丹生山系　不動滝～点名：下村　周回

勝雄不動滝の巻道からシビレ山東北コルへ登り、送電線管理道を利用して丹生神社への参詣道を下村へ戻る計画でしたが、管理道を離れると僅かな踏み跡もシダ薮に覆われて薮漕ぎになりました。地形図では小高い丘の様な稜線ですが、実際には小さな沢も複雑に入り込んでいるので、頻繁にGPSで確認しながら進みました。ほんの小さなコブの登りでシダ薮の中を掻き分けて進むのも背丈程の高さがあり、所々サルトリイバラも混じり少しずつしか進みません。こんな時に限って薮山装備の剪定鋏もナタもノコギリも持ってこなかったのを悔やみます。何とか三角点までは到達したが、この先の長い尾根には、国土地理院地図に書いてある道を期待したが薮に埋もれ残っていません。 登りなら上を目指せば良いのですが、降りでは少しの方向違いで、谷筋や崖、急傾斜が待ってます。少し進んでは地形確認を繰り返し又進みます。途中二ヶ所程砂礫地に出るとホッとします。 二度目の砂礫地で腹拵えし又薮尾根を進み灌漑用溜池近くになるとシダ薮も低くなり歩き易くなります。二つ目の池まで到達すると何処からか人の歩ける道が現れホッとしますが、人里に近づくと竹薮も混じり右往左往しながらやっと人里に降りて来ました。 蜘蛛の巣とサルトリイバラ、羊歯に竹と薮山特有の障害物オンパレード、これもGPSのお陰ですよね。