10月の半ば。雲空のち雨模様での寄り道。

唐津城に行きました。 海のそばにある唐津城。 穏やかな海の景色が美しい。 途中、伊都安蔵里に寄りました。 レストランやカフェを併設し、伊都の自然の恵を頂ける空間です。 旧福寿醤油から伝わる建物は、時間を重ね、その場所の持つ力強さが感じられます。 最後の寄り道は 福岡西区の酒蔵さん、杉能舎、明治3年創業。 こちらも黒光りしている建て具や、剛健な木造建築、天井高くそびえる建物を支える巨大な梁に目を奪われます。 一歩店内に入れば、冷んやりした空気に迎えられます。長い年月を経た木造建築が醸す空気感でしょうか。 この環境が、美味な酒を作り出す一因なんでしょう。 そしてこの場を特別、静けさと不思議な落ち付きを醸し出させる、その正体は 菌。 酒作りのためにずっと生き続けている菌たち。 目には見えないけれど、恵を与えてくれるものが確かにあって、ここに感じられます。 菌が生き続ける、菌を活かす場があります。