赤石・聖・上河内岳縦走 3日目 聖平小屋~畑薙大吊橋

2015.07.25(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 1
休憩時間
51
距離
13.9 km
のぼり / くだり
1026 / 2331 m
1 14
25
1 12
14
1 21
52
25

活動詳細

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椹島ロッジ~(大倉尾根)~赤石岳~百間洞山の家(泊)~大沢岳~中盛丸山~兎岳~聖岳~聖平小屋(泊)~南岳~上河内岳~茶臼岳~畑薙大吊橋 ●山行3日目 4:25聖平小屋出発。小屋からすぐの木道を歩き、突き当たりを左に折れ、南岳へ向かいます。分岐を過ぎると登りの始まりです。最終日はようやく天気に恵まれ、途中の登りで見る富士山がとてもきれいでした。後ろを振り返れば聖岳。とっても大きいです。 5:40南岳。富士山と聖岳がよく見えました。 ここから30分ほどで上河内岳の肩です。つづら折りのザレ場を山頂まで登ります。見上げると迫力がありますが、思ったほど時間はかからなかったです。 早朝の上河内岳は風が強く吹いており、寒かったです。ですが、展望は最高でした!! 360度、遮るものがありません。おととし登った悪沢・赤石岳、昨日登った兎・聖岳、これから向かう茶臼岳、その先に光岳・深南部の山々、安倍奥の山々、富士山…。最高の眺めではありませんか!! (余談ですが…)ウチの隊長は南アルプスで上河内岳が一番のお気に入りの山だそうです。登っても、見ても最高と申しております(^^ゞ もっともっと長居をしていたかったのですが…寒さが身に堪えました (>_<) 30分ほどでしたが、体が冷え切ってしまいました。 肩まであっという間に下り、その先の岩場を越えると、気持ちのいい稜線歩きです。空の青と雲の白、そして上河内岳の緑。何度も何度も振り返って上河内岳を眺めます。天気が良くなって本当によかった!! さらに、奇岩・竹内門、亀甲状土と目に入ってくるもの全てが素晴らしいです。 茶臼小屋・畑薙方面分岐を素通りして、茶臼岳山頂への登りに取り付きます。なだらかで登りやすかったです。茶臼岳山頂も360度の大展望です。風もほんの少しですが弱まり、日差しが暖かかったです。遠くに御嶽山、先々週に登った恵那山も見えました。 今回の山行の最後のピーク、茶臼岳から南ア南部の山々に別れを告げて下り始めます。分岐を今度は、茶臼小屋・畑薙方面へと折れて行きます。茶臼小屋でお気に入りの上河内岳の山バッチを調達した後、本格的な下りに入ります。 樹林帯の下りとなり、稜線とは違って当たり前ですが風がなく、蒸し暑いです。そして長い!! 折れても折れても続くつづら折りの下り…まぁ、疲れました。 横窪沢小屋に到着するやいなや、無料のウエルカムドリンク(麦茶)のおもてなしがありました。そのおいしさたるや、暑くて疲れた身体に染み渡りました。 足の疲れをここで癒しつつ、昼食としました。名物横窪ラーメン(700円)とラムネ(200円)です。このラーメンもまた、とにかくおいしかったです…アッサリしょうゆ味のつゆまで完食。小屋の御主人に伺うと、インスタントではなく、みんながおいしいと言ってくれるとのことでしたが、偽りはなかったです!! 御主人は、穏やかでやさしい方でした。 トイレは少し離れた冬期小屋の方にあり、とてもきれいでした。 40分ほどの休憩の後、再び下ります。小屋から少し登り返して横窪峠です。ここから中ノ段を経てウソッコ沢小屋まで急坂が続きます。ウソッコ沢小屋の少し手前に長い階段があります。数え間違えがあると思いますが、私は99段と数えました。 ウソッコ沢小屋の先にはまた階段があります。そして四つの吊橋を渡り、やがて沢に下ります。沢の端をスリップに注意しながら進み、沢から離れて再び登りとなり、ヤレヤレ峠です。ヤレヤレ… 下に畑薙大吊橋が見えます。見えますが、ここからしばらくはちっとも吊橋に近づいていくように感じません。少し下ってからその後は、非常に緩やかですが上りの傾斜がついていたからだと思います。そしていよいよ下りの急傾斜が始まります。これが最後です。慎重に下って畑薙大吊橋に到着しました。 181.7m。長い… 圧倒されました。こちら側からみると対岸までずいぶん上っているように見えました。少し緊張しましたが、ゆっくり渡れば大丈夫でした(^-^)v 対岸に渡ると東俣林道です。すぐ近くにバス停があります。当初の予定では、ここから駐車場まで歩く予定でしたが、バスの時間に間に合ったので、空きがあったら乗せてもらうことにしました。聖平小屋でバスの予約を聞かれた際に、間に合わないと迷惑を掛けることになると思ったので予約はしなかったのです。 バスが到着して事情を話すと、乗せてもらえることとなりました。座席の埋まり様は、9割くらいだったでしょうか。ギリギリでした(^^ゞ 駐車場に戻り、今回の山行は終了となりました。 初日、2日目と天候に恵まれませんでしたが、終わってみればいい思い出となりました。しかし、やはり晴天の下での山行は格別ですね。最終日の稜線歩きですべて取り返したような気がします。 南ア南部には思い入れがありますので、またゆっくり訪れたいと思います。 (休憩2h25m)

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