白馬岳から栂池まで 

2015.08.10(月) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 12
休憩時間
4
距離
7.2 km
のぼり / くだり
1517 / 36 m
DAY 2
合計時間
10 時間 21
休憩時間
48
距離
10.4 km
のぼり / くだり
379 / 1378 m
1 44
45
52
1 20
3

活動詳細

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憧れの大雪渓に挑戦し,栂池まで縦走しました。 私はあまり経験を積んでないし,ソロ登山ですので,リスクを避けてゆっくり目の行程です。 【1日目】白馬村の白馬八方バスターミナル付近のホテルに素泊まり。近くに24時間営業のファミマがあり,便利。翌朝始発バスで猿倉へ。930円。白馬駅発のバスですが2番めの停留所の白馬八方からでもらくらく座れました。 猿倉荘の軒先に登山相談所が開設されていて,そこで登山届を提出。猿倉〜白馬尻は最初の2/3は平坦な林道。残りは登山道。白馬岳が見え隠れして,気分が高揚するルートですが,そこは落ち着いてペースを速めずウォーミングアップのつもりでゆっくりといきました。白馬尻の少し先(20分ほど先)まで大雪渓は消退しています。 大雪渓の登りは最初は楽ですが,だんだん,脚にきます。大雪渓の傾斜角はなかなか写真では分かりにくいので,短い動画を付けましたのでご覧ください。暑い日でしたが、雪渓の上は冷気で気持ちよかったです。この時期になると人の踏み跡がしっかりついてますので、その上に歩を進めるとわりと歩きやすかったです。ヘルメットは持って行ってません。ヘルメットを付けてる人は10人にひとりくらいでしょうか。ストックは石突きのゴムキャンプを外し、雪渓に突き刺すようにすると安定します。 大雪渓終了後、葱平までは落石多発地帯だそうです。このあたりはかなりの急登。雪渓で消耗した脚力には堪えますが、お花畑が待っていると言い聞かせ頑張りどころ。トラバースが必要な小雪渓も消退していて,ガレ場の急登になっていました。小雪渓のほうが歩きやすかったかも。登山道が雪解け水の沢のようになっている箇所がいくつかあります。避難小屋がありますが,ここの水場には「飲めません」と表示されていました。お花畑は今が見頃で、癒されました。 満点の星空を期待していたのですが,あいにく夕方近くからは曇り。登頂は2日目に。 【2日目】白馬山荘のレストランのケーキセットは,こんな高地で,と思うような本格的ケーキ。山岳の美しい姿を見ながらのコーヒーとケーキ…至福の時でした。朝5時半からオープン。ここで少しまったりしすぎました。急いで,山頂を目指します。山荘から山頂までは15分くらいです。それほどの急登ではなく,らくらく登れました。曇りですが幸い,眺望は少しづつ開けてきて,穂高と槍ヶ岳などがよく見えました。 登頂後,きもちいい縦走路が続きます。三国境へ。三国というのは,長野,新潟,富山。ここからさらに伸びる稜線は長野、新潟の県境です。小蓮華山は山頂が崩壊傾向にあり,最高地点はロープが張られていて入れません。名前の通り,白馬連山唯一の山岳信仰の山。地蔵仏が佇んでいます。小蓮華山を下り白馬大池へ下ります。大池の少し手前でライチョウに遭遇しました。 白馬大池で昼食。ちょっと長居しすぎたかも,です。 そこからは大きな岩(火山性の岩?)がゴロゴロしているアップダウンのルートが続き,想像以上に体力を消耗しました。天狗原湿原を横切る時は歩きやすい木道になってますが、ガスってしまってどんなところかよくわからいまま。その先,また岩の多い下山が続きます。栂池ヒュッテ近くのロープウェイとゴンドラ乗り継ぎで一挙に外界へ。 【まとめ】登山の難易度というのは気象条件にものすごく左右されるので,比較的、天候に恵まれた今回の登山は、それほど経験を積んでいない私でも大丈夫でしたので,条件がそろえば,白馬岳から栂池へのコースは決して上級者向けとうことではないと思います。 若いころ友人に誘われて北アルプスに行きましたが,長いブランクの後,数年前からソロ登山として再開しています。ソロはいろんなリスクを伴いますが,マイペースで進めるといういい点もあります。 大雪渓に一度は挑戦したかったのですが,天候にも恵まれて実現し,ライチョウにも出会えて大満足の縦走でした。次はどこにしようかな…。

動画

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