【敗退】八経ヶ岳の天女の舞ソロ。

2018.02.07(水) 日帰り

活動データ

タイム

07:34

距離

10.6km

のぼり

973m

くだり

969m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 34
休憩時間
1 時間 9
距離
10.6 km
のぼり / くだり
973 / 969 m
1
7 28
2

活動詳細

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「あああ!天女の舞見たい!!!!」 と、またしても人の日記を見て興奮する事一週間。 毎日てんくらチェックしてガッカリする日々を乗り越えて、やっと来ましたA判定!! 朝4時に家を出て休憩ナシのノンストップ3時間運転! 新しく買ったスポルティバのネパールevoを颯爽と履いていったのだが、この靴かかとのフィット感が凄い。 超ミラクルフィットすぎてアクセルとかブレーキの細かい調整が出来ない。 登山口に着く前から、いや目的地に着く前からすでに足が攣りそうになってるってゆうこれなんて苦行? 7時過ぎに天川村役場の駐車場に到着。 この時点で外気温ー6度。自分以外の登山者らしき車はナシ。 ルートは地元のオッサンらしき足跡とシカとタヌキとウサギの足跡がワサッとついてて分かりやすかった。 ところが、30分を過ぎて最初の鉄塔手前あたりで人の足跡が無くなって完全な獣トレースになる。 ここらへんで3歩進んで2歩下がるみたいな状態になってきたので、とりま4本爪軽アイゼン装着。 。。。結論から言うと、新雪に軽アイゼンなんて全く無意味だった。 しかしつけ直す場所もないので、とりま林道に出るまでこれで頑張る。 が、一時間も登らないうちに膝下くらいまで雪に埋まる。 最早獣すら歩いていない完全ノートレースな新雪の上をかきわけ進む。 林道まであとちょっと!というところで遂に腿くらいまで埋まり始める。 林道に出たら!ワカンつけたら!楽になるから!頑張れ自分!と思いつつラッセルラッセル! 林道に出てようやくワカンを装着。 ふーこれでやっと楽になるぜ。と歩き始めてものの数分で再び腿まで埋まる。 なんでェ!? そこからはもうひたすらラッセルラッセルラッセル。。。。 後で見たらノンストップ5時間ほどラッセルしてた。そりゃグロッキーになるわ。 栃尾辻の避難小屋でちょっと昼飯にしようと思ってルート確認したら あれ、ルートロスしてるやん。。。 軌道修正を試みるも、傾斜が急すぎてズルズル滑り落ちる。 これはアカンと間違えた地点まで戻ってみるも、進むべき方向には馬鹿でかい雪庇。 この時点で12時半を過ぎている。 ここからどんだけ急いでも天女の舞には往復1時間近くかかるだろう。 逆算すると下山時刻は5時前。加えて体力の限界も近い。 ダメだ、戻ろう。。。 見上げれば真っ青な空。 遠目からでも真っ白に染まる天女の舞が木々の切れ間から見えている。 きっと今日は最高の景色が見れただろう。 この日まで待ったのに、ここまで来たのに、もうそこに見えてるのに、届かない。 今まで一人で登ってきて、それが寂しいとかしんどいとか思った事はなかった。 一人で何でも出来てどこでも行けて、別に誰かと一緒じゃなくてもいいじゃんとか思ってた。 けど、今回初めてソロの限界をまざまざと突きつけられて。 今まで登ってきた山だって、自分はずっと誰かのトレースを辿ってただけなんだって思い知った。 山友達、つくろう。 そんで次来る時はきっと友達と笑いあって写真撮ろう。 そう心に決めて、自分のトレースを一歩一歩踏みしめながら下山した。 最後に足攣りながらまた3時間ノンストップ運転の苦行。

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