活動データ
タイム
01:46
距離
1.4km
のぼり
83m
くだり
320m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る宮崎県高千穂は比叡山にて、人生初の外岩クライミングに挑戦! 2か月前のこと、、、。 「おう、クライミングやりたいのか?本気でやりたいなら教えるよ」 ヤマップにて知り合った、愛媛最狂山岳クライマー、ジャックナイフ山猫パイセンに声をかけられ、我、悩むことなく即答… 「はい!やりたいです♪」 「そうか、なら週2回クライミングジムに通い、本読んで、結びとシステムを理解しといて」 …との、山猫パイセンの命を受け、我、愚直に訓練を積む。 週3で西条クライミングパークに通い、5級の課題を制覇のち4級に挑み、手の皮も分厚くなり腕も出来てきた。 結びエイトノット、インクノットを覚え、カラビナヌンチャク、確保ビレイ機を買い、使用に慣れた。 …が、しかし本を読んでもシステムを全く理解できない(;´д`) リードクライミングは二人でやるものなので、一人でいくら練習しようとしても出来ない。 現場で二人でロープを繋いでやらないと、本を読んでも何もイメージ出来ず、ちんぷんかんぷんだ(-д- 三 -д-) 比叡山の岩場はスラブで、ダブルロープのマルチピッチでいく。 …そう言われても理解不能。用語すらよく分からん。 不安だ、まともに登れるのか? 道具をお貸していただいた、竹の子キング様は、トップに任せとけばフォローはただ登るだけよ、大丈夫♥️ と言ってくれたが、不安だ。 緊張感のまま迎えた初クライミング当日朝8時、比叡山入りし、機材の確認&準備。 講師ゲンさんによるシステム勉強会で、トップとフォローの動作、懸垂下降のやり方を習うが、覚える事多くて、こりゃチンプンカンプンだ(-д- 三 -д-) 大丈夫かおれ?、ふ、、不安しかない。 「よし!いくぞ、ザイルを結ぼう」 山猫パイセンと、ダブルロープをハーネスの左右にエイトノットで結び合い、ビレイ機をセット。ドキドキ緊張が高まる。 午前10時30分 比叡山1峰南面スラブ岩壁 登るルートは、2.5スラブルート。6人の3パーティーにて、いざ!アタック開始だ!! 他はみな、熟練の猛者で慣れた人達。 ズブの素人は自分だけ。 山猫パイセンはサクサクと支点にヌンチャクをかけていき、登っていくが、速すぎて、ロープの繰り出しが間に合わない。 魚つりと同じだ、アタリがきたらロープを出す。ゲンさんにそう言われて集中。 左右のロープが別々に引かれて、繰り出しにあずる。 弛みすぎたら、滑落したときの落下距離が伸びて危険。 出して引いて出して引いて、腕疲れる。 ほどなくして、40mほどロープ出てワンピッチが終了、パイセンが2つの支点に分散し、スリングで終了点を作成。 「ビレイ解除~!」 見えないが、上からパイセンの声が。 ビレイ機からザイルを抜いて我、上へと叫ぶ。 「ビレイ解除OK~!」 ロープがたぐられ張られる。 「はい、ロープいっぱい!」 いよいよだ、、、不安しかないが、いざ初登攀開始! フォロー中、滑落しないようにインクノットで結んでた、セルフビレイロープを外し、岩にとりつく。 うーむ冷たい。引っ掛かり小さく、クラックに沿って指かけて登る。 支点のヌンチャクを回収し、ハーネスにぶら下げる。素早く出来ずに結構負担。 落としたらオオゴトだ。 下の人に当たる&道具無くす((((;゜Д゜))) ワンピッチ目のグレードは Ⅳ …と、言われましても、それが簡単なんか難しいんかなんも分かんないわ~ヽ(´∀`)ノ 、っという間に、ビビりまくりながら30m登りきり終了点。 即座に、環つきカラビナをはめて、メインロープをインクノットで絞めて、セルフビレイOK! 山猫パイセンから、9mm径ダブルロープまとめて50m×2本の8Kgが、ドサッと渡される。 ううう、重い&絡まる(;´д`) 自分のビレイ機にパイセン側のダブルロープを差し込みセット。 この一連の流れで、ようやくワンピッチ終了だ。 第2ピッチ目、引き続きトップはパイセンが務めルート工作、わたしはフォローで登らせて頂く。 支点間の距離が長く、途中の木に長めのスリングかけてヌンチャク連結、森の中に消えていき終了。 見えないが、ガンガンロープ出る。たぶん歩きだな。 「ビレイ解除~!」 「はい!ビレイ解除OK!」 他のルートも合わせて、10パーティー以上が壁に取りつき同時に登っている。いたるところから声かけが聞こえる♪ さすが、九州クライミングのメッカだな(*>∀<*) 4ピッチ目、核心の難易度 Ⅴ+ クラックを乗り越えハング気味に登る。パイセンはさくっといけたが、僕は難航((((;゜Д゜))) やべえ、進めん。どないしよ。 ホールド探してる間にどんどん消耗。 あかんや~、 これ、あかんやー。 あ、か、ん、墜、ち、る⤵️ 「テンショーーーン!!」 叫んだ途端に、左足、ズルっと滑って空中ブラーン(ノ´Д`)ノ 心臓バクバクばくばく! 左足くるぶしズッて血がタラーっと流れる。 ズボンとシューズが血で汚れていく❗ くそったれ!手当てもなんも出来ん。 ツバべろべろ手につけて塗っとく。 ちょいと痛いが大したことなくて良かった。 、、、しかしよ、コレ、結局なんとかして上まで登らんと、降りようが無いわけよね。 頭の中真っ白、、一気にテンションだだ下がり(´Д` ) こ、怖い、恐すぎる! こりゃ楽しめんぞ、恐怖しかない! 気持ちを奮い起たせて再チャレンジするも、恐怖で身体こわばり、動きが小さくなる、岩に正対してしか登れない。 しかし、フォローゆえ、山猫パイセンが上から引き上げ気味に引っ張ってくれ、勢いでなんとか難所を通過。 5ピッチ目、さらに難易度 Ⅵ- コレまった超キツいがなんとかかんとか、足はかかって墜ちずに通過。 …ここでようやっと休憩。とはいっても空中懸垂状態で(笑) 背中のザックをカラビナにかけてぶら下げる。水飲んで一息。 晴れて気温上がったので服を脱ぐ。 やっとこさ、足の傷にホワイトテープ貼り付ける。 指や爪から血が滲んでいる。 うーむ、疲れた。な、、長いな。 そして、恐怖しかない。 これが外岩のマルチピッチというやつか (ヾ(´・ω・`) そこから残り3つのグレードは Ⅳ サクサクと登るが、クライミングシューズに詰め込んだ足の先が超痛いいい(x_x) 懸垂状態でのビレイにハーネス食い込み、腰も消耗 しかし、我慢するしかないのよね。そう、人間ガマンが肝心よ そして、 午後2時50分 ようやっと頂上まで全8ピッチの250mを登りきる。 よいよい、4時間20分も岩に貼りついとったんか。 やったぞーーーーー!!(*≧∇≦)ノ 、、、という感動ではなく。 やっと、やっと、やっとこさ、終わったんかーーー!! と、いう安堵感のみ。 登りきったとは言うても全部フォロー。 トップやったら、堕ちまくりで死んでたな。 これをやれるようになるには、持久力、技術、経験、まだまだ足りないなあ。 みんなスゴいわ!諦めない精神力が半端ねぇ。 渋くタバコをくゆらせながら、山猫パイセンが一言、 「よく、ヌンチャク掴まず最後まで登りきったな」 えーーー!ヌンチャク掴んで休んで登っていいのーーー? 先に言うてくださいよ~パイセンm(_ _)m ほどなくして登ってきたゲンさん&美人クライマーと合流して下山。 この道のりがまた確保なしでは、ちとデンジャラスだったぞ(;つД`)
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。