活動データ
タイム
07:25
距離
19.3km
のぼり
1374m
くだり
1346m
活動詳細
すべて見る凛とした空気に支配される冬の早朝。霜に覆われた街は、昨夜の喧騒の残滓を覆い隠し、場末の女たちの厚く塗ったファンデーションを思い出させた。 12月2週目、クリスマス(多分お正月)の準備に追われたパパのミニバンが、道路を埋め尽くす前、ボストンイズミフチュウステーションで三人をピックアップし登山口へと急いだ。 4人を乗せた2010年式のハイゼット(軽の箱バン)は、ノロノロと喘ぎながらワインディングロードを歩いていた。とうに定員オーバーをしているらしい。 「ねえ、どんどん抜かされてるわよ・・」スーザンが心配そうな顔でつぶやく。 「これでも床に穴が開くほどアクセルを踏みつけているんだ。試しに窓を開けてそこのウチワであおいでみてくれないか?」 「スピード違反で捕まる心配がほとんどないことがこいつのチャームポイントだ」と中古車屋の親父が言っていたことを思い出した。 オーディオは付いているが、走行中は戦闘機並みの騒音でもちろん聞こえない。お喋りをするには腹式呼吸をマスターしてからにする方が良さそうだ。 「ところで、この振動はどうにかならないの?」 「登山口に着くころには、君の腰痛も少しは改善しているずだよ、スーザン」 楽しい旅になりそうだった。 文/ロバート・MAZ・パーカー 訳/松本庵 ということで(どういうことだ)、itaさんガイドの関西百名山。和泉葛城山から槇尾山まで縦走。舗装路も多かったけど穏やかな美しい道であった。 〆は、登山口の「ほの字の里」の温泉とレストラン。泉質も良くごはんもおいしかったです。 サンキューつかまつりました。
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