活動データ
タイム
56:21
距離
95.9km
のぼり
10491m
くだり
10656m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2017/10/27(金)〜30(月) 茶臼岳(ちゃうすだけ) 標高:2,604m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング:5C(畑薙大吊橋) 8C(縦/聖岳→茶臼岳/聖沢・畑薙大吊橋) 7D(周/茶臼岳・光岳/畑薙大吊橋) 名山:日本三百名山,信州百名山 上河内岳(かみこうちだけ) 標高:2,803m 所在地:静岡県 グレーディング: 名山:日本二百名山 国内標高63位 聖岳(ひじりだけ) 標高:3,013m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング:6C(聖光小屋) 7C(聖沢) 8C(縦/聖岳→茶臼岳/聖沢・畑薙大吊橋) 名山:信州百名山,甲信越百名山,日本百名山 国内標高21位 兎岳(うさぎだけ) 標高:2,818m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング: 名山: 国内標高56位 中森丸山(なかもりまるやま) 標高:2,807m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング: 名山: 国内標高61位 大沢岳(おおさわだけ) 標高:2,819m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング: 名山: 国内標高55位 赤石岳(あかいしだけ) 標高:3,120m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング:6D(椹島) 名山:信州百名山,甲信越百名山,一等三角点百名山,日本百名山 国内標高7位 荒川前岳(あらかわまえだけ) 標高:3,068m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング: 名山: 小河内岳(こごうちだけ) 標高:2,802m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング: 名山: 国内標高64位 烏帽子岳(えぼしだけ) 標高:2,726m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング: 名山: 国内標高86位 塩見岳(しおみだけ) 標高:3,047m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング:7D(鳥倉) 9D(縦/北岳→塩見岳/広河原・鳥倉) 名山:信州百名山,甲信越百名山,日本百名山 国内標高16位 北荒川岳(きたあらかわだけ) 標高:2,698m 所在地:長野県 グレーディング: 名山: 国内標高91位 新蛇抜山(しんじゃぬけやま) 標高:2,667m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング: 名山: 国内標高100位 安倍荒倉岳(あべあらくらだけ) 標高:2,693m 所在地:長野県,静岡県 グレーディング: 名山: 国内標高93位 間ノ岳(あいのだけ) 標高:3,190m 所在地:山梨県,静岡県 グレーディング:6C(広河原<草すべり>) 名山:山梨百名山,甲信越百名山,日本百名山 国内標高3位 仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ) 標高:3,033m 所在地:山梨県,長野県 グレーディング:3C(周/北沢峠<小仙丈ヶ岳>) 名山:山梨百名山,信州百名山,甲信越百名山,新・花の百名山,花の百名山,日本百名山 国内標高17位 甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ) 標高:2,967m 所在地:山梨県,長野県 グレーディング:3C(北沢峠<仙水峠→双児山>) 名山:日本百名山,山梨百名山,新・花の百名山,甲信越百名山,信州百名山,一等三角点百名山 国内標高24位 駒津峰(こまつみね) 標高:2,752m 所在地:山梨県,長野県 グレーディング:3C(北沢峠<仙水峠→双児山>) 名山: 国内標高81位 山域:南アルプス山塊 天気:1日目快晴 2日目曇りのち雨 3日目暴風雨 4日目晴れ 🚫注意🚫 今回の記録は、あまりに無謀すぎたので、参考にはしないで下さい‼️ 記録のために残しておきたいと思います。 登山第七十弾! 前々からやってみたいと思っていた、南アルプス主脈縦走をやり遂げてきました。 人生の中で最もきつい4日間になりましたが、一生の思い出になりました。 旅の疲れや、あまりに短い期間に色々詰めすぎたので、書きたいことが山程、、 気づいたら3日も経ってた。 前回の奥秩父主脈縦走で、過去、最長距離にして最大行動時間となった山行と言ったのですが、それを軽々と上回る大冒険になりました。 おそらく、今回も、このメモは長くなると思われるので、面倒な人はすっ飛ばしてください!! 出来れば、初日の南ア南部のキレイな写真だけでも見てもらえると嬉しいです。 ○計画実行に至る道のり編 冬の気配を感じ始める今日この頃。 南アルプス縦走は、山梨県に住んでいる身としては、登山を始めてからあった夢であり、憧れの存在でした。 比較的アクセスの良い、南ア北部は去年今年とだいぶお世話になり、素晴らしい景色をみさせてもらいました。ありがとうございます😊 しかし、南アルプスはこれだけではありません、南部には雄大な山々が鎮座しているのです。 行かないわけにはいきませんが、北のアルプスが目立つこの世の中、静けさの南アルプスと言われるにはその所以があります。 先ほども言った通り、南ア北部が広河原を起点にアクセスしやすいですが、南ア南部はとにかくアクセスが難しい。 今回の出発点となった、畑薙第一ダムまで、甲府から4時間もかかります、、(直線距離は近いのに泣) なにせ、行くのにわざわざ静岡まで南下してまた北上するので、これが多くの人を阻む原因ですね。 ということで、今回は色々な訳あって、畑薙第一ダムスタートとなりました。(非常に遠かった) 休みが週末のみということで、今回はたまたま3連休。そこに南ア縦走を捻りこみました(^_^;) もう、10月末ということで、山の上は冬です。 流石に積雪期の南アを縦走できるほどの技量も度胸も持ち合わせていなかったので、正直、この週末が今シーズンラストチャンスだった、、 先週は、台風21号直撃のお陰で山に行けずじまい。 ようやく、台風過ぎ去って、予報にも晴れマークが戻り「よし、次の週末行くぞ!」って思ってました。 しかし、火曜くらいに衝撃の情報が、、 「台風22号発生、、」 しかも、21号とほぼ同じところで、週末本州直撃コース。 晴れだった土日の天気予報も雨に、、 悩みました。 何度も台風22号の進路予想を確認し、ギリギリまで粘って、 ・金曜は晴れること ・台風22号は沖縄あたりで停滞しそう(←大外れ) という判断をして、とりあえず金曜行ってみて、状況次第でエスケープして下山しようということにしました。 ◯2017/10/27(金)1日目:畑薙第1ダム→百間洞の家 深夜2時に畑薙第一ダムスタート。 周りに光が全くないこともあり、満点の星空の下、快調な出だし。 途中、カシオペア座あたりから、でっかい流れ星見れて見事でした! 畑薙大吊橋につき、いざ登山スタートです。 真っ暗の中、橋を渡りこれがまた怖い。 そっからはひたすら登り。 ちっちゃい橋がいくつもあり揺れます笑 どっちかというと大門沢ルートに似ていますが、こっちの方が小屋も多く、登りやすかった。 途中、茶臼小屋の手前で日の出を迎えます。 その後、茶臼小屋手前の沢で水分補給し、茶臼小屋到着。 そこからついに南アの主稜線に出ました! 景色は最高(^-^)/ 何も言うことはないです。ただただ美しく、このためなら4時間運転してでも来る価値あります。 茶臼岳の次は上河内岳です。まだ序盤ということもあり、快適に歩けます♪ ここで、上河内岳への登りの途中、初めて人に出会いました!週末天気崩れる中、こんな南アの深部に人はいないだろうと思っていたので、びっくり😳でも、まぁ冷静にこんな天気の良い日に登らない人はいないか笑笑 その方は、聖から来ていてこの後光に行くとのこと。 自分はこのまま南ア北部まで縦走します!って言ったら、激励してくださりました! そこで、一旦別れたのですが、ふと人生一期一会だし、この出会いを大切にしたいと思い、また呼び止めて一緒に写真撮ってもらいました! 自分が、ヤマップやってると言うと、基本ヤマレコだけど、ヤマップもたまに見るよ〜と言っていて、自分のアカウント名を伝えると後で繋がることが出来ました(^-^) こんなこともあるんですね〜 その方は「へんぺいそくさん」ってアカウント名で、今回の山行もわざわざヤマップに投稿してくださっていました!是非読んでみてください!! そして、その後、上河内岳へ。 この山頂からの眺めも最高で、聖岳がどっしり構えてました。分岐から10分くらいかかりますが、行く価値ありです。 上河内岳から聖平小屋までは一旦高度を下げます。雪はちょこちょこ残ってましたが、アイゼンを使う程ではありません。 聖平小屋で水分補給し、いざ聖岳アタック。 危険箇所はないもののひたすら登りです。また森林限界超えると、浮石多く落石に注意しながら歩くのは神経使いました(~_~;) なんとか山頂到着。途中、思ったより人に会い、ソロの方4人と出会いました。 聖岳からの景色も半端なく良く、赤石岳が目の前にどかーんとあり、ここまでくるのは本当にきついけど、その苦労が報われるほどの景色でした。 一応、奥聖にも行ってみて、先に進みます。 次なる山は兎岳。 途中、出会った方に兎岳への下りがザレていて、危険だから気をつけてと言われ、意識しておりました。 確かに、急斜面&ザレていて、下りはまだしもここは登りたくないなぁと感じました。 その後は兎岳への登り返し。すでにヘトヘト、、 初日の目的地である百間洞の家まで、小兎岳、中森丸山、大沢岳を登り、右に赤石岳を見つつ歩けました。 初日は快晴に恵まれ最高の1日でした(*^◯^*) ◯2017/10/28(土)2日目:百間洞の家→熊ノ平小屋 深夜、雨降ることなく、1時に出発。 赤石岳を目指します。 途中、百間平はかなり歩きやすく、オススメです!(真っ暗でしたが笑笑) 赤石岳への登りを黙々とこなし、避難小屋到着。たまたま宿泊者が出てきていて、少しお話しして、自分は先があるので別れました。 真っ暗の中赤石岳に到着し、大聖寺平まで降ります。荒川小屋をスルーして、荒川岳へ 赤石岳への登りより、荒川岳への登りの方がしんどかった(/ _ ; ) 登っている途中で、夜が明けて2日目は日の出見れず、、 荒川岳の稜線に出ると雪と風が吹いて、あまり長居できないなと感じ、先に進みました。 荒川前岳から降るところで、片側きれてて風もあったので怖かったかな。 この後は高山裏小屋まで降ります。 ここら辺以降はずっと雨で、どしゃ降りってほどではないですが、全身びしょ濡れで体力奪われました。 板屋岳を経て、ずっと塩見岳だと思っていた山が小河内岳だとわかり、心が折れました、、 気合いでなんとか登り、降って登って前小河内岳。 やっと塩見岳がみえ、嬉しいのやら悲しいのやら😭 三伏峠を過ぎ、本谷山をこえ、ここから塩見小屋まで長かった泣 天気悪く、また樹林帯のせいで目指す塩見岳まで後どれくらいかわからない辛さ、、この旅通して、樹林帯の登りが一番嫌いでした。 なんとか塩見小屋つき、塩見岳攻略に取りかかります。雨風つよく、怖いとは思いませんでしたが、なにせ体力も底をついている状況なので、滑落しないようゆっくり進みました(もはや、コースタイムの速さでしか登れませんでしたが、、) 日が暮れる17時前になんとか塩見岳到着。つかれた、、真っ暗の中塩見に登る最悪の事態は避けられたので良かった、、 「あとは、熊ノ平まで下るのみ〜」 という、甘い考えは捨てるべきでした。 序盤はハイマツ帯に行く手を阻まれイライラ 森林限界までは、結構なザレ場で稜線外れないよう神経使う、 暗いし 雨だし 風だし 目的地見えんし、1人だし、、、 「俺は一体何をしてんだ。辛すぎる、、」 と思いつつ、ここでビバークしても身体は動くのに自殺行為だと思ったので、ひたすら足を動かしました。 その中で、 北荒川岳、新蛇抜山、安倍荒倉岳 こいつらはある意味一生忘れないでしょう。 テープもあまりなく(気づかなかっただけかもしれないが)終わりの見えない道に、ただただ踏み跡らしき登山道の気配を見失わないよう歩くのは、今回の旅で一番使った力な気がします。 そして、やっとの事で熊ノ平小屋到着〜 本日の行動時間20時間。馬鹿すぎます。 ◯2017/10/29(日)3日目:熊ノ平小屋→七丈小屋 昨日、壮絶な1日だったので、深夜に出発することが出来ず、4時過ぎの出発となりました。 「うーん、昨日より、風が強くなっているような、、」 とりあえず、最初の目的地、間ノ岳を目指します。 三国平では暴風雨でしたが、農鳥小屋へ繋がる三国沢ルートでは雨風落ち着いてました。 なんとか、農鳥→間ノ岳の稜線に乗り、日本第3位の間ノ岳を目指します。 この登りから、台風並みの風が、、 吹っ飛ばされる程ではないですが、体勢崩され、正面で風を受けると息が出来ないくらい。 一歩一歩、踏みしめてなんとか間ノ岳到着。しかし、あまりに風が強いのですぐさま降ります。 三峰岳も突風、ここからまた仙塩尾根に戻ってきました。 こっから、高度を下げ長い長い樹林帯の始まり。 雨風強まり、木で遮られてるはずなのに大粒の雨が打ち付ける。 やっと野呂川越についてもまだ半分以下、、 ここで降りが終わり、この先は登りも出てくる⤵︎ 横川岳、伊那荒倉岳を経て、大仙丈ヶ岳への登り。 ここから、仙丈ヶ岳までがとにかくしんどかった。 高度を上げるとハイマツ帯に入り、横風をもろに食う。雨も横殴り☔️ 目指す大仙丈ヶ岳も見えず、今回2度目の発狂。 あまり記憶にないですが、大仙丈ヶ岳直下で、ソロの男性とすれ違い、まさか人がいるとは思ってなかったので、久しぶりの会話で変な日本語使った気がします。 その人に、大仙丈ヶ岳から仙丈ヶ岳の痩せた尾根で突風で死ぬかと思ったという情報を聞きありがたかった。 たしかに、劇突風で、その時は風を受けすぎて慣れてしまっていたけど、最悪の状態だった。 なんとか、仙丈ヶ岳つき一安心。 仙丈小屋で体制整えて北沢峠へ。寒かった、、 相変わらずの大雨で、登山道は水溜りばかりで歩きにくい! 16時頃北沢峠到着。誰も向かわない甲斐駒ヶ岳へ。 孤独感半端なかった。 17時に仙水峠につき、暗くなる中、駒津峰へ。 長い長い登りでした。 駒津峰着くと、雨と風が酷くなってきた、、ここが一番辛かったな、、 山頂まで巻き道を選び、そこからだいぶ天候落ち着いてきました。 あとは無心で下山しました。 ◯2017/10/30(月)4日目:七丈小屋→駒ヶ岳神社 下るのみでした。 足はボロボロ、何度も転びながら下山しました。 ◯終わってみて 自分の限界でした。 でも、やって後悔はないです。 でもまさか、台風が速度を上げて直撃していたとは、、 もう、今後はこんなことはしないと思います。 最近、追い込みまくっていたので、この冬はゆっくり綺麗な景色の山に登りたいなぁ。
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