第25回日本山岳耐久レース 〜長谷川恒男CUP〜

2017.10.08(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
14 時間 19
休憩時間
20
距離
65.1 km
のぼり / くだり
5340 / 5338 m
1 41
1 21
4 12
3 46
1 31

活動詳細

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通称「ハセツネ」で親しまれるこの大会はトレイルランナーならほとんどの人が知っていると言って良いほどメジャーですが、自分は去年に続き2回目の出場でした。 レースにつき写真は少ないです。さらに視界不良の天気で画像も良くないです💦 GPSは誤差が出る為63kmくらいになってます。 大会について(ウィキペディア)↓ https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%BB%E3%83%84%E3%83%8DCUP 長谷川恒男↓ http://yamahack.com/1582 長谷川恒男の業績を称え冠を称したトレイルレースなのですが、なぜ世界的クライマーとトレイルレース?と思うかもしれません。 その理由が↓(オフィシャルサイトより) 『ヒマラヤではファイナルキャンプよりアタックするとき、頂上を極めてからアタックキャンプに帰還するまで、昼夜にわたることがしばしばあります。これを私たちのふるさと東京の山におけるトレーニングの一環として、ヒマラヤを目指す若いクライマーの登竜門として、この『日本山岳耐久レース』を位置づけていきます』 ということらしいです。 まぁヒマラヤなんて目指さないにしても、自然の厳しさを味わうことも含めたトレーニングにはなるわけですね。 自分はトレイルランニング歴はまだ浅いのですが、このハセツネの71kmという距離はウルトラトレイルの中では決して長い方ではありません。 国内だけでみても100kmや100マイルなど鬼のようなレースは各地にあります。 でも、それらを経験してる人達からもこのハセツネは「厳しい」と口にするそうです。 その主な理由が ①エイドステーションは42km地点のたった一箇所(月夜見第二駐車場)で水orポカリ1.5リットルの補給。それ以外一切無し。応援者含め他者から食べ物や飲み物を貰うのも禁止。 ②他のトレイルレースでは舗装路や林道をしばらく走る区間も結構あったりしますが、ハセツネはこれが殆どなく"走れないレース"。上っては下り…がレース中何度も来ます。 ③レースには珍しく13:00スタート。これにより夜間トレイル(登山)が必須となります。昼と夜との気温差。そして変わりやすい山の天気。霧や雨で視界不良にもなります。 疲労と共に睡魔も襲ってくるかもしれません。 どれだけの装備品を持つかは自分次第。 そして何が起きても自己責任。 細かい指定はありませんが、山岳保険への加入は必須で受付でチェックされます。 自分は去年の初参加で①の補給で大失敗しました。節約しながら飲んでたつもりが、蒸し暑さから30kmあたりでハイドレーションが空っぽになってしまったのです。人から貰うこともできないし、進み続けたら脱水で倒れるんじゃないか…そんな喉の渇きとリタイアが頭をよぎりながら進んだのでした。 この苦い経験を教訓に今年は対策して臨みました。 でも前半の上りはかなり体力を使うし汗だくになるので給水は慎重になりました。 そして今年は③でちょっぴりやらかしました。 霧の夜道を進んでく中でいつのまにかコースアウトしてしまったのです。(地図上でもおかしな所が確認できると思います💦) 前を行く人についていきながら、暗いので前方の足元ばかり気にしていました。そしたら前の人が突然立ち止まり 「これ…コース違ってますかね??」 と聞いてきたのです。 突然のことに自分も驚き、よく周りを見渡してみると…自分達が進んでる場所よりもっと上の方でヘッドランプの光が流れていくのが確認できました。 「あ!あっちだ…」 幸い進んだ道は500mもないくらいなので大きなロスではなかったのですが、大会では初めての経験をしました。 天気はというと、スタート前のお昼は雲はあるものの日射しが強く暑くて給水が少し不安に感じました。 日が落ちてそろそろライトをつける頃は、ガスってきてヘッドランプをつけると霧で前方が白くなりよく見えません。片手は塞がるけどハンディライトに切り替えて足元を照らして進みました。(でも今回他のランナーから良いヒントを得ました) そして奥多摩エリアの三頭山あたりから大岳山にかけては、シトシトと雨が降っていました。 所々の土はぬかるみ、ただでさえ滑りやすい岩場や木の枝はとっても良く滑ります…💧 特に大岳山の岩場は急峻かつ去年も滑って嫌だなと思っていたのに、今年も最悪の路面状況…。 前半はまずまずのペースで進めましたが、後半は雨と霧で慎重に進んだため思った以上に時間がかかってしまいました。 でも尻もちつくこともなく(何度も滑りましたが)、怪我もなく、去年より少しだけタイムを縮めてゴールできました。 ゴール後は満身創痍で脚も棒で💧 「もうやりたくない」 「今回で最後にしようか」 とも思うのですが、車で仮眠して一晩明けたら、なぜか清々しい気持ちになり、今後の意欲が湧いてくるのです(笑) そしてもっと上の大会にチャレンジしようと思えてくるのだから本当不思議ですね😅 参加資格は16歳以上といたってシンプルなので、皆さんも人生一度の経験としていかがでしょうかw 名前だけ聞くと過酷なイメージですが、実際の参加者はシリアスランナーだけでなく、友達同士、家族、カップルで出場してる人もいます。 長丁場ですけど24時間という時間はゆとりありますから、ランナーでなくてもゴールできる可能性は十分あります。 (それなりの体力づくりは必要ですが) 【10/15追記】 ララムリ族のハセツネ参戦 http://www.ntv.co.jp/gyoten/ 過去の放送内容 http://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20170808_03.html 【備忘録】 スタート前給水 水500ml ハイドレーション パック 1.5L + 500ml+500ml 第二関門地点までの消費2L →ポカリ1.5L補給 綾広の滝 →自然水500ml補給 ゴール後残り500ml

ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 朝一で駐車場に到着し、少し仮眠しておきます。まだ月が出てる。
朝一で駐車場に到着し、少し仮眠しておきます。まだ月が出てる。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) ハセツネ臨時駐車場。実はグーグルマップでも表示されるほどメジャー⁉︎
ハセツネ臨時駐車場。実はグーグルマップでも表示されるほどメジャー⁉︎
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 8時から選手受付開始。
8時から選手受付開始。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) お昼前には受付エリアも大混雑。
お昼前には受付エリアも大混雑。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) スタートのアーチ前で。
スタートのアーチ前で。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 人気大会だけに協賛企業もズラり。
人気大会だけに協賛企業もズラり。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 走る民族「タラウマラ族」からも参戦。日テレの番組取材も入ってて、後日放送されるようですよ。
走る民族「タラウマラ族」からも参戦。日テレの番組取材も入ってて、後日放送されるようですよ。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) あと2分でスタート。いよいよか…
あと2分でスタート。いよいよか…
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) コースの前半は関東ふれあいの道も進んでます。
コースの前半は関東ふれあいの道も進んでます。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 三国峠。
三国峠。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 浅間峠。
浅間峠。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 森林の中ともあってだいぶ暗くなってきました。そろそろライトを。
森林の中ともあってだいぶ暗くなってきました。そろそろライトを。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 奥多摩三山のひとつ、三頭山。ここでちょうどコースの半分くらいです。上りの連続が脚にきます。
奥多摩三山のひとつ、三頭山。ここでちょうどコースの半分くらいです。上りの連続が脚にきます。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 三頭山から約6kmくらい進んで月夜見第二駐車場。ここにたどり着けると本当にホッとします。お水ありがたや…
三頭山から約6kmくらい進んで月夜見第二駐車場。ここにたどり着けると本当にホッとします。お水ありがたや…
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 座りこんだり、寝てる人などさまざま。
座りこんだり、寝てる人などさまざま。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 奥多摩三山のひとつ、御前山。だらだらとした上りが続きました。視界悪くてiPhoneカメラじゃうまく撮れない
奥多摩三山のひとつ、御前山。だらだらとした上りが続きました。視界悪くてiPhoneカメラじゃうまく撮れない
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 奥多摩三山のひとつ、大岳山。雨に濡れた岩場の連続で苦労しました。ここまでくればあともうひと息。
奥多摩三山のひとつ、大岳山。雨に濡れた岩場の連続で苦労しました。ここまでくればあともうひと息。
ハセツネCUP・日本山岳耐久レース(71.5kmコース) 日の出山からの東京の夜景。ここに着くころは天気回復してました。のんびり眺めていたいけど早くゴールもしたいから先を急ぐ。
日の出山からの東京の夜景。ここに着くころは天気回復してました。のんびり眺めていたいけど早くゴールもしたいから先を急ぐ。

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