魚津から登るよ、キツいルートの僧ヶ岳

2017.10.28(土) 日帰り

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今回登って来たのは僧ヶ岳です。 この山には一番一般的な宇奈月尾根ルートと距離の短い烏帽子尾根ルートと東又ルートがあります。 今回は一番人気が無くキツい標高約720mから登る東又ルートで登ってきました。 片貝川上流に向かって進むと道沿いには「片貝山ノ守紅葉まつり」ってのぼり旗が揚がっておりました。翌日キャンプ場でイベントやるようでした。 知らなかったのですが、片貝川上流って紅葉の名所だったんですね。 上流に進むにつれ道幅も狭くなり片貝第4発電所を過ぎると砂利道となっていきます。時折車の底をこすりながら進んで行くと右手に発電所と片貝山荘が見えてきます。この山荘は魚津市に申し込むと泊まれるようですね。 そこから少し進むとようやく道路脇に登山口がありました。 その周辺には駐車スペースあるのですが、この日は既に2台とまっておりました。おそらく毛勝山テン泊で登って行ってる方々のようでした。 登り初めだけジグきってあるルートでしたが、朝一ウォーミングアップも無いままほぼいきなり急登が始まります。それもここから殆どが尾根直登の急登でした。ですがキツい所はだいたいロープ設置してあり、割と新しめのロープがかなり設置されてました。 細尾根ルートでルート上は落ち葉で覆われてて滑るのかも判らない感じの斜面を登っていきます。ですが、この日は紅葉祭りのシーズンだけあってここのルートも紅葉真っ盛りでした。 先日登った雨飾山に匹敵する紅葉の山々が広がっており、紅葉のトンネルはここのルートの方が見応えありました。 急登で疲れるのですが、色づく山々がせめてもの救いでしたね。それも時折振り返ると雪の頂の毛勝山がそびえて見えます。 クマの登った跡は杉の幹に何カ所か見かけました。 約2時間の急登をやっと登り切ると伊折山に到着。少し広いスペースありました。 ここからようやく緩やか目な稜線歩きとなります。すっかり樹木も枯れ落ちて右手には駒ヶ岳が良く見渡せます。それもこの場所からは僧ヶ岳から続く稜線が横から一望できました。今回は駒ヶ岳には登りません。なのでいくつもの偽ピークがよく見えてましたね~ そして次の成谷山に着きます。ここからはこれから進む僧ヶ岳に続く稜線がやや横から眺められ、いくつもの登り返しのありそうなそんな山の稜線が見えてきました。 それとは反対方向は富山湾が一望出来、能登の方もよく見渡せました。 ルート横に突如池もありました。 やがてルート脇には溶けて未だ残っている雪が現れ出しました。崩れかかったトラバースぎみの所にも雪が有ったのでそこは慎重に歩いて行きました。 見渡せてたので判ってはいるのだけどいくつかの偽ピークを登りようやく僧ヶ岳山頂に到着。山頂にも雪が溶けずに残っておりました。 この日は割と多くの方が僧ヶ岳に登っている様でしたが、この日の東又ルートは私一人だけの様でした。 山頂からはこの先にある駒ヶ岳に続く登山ルートがちょうど雪が積もっており良く判るルートとなって見えておりました。 駒ヶ岳方面を見てる時に尾根の中腹に水平に続く謎の道路に気づきました。 地図を見ると北駒ヶ岳~宇奈月温泉とちの湯ルートの尾根道が(今は廃道なのかかな?)別途あるのですが、その尾根の下に山の中腹に水平に続く道がこの雪のおかげであるのが判りました。おそらく戦前のモリブデン掘削の時に作られた道路なんだろうなって思いました。 しばし休憩後来たルートを下っていきます。 山頂は冷たい風が吹いてましたが下って行くと風の温度が違うって感じられましたね。 下りの急登も帰りも割と気を遣って下って行きます。ロープに頼って降りるとコケそうになることもあったので登山口に戻るまで気を引き締めて下って行きました。 今回は約8時間20分の山行となりました。 帰り道で片貝川の右側に紅葉で見応えのある名の無い滝を見つけました。場所は成谷から少し南の所です。 段爆と渓流瀑って感じでした 割と良い感じの滝なので市の道路も整備すれば観光名所になりそうな感じもするのですが。 洞杉の周辺はすごく整備されてるからもう少し先の片貝山荘あたりまで魚津市が道路整備してくれたらいいのにとも思いましたね。僧ヶ岳県立自然公園って名称も看板見て初めて知りましたし。 県外の滝にはもっとショボいのに観光地として整備されてる滝は割と多く有るのに。まぁ魚津の観光は「蜃気楼」だからなぁ・・・。

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