元取山・鴨城址周遊

こんにちは。 高岡市福岡町。鳥倉地区に元取山があります。山と行ってもたかだか169mの山で、この辺りの山塊は西山丘陵と呼ばれます。近くには鴨城址はあり、周遊することができます。ただ、かつて山城があり、砦が築かれていただけあり、急峻でなかなか険しい山です。そういうのもあり山城が築かれたのでしょう。 鴨城は斯波義将の家臣、二宮円阿により、貞治2年頃に築城された城で、桃井直常討伐の為に築かれたもので、その後、戦国時代に入ったぐらいに廃城となっています。つまり、頭高城(頭川城？)攻めの為の前線基地として築かれた城で、臨時の城だったようです。周囲には史跡もあり、元取山の隣には砦がありました。まあ山全体が城として機能していたようですが、作りはいい加減で、急ぎ造った事が伺えます。城というよりは、寧ろ戦闘の為の砦と考えて差し支えないでしょう。 出発点は鳥倉集会所で、車はここに止めます。大道道と銘打った遊歩道があり、ここを行きますが、道が荒れて、藪。木落しの手前は、崩壊したところで、以前は蟹の横ばいみたいになっていた所。今は若干幅があり真っ直ぐになっていますが、いつ崩れるか分からない不安定な所を一本のフィックスロープに頼ってトラバースしなければいけません。また完全に藪に覆われて道が分からない所もあります。 私は分かっているので、強行突破です(^^;; 林道でたら、ドカドカ(^◇^;) 熊注意の看板を見ながら、元取山への道に入り、急ではあるものの、ひと登りで狭い山頂に出ます。ベンチはあるが、三、四人程度しか座れません。ここからは道は良くなります。 鴨城までは、15分程度。一回りして加茂集落に向かいます。小さな沢沿いの道で、滑りやすい。で、また転びましたけどねf^_^;) 道はやがて二手に分かれます。左に行けば、横穴古墳があります。ここは、「危険❗️体力の自信がない人は通らないで下さい」と書いてある、袋谷の滝コースを下ります。道は狭く、急降下。しかも段差が大きく、狭い階段はぬかるんでいます。こりゃ、体力の問題じゃないよ(^◇^;) 泥濘にズボッ❗️ 濡れてしまいました(^^;; とにかく足元注意ですねf^_^;) 転んだら泥塗れです。沢に落ちたらちょっとヤバイかも(^^;;足場の悪い階段を降りていくと、袋谷の滝があります。小さな滝ですが、良い滝があります。 ここから間も無く、視界が開け加茂集落が見えてきます。 低い山ですが、結構大変ですねf^_^;) 久しぶりにきましたけど、この山は歴史の山です。 城好きな人には良いかもしれません。尚、大道道の迂回路として林道も使えます。地盤が軟弱な所ですので、落石には注意です。 元取山は、195mしかない山ですが、展望が良く、遠く北アルプスまで見渡せます。