活動データ
タイム
05:14
距離
13.4km
のぼり
931m
くだり
933m
活動詳細
すべて見る本格的な雪が降る前に、まだ未踏の室蘭方面の山に登ろうと計画していたが天気予報を見るとあいにくの予報。 北の方は晴れマークで天気が良さそうだ、ということで急遽深川の音江連山に予定を変更する。 余裕を持って出発したつもりが登山口の場所を間違えて8:40に豊泉登山口到着。 8:55、準備を整え登山開始する。 登山口から直ぐ湿地帯になっており倒木で作られたような簡易的な木道を進むと進行方向を迷うような場所に出た。 通常であれば踏み後もしっかりしているのだろうが落葉で隠れてハッキリしない。 ピンテも無いので「こっちかな」と進むと足が地面にズブズブズブっと沈んでいく「しまった」と思ったときには時既に遅し、靴は泥だらけになった。 落ち葉に隠れたガリに踏み込んでしまったようだ。 慌ててルートに戻り憂鬱な気分でまた登り出す。 登山道は急登になる。道幅が広いのでフリースタイルでジグを切りながら滑りやすい道を登っていく。 こう言うときにポールがあると楽なのだが、今回新しく買ったザックを試したくて古いザックから積み替える際にポールを積み忘れてれてしまったようだ。 えっちらほっちら高度を上げて行くと左手にイルムケップスカイラインが見える。 急登に喘ぎながら登り切ると分岐にぶつかる。 標識の後ろにピークへに踏み後があるので上ってみるが藪に囲まれ眺望も悪い。 早々に下りて音江山に向かう。 稜線上の登山道はよく整備されており歩きやすい。 ズンズン進んでいると目の前を黒っぽい物体がカサカサっと動いていった。 ビックッとして動いた方を見るとシマリスだった。 エサを頬張った頬袋がメンコイ。 思わずほっこりする。 シマリスと別れて進んでいくと日陰の部分には多少の降雪が見られる。 ニセピークを越えたあたりからダケケカンバと笹地の混合になる。 やや急になった斜面を登り詰めると三角点と開けた空地で周りを笹に囲まれた山頂に10:26到着。 予想していたが貸しきり状態、三角点や眺望の写真を撮って早目の昼食の準備にかかる。 今日は「ウィンナー入りチゲスープ(シャウエッセン風)」。 シェルパ斉藤気取りでシェラカップに具材を仕込む。 グツグツいい感じで煮えてくる。バーナーを止めてスープを一口飲む。 美味い!ホクホクのウィンナーと自分で握ってきた不恰好なおにぎりを頬張る。 ポカポカ陽気の山頂でひと時、実に気持ちが良い。 一通り食べ終わった頃、3人組のパーティーが上がってきた。 こちらも各々バーナー持参でランチタイムのようだ。 食後のコーヒーとワッフルを平らげて11:26無名山に向けて出発する。 稜線は眺望も良く、多少アップダウンはあるが歩きやすいのでズンズン進む。 稜線上にイチイの木が生えており、その周りを丁寧に笹刈りされている。 ずいぶん大事にされているので深川市の木かと思ったら市の木は白樺だった。 アップダウンを繰り返してようやく無名山の直下までやってきた。 この無名山山頂までの登りが急でキツイ。 急登に喘ぎながら12:13無名山山頂到着。 頑張って登った甲斐あり!山頂は360°のパノラマ!! 旭岳、トムラウシ、オプタテシケ、美瑛岳など大雪-十勝の山並みが一望でき壮観だ。 音江山からは見づらかった暑寒別もバッチリ見える。 地形図に記載の無い山だが立派な山頂標識も立っている。 沖里河山から上がってきて無名山までで引き返すのが最もポピュラーなコースなのだろう、需要と供給の関係で仕方ないかもしれないが音江山にもここの10分の1で良いので山頂標識があったら良いのにと思った。 無名山からイルムケップ山への縦走路があったらしいが今は廃道になっており、踏み跡らしき後はあるが笹のトンネルになっていた。 30分程滞在して最後のピーク沖里河山に向かう。 またアップダウンを繰り返して沖里河山への登りにかかる直下のところにロープが設置されている。 傾斜的にはロープなど必要ない斜度だが、観光客用なのだろう過保護だ。 登り切った山頂は人工的な展望台になっており派手な案内板が設置されている。 展望台から直ぐ眼下に駐車場が見えた。 眺望は悪くない、車で直ぐ山頂まで行けるので便利なのだろうが、なんとも有り難味に欠ける。 10分程滞在して下山にとりかかる。 展望台から下りて直ぐに真新しい音江山神社があるがブルーシートで冬囲いされていた。 駐車場を過ぎ4.6kmあるイルムケップスカイラインを通って豊泉の登山口を目指す。 砂利道だが車用に整地されているので地面が硬く足に負担がかかる。 木々に囲まれて眺望もあまり良くないので退屈、段々足も痛くなってくる。 だいぶ麓に近づいてきたなと感じた頃、目の前を何かか動いた。 ビクッとして動いた方を見るとタヌキだった。 夜行性なので日中見られるのは珍しい、タヌキの方も何となくばつ悪そうだ。 疲れてた気分が少しほっこりする。 この辺は彼らのテリトリーのようで道路の至る所にため糞がある。 おかげでよそ見をして糞を踏んでしまった。 丸山ゴンザレスの気分が少しわかった気がした。 タヌキと別れて間もなく道路脇に祠を発見、こちらは冬囲いされていなかったので興味本位で中を覗くと小動物の死骸やら糞が散乱していた。 想像だが山頂の祠が出来る前の旧音江山神社なのかも知れない。 長かったスカイラインも終わり14:09に登山口に到着した。 帰り支度をしていると車が1台登山口にやって来た。 これから登山か?と思って話しかけたところ山菜採りで野生のエノキ茸がお目当てとの事。 採ったエノキ茸を見せてもらったらスパーに売ってる白くて細いエノキ茸とは違い野生のエノキ茸は茶色身かかって太かった。 味もコクがあって美味しいという話だった。 山菜採りの人と別れ麓にある産直のリンゴ園に寄ってお土産にリンゴを購入。 これが蜜の入った美味しいリンゴだった。 今日は秋晴れの中、晩秋の紅葉と秋の味覚を堪能した一日になりました。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。