郎と言う名の人物が、この草の茎で文字を書いたという逸話から。別名、墨斗草(ぼくとそう)。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 彼岸花(ヒガンバナ)。お彼岸の頃に咲くことから。
彼岸花(ヒガンバナ)。お彼岸の頃に咲くことから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 野芥子(ノゲシ)。野に咲き、芥子に似た葉をつけることから。
野芥子(ノゲシ)。野に咲き、芥子に似た葉をつけることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 溝隠(ミゾカクシ)。溝を隠してしまう程、生茂ることより。
溝隠(ミゾカクシ)。溝を隠してしまう程、生茂ることより。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 房藤空木(フサフジウツギ)。房状の花が藤に、対生する葉が空木に似ていることから。
房藤空木(フサフジウツギ)。房状の花が藤に、対生する葉が空木に似ていることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 豆朝顔(マメアサガオ)。小さな朝顔。小さいことを豆に例える。
豆朝顔(マメアサガオ)。小さな朝顔。小さいことを豆に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 錦草(ニシキソウ)。葉の緑と茎の赤の調和を『錦』に例える。
錦草(ニシキソウ)。葉の緑と茎の赤の調和を『錦』に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 虎杖(痛取、イタドリ) 左: 雄株 右: 雌株
一説によると、若葉を揉んで刷り込むと傷の痛みが消えることから。
虎杖(痛取、イタドリ) 左: 雄株 右: 雌株 一説によると、若葉を揉んで刷り込むと傷の痛みが消えることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 葛(クズ)。秋の七草の一つ。
葛(クズ)。秋の七草の一つ。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 待宵草(マツヨイグサ)。宵を待って花を咲かせることから。
待宵草(マツヨイグサ)。宵を待って花を咲かせることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 アメリカ栴檀草(アメリカセンダングサ)。北アメリカ原産。葉が栴檀の木の葉と似ていることから。
アメリカ栴檀草(アメリカセンダングサ)。北アメリカ原産。葉が栴檀の木の葉と似ていることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 星朝顔(ホシアサガオ)。星型の朝顔。
星朝顔(ホシアサガオ)。星型の朝顔。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 盗人萩(ヌスビトハギ)。花が萩に似ており、気付かないうちに種が衣服に付くことから。
盗人萩(ヌスビトハギ)。花が萩に似ており、気付かないうちに種が衣服に付くことから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 照葉野荊(テリハノイバラ)の実。葉に光沢のある野荊。
照葉野荊(テリハノイバラ)の実。葉に光沢のある野荊。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 仙人草(センニンソウ)。実の先端に付く長い毛を仙人の髭に例える。
仙人草(センニンソウ)。実の先端に付く長い毛を仙人の髭に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 姫女苑(ヒメジョオン)。小さな紫苑(シオン)の姫紫苑に似て、それと区別するため。
姫女苑(ヒメジョオン)。小さな紫苑(シオン)の姫紫苑に似て、それと区別するため。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 水引(ミズヒキ)。花や蕾の上下が紅白になる様をご祝儀袋の水引に例える。
水引(ミズヒキ)。花や蕾の上下が紅白になる様をご祝儀袋の水引に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 金水引(キンミズヒキ)。花が黄色く、花序が水引に似ていることから。
金水引(キンミズヒキ)。花が黄色く、花序が水引に似ていることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 現の証拠(ゲンノショウコ)。代表的な薬草。下痢止めとして確かな効能があることから。
現の証拠(ゲンノショウコ)。代表的な薬草。下痢止めとして確かな効能があることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 狐の孫(キツネノマゴ)。花を子狐の尾に見立てた等の説があるが、詳細は不明。
狐の孫(キツネノマゴ)。花を子狐の尾に見立てた等の説があるが、詳細は不明。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 藪豆(ヤブマメ)。藪に生える豆。
藪豆(ヤブマメ)。藪に生える豆。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 野紺菊(ノコンギク)。野生の紺の菊。
野紺菊(ノコンギク)。野生の紺の菊。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 野萱草(ノカンゾウ)。葉が萱(カヤ)に似ることから。『野』は『藪』より人里から離れていることを示す。
野萱草(ノカンゾウ)。葉が萱(カヤ)に似ることから。『野』は『藪』より人里から離れていることを示す。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 松風草(マツカゼソウ)。松の枝の姿に似ていて、風情もあることから。
松風草(マツカゼソウ)。松の枝の姿に似ていて、風情もあることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 秋丁子(アキチョウジ)。秋に咲き、花が丁子(クローブ)に似ていることから。
秋丁子(アキチョウジ)。秋に咲き、花が丁子(クローブ)に似ていることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 鵯花(ヒヨドリバナ)。ヒヨドリが鳴く頃に花を咲かせることから。
鵯花(ヒヨドリバナ)。ヒヨドリが鳴く頃に花を咲かせることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス)。花の斑点が鳥の杜鵑(ホトトギス)の胸にある斑点に似ていることから。山路で良く見かける杜鵑草。
山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス)。花の斑点が鳥の杜鵑(ホトトギス)の胸にある斑点に似ていることから。山路で良く見かける杜鵑草。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 薙刀香薷(ナギナタコウジュ)。シソ科特有の強い香りがあり、花序が薙刀に似ることから。
薙刀香薷(ナギナタコウジュ)。シソ科特有の強い香りがあり、花序が薙刀に似ることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 丸実の山牛蒡(マルミノヤマゴボウ)。実が分果せず、丸いままなので。
丸実の山牛蒡(マルミノヤマゴボウ)。実が分果せず、丸いままなので。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 釣船草(ツリフネソウ)。細い柄に垂れ下がる花を帆を上げた釣り船に例える。
釣船草(ツリフネソウ)。細い柄に垂れ下がる花を帆を上げた釣り船に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 雄宝香(オタカラコウ)。根茎の香りが防虫剤や香料となる宝香(樟脳)に似ているため。『雄』は『雌』の対比で、大きいことを表す。
雄宝香(オタカラコウ)。根茎の香りが防虫剤や香料となる宝香(樟脳)に似ているため。『雄』は『雌』の対比で、大きいことを表す。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 秋の田村草(アキノタムラソウ)
秋の田村草(アキノタムラソウ)
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 曙草(アケボノソウ)。花びらにある斑点を夜明け前の星空に例える。
曙草(アケボノソウ)。花びらにある斑点を夜明け前の星空に例える。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 山塔花(ヤマトウバナ)。山に咲く塔花。段咲きする様子を仏塔に見立てたことから。
山塔花(ヤマトウバナ)。山に咲く塔花。段咲きする様子を仏塔に見立てたことから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 藪蘭(ヤブラン)。藪に咲き、葉が蘭に似ることから。
藪蘭(ヤブラン)。藪に咲き、葉が蘭に似ることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 鬼灯(ホオズキ)。一説では、赤いほっぺの子供が実を吹いて遊ぶ様を示す『ホオフキ』が訛化。
鬼灯(ホオズキ)。一説では、赤いほっぺの子供が実を吹いて遊ぶ様を示す『ホオフキ』が訛化。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 秋海棠(シュウカイドウ)。秋に花海棠に似た淡いピンクの花を咲かせることから。
秋海棠(シュウカイドウ)。秋に花海棠に似た淡いピンクの花を咲かせることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 雁草(カリガネソウ)。花が雁に似ていることから。
雁草(カリガネソウ)。花が雁に似ていることから。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 長葉の高野箒(ナガバノコウヤボウキ)。長い葉の高野箒。高野箒の細い茎はしなやかで丈夫なため、束ねて高野山で箒として利用されていたため。
長葉の高野箒(ナガバノコウヤボウキ)。長い葉の高野箒。高野箒の細い茎はしなやかで丈夫なため、束ねて高野山で箒として利用されていたため。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 蔓竜胆(ツルリンドウ)。蔓状の竜胆。竜胆の根はとてつもなく苦い胃の薬。最上級の胆汁の意味で龍胆(リュウタン)と名付けられ、後に竜胆(リンドウ)に訛化。
蔓竜胆(ツルリンドウ)。蔓状の竜胆。竜胆の根はとてつもなく苦い胃の薬。最上級の胆汁の意味で龍胆(リュウタン)と名付けられ、後に竜胆(リンドウ)に訛化。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 黄花秋桜(キバナコスモス)。コスモスの和名は秋桜(アキザクラ)。山口百恵のヒットソング『秋桜』以降、『コスモス』の読みが定着。
黄花秋桜(キバナコスモス)。コスモスの和名は秋桜(アキザクラ)。山口百恵のヒットソング『秋桜』以降、『コスモス』の読みが定着。
ポンポン山・釈迦岳・小塩山・若山 (おまけ)間も無く開通、高槻IC
(おまけ)間も無く開通、高槻IC

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