JI-JIの氷瀑初見参・・頭巾山から難所滝へ

　氷瀑というものを、これまでJI-JIは見たことがなかった。これからも多分ないだろうと、つい最近まで思っていた。その壁をYAMAPが越えさせてくれた。感謝です。 　いけないことだが、最近のJI-JIは朝の気分や天気の具合で、山へ出かけるかどうか決めることが多くなってきた。皆さんのレポで、今回の寒波による難所ガ滝の氷瀑は今日でほとんど終わるだろう、とはわかっていた。しかし、朝目覚めると、迷うことはなかった。　 　ソロ登山では、初見参の山は、不安とワクワクが同居する。ワクワクが不安を上回ることで初めてそれは実行に移される。そのせめぎ相が面白い。 　今回は、ダブルポールのポールトレッキングを初めて試してみた。雪があるかもしれないし、山登りを再開してから、単純標高差600m以上の山は今回が最初だからだ。頭巾山の登りは思っていたより、登りごたえがあり、トレッキングポール登山は正解であった。 　わずかに残っていた難所のオオツララは、通過直後に大部分が大きい音をたてて崩れ落ちた。あすからは、次の寒波到来まで、暫くこの一帯は静かな谷に戻ることだろう。誰も居なくなった河原谷を、夕なずむ感触を味わいながら、一人ゆっくり降りて行った。