活動データ
タイム
02:27
距離
4.8km
のぼり
215m
くだり
222m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る前回11/12に挫折した西浦砲台の捜索にリベンジしました。 先ずは捜索地点を絞り込みます。 西浦砲台左翼観測所からの近くで、恐らく直接見通せる位置。 防御する相模湾が望める、西から南に開けた土地。 配備される予定だった七年式三十センチ長榴弾砲は重さ100t位ある代物です。 砲座の直径は10m位にはなるかと。それが4門となると、 砲と砲の間隔は20~30m位だとすれば全体では100mはあったでしょう。 いくら木に埋もれているとはいっても、なんとなく地形に現れるものです。 横須賀市秋谷付近を中心に各年代の航空写真を丹念に見ていきますと・・ ありました。1967年の航空写真に。 なんとなく円形に茂った木が直線に並んでいる地形が見て取れます。 隣接する道路は現在も生きている模様です。こりゃもう見つけたも同然。出撃です。 現地に着いてみると、道路際に笹が密生し先人の探索の痕跡も判別できません。 藪の薄そうなところを狙って突撃し20mくらい斜面を下ると、いきなり出ました。 運良く砲台を指揮する場所に到達。 しかし、その後は第1砲座の崩落跡の激藪で1m進むのも至難の技です。 第2砲座に到着するだけで、小枝に突かれ顔まで傷ができました。 ヘルメットよりゴーグルや顔面を保護するものが必要でした。 西浦砲台は建設中に既に崩壊がおきてしまった現場なので、正直安全とは言えませんが、 住宅地に至近な場所なので、激藪にさえ耐えれば遭難することは無いでしょう。 大声を出せば、多分近所の人に聞こえるレベルです。(実際、農作業の人の声とか聞えた) 意外だったのは、当然海が見える場所だと思っていましたが、 砲台が設けられてるのは、山を挟んで海と隔てられた川沿いの谷間でした。 まあ対艦用の榴弾砲というのは、砲弾を空高く打ち上げ落下の勢いで装甲を貫通させる、 (明治時代の砲弾が徹甲弾だったかは不明ですが)ようなものなので、 観測所からの指示で山越え射撃をする前提だったのかもしれません。 興味のある方は激藪に突撃して下さい。
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