百万石の中の五万石、筆頭藩老本多家の杜周回

2017.10.24(火) 日帰り

活動データ

タイム

00:46

距離

1.7km

のぼり

38m

くだり

40m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
46
休憩時間
8
距離
1.7 km
のぼり / くだり
38 / 40 m
47

活動詳細

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 石川県石引駐車場から県立歴史博物館、県立美術館へと紅葉を見ながら歩く。県立美術館の広阪別館(旧陸軍第九師団長官舎)は見学できる文化財保存修復工房として生まれ変わっていました。その横の森には樹齢数百年を数えるシイ、松等が生い茂り、眼下にまるびー(21世紀美術館)も見ることができました。県美の裏には歴史の小径と題して本多家の遺構を見ながら自然の中を歩く散策路が整備されています。  この小径を下ると、金沢のお茶文化を知れる中村記念美術館、茶室耕雲庵(小間は江戸時代末期に金沢の近郊、粟崎の海運業木屋藤右衛門が建てたと伝わる宗旦好み、貴人口、下座床の茶室。その後、横山家(高岡町・鉱山業)、辰村家(清川町・茶人)、中村家(寺町・酒造業)へと移りました。中村栄俊氏の長男栄一郎氏からのご寄贈により平成13年、当館に移築、広間は小間の移築にあわせて新築したもの)があります。  この茶室の横から緑の小径と称して鈴木大拙記念館まで道が続いています。鈴木大拙館の「水鏡の庭」とお隣の松風閣庭園を訪れると、日本庭園の持つ神秘性を体感することができます。兼六園よりも先に松風閣庭園が作庭されており、兼六園自体が松風閣を参考として造られた庭園だということです。  大拙館から本多家の菩提寺であった大乗寺跡(曹洞宗が石川から全国に広がるきっかけとなったお寺)の坂を登って駐車場に帰りました。

金沢市 石川県文化財保存修復工房 以前は兼六園に遠足に行った児童の休憩場所として貸してくれたりしていた。
石川県文化財保存修復工房 以前は兼六園に遠足に行った児童の休憩場所として貸してくれたりしていた。
金沢市 兼六園側から歴史の小径への階段。夜はライトに照らされムードがあります。
兼六園側から歴史の小径への階段。夜はライトに照らされムードがあります。
金沢市 樹齢を重ねた銘木
樹齢を重ねた銘木
金沢市 県立美術館裏から中村記念美術館へ向かうもう一本の径。辰巳用水の水が流れている。
県立美術館裏から中村記念美術館へ向かうもう一本の径。辰巳用水の水が流れている。
金沢市 貞享3年(1686)5代藩主綱紀(加賀本藩系図)の時に、藩の職制改革の時に定められ、1万石以上の家老(年寄役・人持組頭)で、八家が加賀八家と呼ばれ、世襲制に定められた。「それぞれの石高は時代によって多少の変動がある。」
★本多家(加賀本藩筆頭家老)5万石(出羽守)加賀藩筆頭家老の本多家(加賀八家)の祖、本多政重は徳川家康の重臣本多正信の二男で、上杉家の家老直江兼続(与板城)の娘婿になる。
本多家の禄高は大名にも匹敵する五万石で、屋敷の敷地は1万坪あり、現在本多の森(上屋敷の庭)となっている。
貞享3年(1686)5代藩主綱紀(加賀本藩系図)の時に、藩の職制改革の時に定められ、1万石以上の家老(年寄役・人持組頭)で、八家が加賀八家と呼ばれ、世襲制に定められた。「それぞれの石高は時代によって多少の変動がある。」 ★本多家(加賀本藩筆頭家老)5万石(出羽守)加賀藩筆頭家老の本多家(加賀八家)の祖、本多政重は徳川家康の重臣本多正信の二男で、上杉家の家老直江兼続(与板城)の娘婿になる。 本多家の禄高は大名にも匹敵する五万石で、屋敷の敷地は1万坪あり、現在本多の森(上屋敷の庭)となっている。
金沢市 歴史の小径と辰巳用水を滝のように流した小径との分岐点
歴史の小径と辰巳用水を滝のように流した小径との分岐点
金沢市 茶室の横に緑の小径の案内が
茶室の横に緑の小径の案内が
金沢市 兼六園のもととなった武家庭園
兼六園のもととなった武家庭園
金沢市 散策ルートの途中には陶芸工房があります。この工房は『北陶』という陶芸の会社が所有する工房で、工房の代表である飯田雪峰氏は金沢市の文化活動賞を受賞している著名な陶芸家です。
散策ルートの途中には陶芸工房があります。この工房は『北陶』という陶芸の会社が所有する工房で、工房の代表である飯田雪峰氏は金沢市の文化活動賞を受賞している著名な陶芸家です。
金沢市 鈴木大拙記念館のお庭
鈴木大拙記念館のお庭
金沢市 大乗寺(金沢市)は本多家の菩提寺で政重により本多家下屋敷の隣接地であるる金沢市本多町に移転し寛文11年(1671)には2代本多政長が月舟宗胡を招いて住職としています。大乗寺の境内には本多家の霊廟が設けられ金沢市指定史跡に指定されています。
大乗寺(金沢市)は本多家の菩提寺で政重により本多家下屋敷の隣接地であるる金沢市本多町に移転し寛文11年(1671)には2代本多政長が月舟宗胡を招いて住職としています。大乗寺の境内には本多家の霊廟が設けられ金沢市指定史跡に指定されています。

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