活動データ
タイム
06:41
距離
14.3km
のぼり
543m
くだり
538m
活動詳細
すべて見る嫁から冬の山行を禁じられているので平地のハイキングが続いている。 タモリじゃないが多少高低差が無いとつまらない。 ということで許容範囲な利根別自然公園に出かける。 9:00 公園ゲート前の駐車場に到着し準備を整え9:15 ゲートを出発。 踏み跡がしっかり付いておりツボ足で進む。 歩き始めて直ぐに大正池が見えてくる。 大正池と言えば自分が中学生のとき緑稜高校の生徒がジンギスカンパーティーをやって溺死した事件を思い出す。 あまり良い印象が無いのが実情。 現在、洪水吐の工事が進められ工期の関係か日曜だが池の中は重機やダンプが動いている。 散策路はツボ足で全く問題ないが、新たに購入したスノシューを試したいので途中からスノーシューを装着する。 最初に安いというだけでTUBBSのアルミ型スノーシューを購入したが履き心地が悪くトラバースするときにグリップが効かないということもあり、急遽TSLの325を購入した。 履き心地はTUBBSより軽く良い感じがする。 大沢の十字路を展望園地に向かって進む。 多少勾配が出てきたのでヒールリフターを試してみる。 多少登りやすい気がするが勾配が緩やかなので本来の実力が発揮されず、逆にバランス感が悪いので元に戻す。 久々に登ることによる重力を感じつつ楽しみながたゆっくり進む。 10:14 展望園地到着。 展望園地はベンチとテーブルが設置されており、休憩スペースは割りと広いが残念なことに眺望がスコブル悪い。 ここで先行者をみつける。犬を訓練している様子。 「待て」の指示が出ている間じっとしており「来い」の合図で飼い主の所に向かう、なかなか賢い犬だ。 先行者は金志の三叉路方面に進んで行った。 今回の目的の一つとしてグリーンランドの山への登頂がある。 グリーンランドの山というのは俗称で一等三角点「岩見沢」のある山で地図上は無名山である。 地図を見ると金志池からグリーンランドの山へと徒歩道がついており登れそう。 ということで分岐を金志池のある岩見沢公園側に進むことにする。 ここからトレースが無くスノーシューの活躍の場になる。 まだ時間に余裕があるのでゆっくり進む。 あちこちペットボトルで作った蜂捕り器が木の枝からぶら下がっているのを見かける。 スズメ蜂対策と思われるが、蜂以外のいろんな虫がごっそり入っている。 下りの斜面でトラバースしてもグリップが効いて滑らない、TSL合格点かな。 10:43 金志池に到着。 広々とした金志池をしばし眺める。 グリーンランドの山への道を探すがそれらしい道は見当たらない。 強引に登るという手もあるが、割と勾配がキツそうで無駄に体力を使いそうだ。 思案した結果、岩見沢公園を迂回することにする。 これまで休憩を取っていないので、あん玉と暖かい紅茶で一服する。 休憩していると岩見沢公園側から来た山スキーの男性に出会う。 ここまでの間に山スキーの人に会ったか聞かれた。会ってない旨を伝えると「そうかい、この辺も熊が出るからね」とビビらす言葉残して去って行った。 男性のトレースも有り少しスローペースだったのでスノーシューを脱いでツボ足に変える。 金志池から間もなくオートキャンプ場に到着する。 キャンプ場からグリーンランドの山へアクセスする道があるんじゃないかと、ふと頭に浮かぶ。 往生際悪くスノーシューに履き替えキャンプ場の山裾を探索する。 通行止めの作業道はあったが、それはグリーンランド側に向かっているようで山頂では無いらしい。 結局諦めて車道に戻り、スノーシューをザックに縛り車道をロードする。 スキー客で賑わっているホワイトパークスキー場を横目に歩く、地図を見るとゲレンデの内側にキタオンへ抜ける道があるのだが、行ってみると通行止めで又車道に戻る。 結局は車道をロード、郷土科学館を経由して色彩館の駐車場から見晴台を経由し山頂にアプローチする計画に変更。 色彩館の駐車場では、お正月ということもあって家族で連凧を揚げていた。 駐車場を抜けて間もなく散策路に合流、山スキーの指示標識の方向が見晴台方向と一致し踏み跡もあるので、その踏み跡を辿る。 徐々に勾配は急になりトレースは直登で見晴台へ続いている。 ここでこの踏み跡は下山時のルートだということに気付くが見晴台がそれほど遠くないところに見えているので急登だがそのまま進むことにする。 最近平坦なところばかりだったので、急登が思いの他キツイ。 四つん這いになって登る。息が切れるので少し進んでは小休止、使ってなかった筋肉が疲労していくのが伝わってくる。 ヘロヘロになりながら登り切り、12:25 見晴台に到着。 見晴台はおそらくバブルの時に建てたのだろう、木製で立派な造りだ。 螺旋状のスロープを上り最上階の展望デッキからの眺望は抜群のパノラマ。 眼下にはグリーンランドと志文の田園風景、南に目を向けると長沼の馬追丘陵、西は樺戸山地がくっきり見える。 遠望は曇り空なので霞んでいるが、支笏湖や札幌の山並み微かに見えた。 眺望を一通りカメラに収め、見晴台で昼食を取ることにする。 ペース配分のミスと余計な探索に時間を取ってしまい予定より大幅に遅れている。 カップ麺用にバーナーを持って来ていたが使わずサーモスのお湯で敢行する。 しかしお湯がぬるかったようで麺は硬めになり楽しみにしていた昼食は残念な結果に、、、。 ゆっくり味わう間も無く山頂に向けて出発する。 見晴台から先はトレース無し、またスノーシューを履き進む。 木道が終わると雪が深くなる。ラッセルするのが嫌なのでスキーコースの外側を失礼して山頂に向かう。 リフト乗り場に居るスタッフのおじさんがジロジロ見つめる中、目を合わさずにツラーっと通過する。 13:10 山頂到着。 山頂には昔岩見沢観光ホテルがあったが今は取り壊されている。 現在は、無線中継用の鉄塔があるだけでのっぺりとした空間になっている。 山頂には、もう一つ三角点「岩見沢」があるが雪でその場所を確認することは出来なかった。 標高は153mと低いが一等三角点の山だけあって眺望は良い。 遅れ気味なので次の目的地かしわ森めざして下山開始する。 山頂から散策路までを地図とコンパスでルートファインディングしながら進む。 程なく散策路に合流し、かしわ森へ急いでラッセルする。 13:44 かしわ森到着。 当初の予定では、萩の山を経由して見晴しが丘に抜ける計画でいたが、時間が大幅に遅れているので少しでも距離を短縮する為、金志の三叉路から展望園地に向かうルートに変更した。 スキーのトレースがあるので、そのまま辿る。 ルーファイしなくて良いのは精神的に楽だ。 下りなので、疲れてきたがザックザック進める。 14:07 金志の三叉路に到着する。 展望園地に向かおうとするが踏み跡が無くルートが不明瞭。 ミズバショウの群落地ということもあって雪の下は湿地帯。 ちょっと進んでみるとズブズブぬかる、ルートを踏み外して小川に落ちる可能性もある。 諦めて結局見晴らしが丘へ向かうスキーのトレースを辿ることにする。 危なげなスノーブリッジを慎重に渡り、沢沿いを進む。 トレース通り進んで行くのだが地図上のルートだと緩やかに上っていく感じのはずだが傾斜がキツイ感じがする。 違和感を感じてGPSで軌跡をチェックすると、見晴しが丘では無く萩の山に向かっている。 改めてルーファイするのも面倒だし、新雪をラッセルするのも辛い。 どの道、尾根には辿り着くということでそのままスキーのトレースを辿る。 こんな事なら素直に見晴しが丘へ向かっておけば良かったと悔やみながら休憩も取らず踏ん張って登る。 14:40 尾根に出た場所がドンピシャの萩の山スキー場の山頂。 休まず登って来たので休憩を兼ねて、しばし山頂からの景色をカメラに収める。 さすがスキー場、遮るものが無く少し暗くなって来たが芦別・夕張の山並みが良く見える。 眺望で少しメンタル部分が復活したので休憩もそこそこに先を急ぐ。 圧雪車で踏み固められているので歩き安い。 14:53 見晴しが丘到着。 その先も踏み跡があるのでピッチを上げるのにスノシューを外してツボ足に変更する。 東山三叉路方向に尾根上を進み分岐より展望園地へ下る。 15:30 展望園地に到着。 1月に入って少し日が長くなったようでヘッ電は用意してきたが使わなくて済みそうだ。 残り僅かになった紅茶で喉を潤しラストスパートでゲートを目指す。 クマゲラの泣き声が聞こえて来たが探さずにズンズン進む。 大正池では、まだ工事が進められていた。ご苦労様だ。 工事現場を警備しているおじさんに挨拶して15:58 無事ゲート到着。 総距離約15Km、色々計画通り行かず疲れたが雪道のせいか意外と足への疲れが無い。 今回は準備不足で納得いかない点が多々あったがスノーシューを満喫したのと久々の山登り感覚が楽しめたのが唯一の成果だ。 帰りにペンギンでお土産のパンを買って帰路に着く。
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