新たなる力と熊群山

一昨年末、登山口を間違え撤退した熊群山、以降喉に刺さった骨のように感じていたが、ようやく再戦の機会を得た 天気は良くはないが、どうせ眺望のない山だからよし。それよりも岩場の凍結が心配だ また、念願のハクキンカイロを手に入れたので今回同行してもらうことにした。だが、動いていれば冬でもポカポカなので意外と持て余す。使い方は工夫しなければ… さて熊群山は万年山などと同じメサと呼ばれる、山頂が平坦になったテーブル状の山だ。ある程度まで登れば楽になる…のだが、そこまでが辛い。序盤から結構な傾斜、神社に着いてからの鬼階段、そして垂直の崖、と容赦なく高度を稼いでくる メサだから、後半楽だから、と言い聞かせながら鎖を手繰って登る。山頂までは90分程で到着したが、気分的には2時間超えている 山頂の居心地は余りよくないし、復路に崖下りが待っていると落ち着かない。神社まで降りてから食事にしよう 全行程は3時間ちょいのやや短いコースだが、疲労感はバッチリ。修験の山で知られる津波戸山よりも余程修業向けの山だった