冷え込んだ日の白井岳

冷え込んだ日曜は、風雪強まるとの天気予報なものだから、安近短な白井岳へ。 登行ルートは特に決めず、いつもの朝里岳沢に沿って出発。少し進むと、左に複数人によるしっかりしたトレースが白井岳方面へ伸びている。これは歩いたことがない方向なので、迷うことなく乗っかってみる。朝里岳沢を渡り斜面に取り付くと、トレースがなかなかの深さで、降雪量の多さを感じさせる。こんな日は、先行に感謝感謝…と思っていると、あっけなくトレースは埋もれてくれている。 …という訳でラッセル開始。雪は深いが軽めなことと、低温対策で発汗しないようにゆっくり歩いたことで、特にキツくはない。 少し斜度が付く登りでは、深い雪の崩れ方が微妙で、下りでの急斜面突入は自粛する事に決定。 作戦どおり汗をかく事なく稜線直下まで進むと、次第に地吹雪が激しくなったので、ここで身支度を整える。 稜線に出ると南からの風が強く、顔の向きによっては息苦しい。…ので、さっさとピーク踏んで稜線下まで折返し。 滑りは、雪が深く、斜度が緩むと止まってしまう。なるべく自分のトレースを辿るようにしたが、すでに埋もれつつあり、やはり止まってしまうので楽しくない。 でも、まあ、息苦しいほど山の空気を吸えたので、こういうのもアリではある（笑）