活動データ
タイム
06:31
距離
8.1km
のぼり
659m
くだり
660m
活動詳細
すべて見る遠征3日目(山行2日目)は乗鞍岳の初心者王道コース・畳平→剣ヶ峰 乗鞍スカイライン(一般車両進入禁止)を標高2702mの畳平までシャトルバスで登る。畳平は車両で到達できる登山口としては日本で最も標高が高いらしい。 乗鞍岳の主峰・剣ヶ峰(標高3026m)までの標高差は324m。標準CTは上りで1°30'。ガシガシ派には物足りないだろうが、昨日の西穂で疲れた我が山岳部員達にはちょうど良い。ともかく我が家の記念すべき初3000m越えだ。 【朴の木平駐車場・バスターミナル】 畳平へのシャトルバスは、平湯と朴の木平から出ている。朴の木平は本来スキー場で無料大駐車場があり夜間トイレも解放されているのでココで車中泊し朝を迎える。シャトルバスはA(晴れの日)ダイヤとB(雨の日)ダイヤがあり、この日はAダイヤ。朝一便は3:30。御来光を見に行くのか駐車場は3時過ぎから人の動く気配がする。しかし、当然ながら子供達は爆睡中。僕も二度寝zzz 7時半を過ぎてようやく子供達が起床。昨夜高山市内のコンビニで調達したおにぎり等を食べ支度を始める。 ダイヤは30分間隔で発車5分前には長蛇の列でできる。しかし積み残す人がいればすぐに増車が来る。並び遅れてターゲットの便に乗れなくてもそれほど待たずに済みそうだ。とりあえず8:25発をターゲットにして子供達の支度を急がせ、先に往復チケットを購入した。なんとか5分前に乗り場の列に並び、予定通り8:25に乗車できた。 【乗鞍スカイライン】 バスは乗鞍スカイラインを45分かけて畳平に登って行く。車窓からは紅葉の始まった森林の景色がだんだん森林限界を超えていく様子や、雲海を突き抜けていく様子が見え、なかなかの感動モノなのだが…子供達は爆睡zzz 【畳平~肩の小屋】 畳平から肩の小屋までは整地された広い砂利道でお散歩コース。 右手の不消ヶ池には万年雪がありビックリ。 さらに富士見岳の横を通り過ぎると左手に大雪渓が見えてきて感動。なんとスキーをしている!帰りに余力が有ったら雪渓に寄り道しよう。 【雷鳥さん】 歩いていると、摩利支天岳の山腹を見上げる人だかり…雷鳥さんがいるらしい。僕の裸眼では辛うじて何か生き物がいるのが解るぐらいの遠い距離。一応持ってきてたコンデジを最大限望遠にして撮影。カメラの液晶画面じゃ解らなかったけどパソコン画面で見たら雷鳥さんだと認識できた。これでも一応「雷鳥さんを見たよ!」と言っていいかな? 【肩の小屋~蚕玉岳】 傾斜も路面も登山道らしくなるが、ほぼ全行程、はみ禁ロープが張られているのでガスっても道迷いは無さそう。 上りも下りも人が多く数珠つなぎ。速い人はそれでも抜いて行くが、我々は流れに身をまかせゆっくり登る。 肩の小屋までほとんど標高を稼いでいない半面、肩の小屋からいっきに標高を上げるが、これが地味にきつい。 ただの通り道のようだが蚕玉岳(2980m)の山頂に到着。間近に迫る剣ヶ峰を眺め小休止。 【蚕玉岳~剣ヶ峰】 ここからラストスパート。 頂上小屋の手前で道が二股に分かれており、左に行くと乗鞍岳頂上小屋売店と書いてある。多くの人が売店のほうへ行く。こりゃ今行っても店はごった返してるだろう、売店は帰りに寄る事にしてまずは山頂を目指そう…そう思い前の人に続いて右のルートへ行くと下ってくる人の列が延々続きなかなか登れない。と、下り中の人から声がかかる「すみませ~ん。ここは下り優先なんで、できるだけ下りを先に行かせてください。案内が乏しくて解り辛いんですけど、上りは小屋の方を通るようになってるんですよ~」なんだ、そーいうことだったのか!「すみませーん」はいはい、ならば分岐まで引き返して上り直します。売店に到着。店の窓口から「一方通行で帰りには寄れませんよ~、お土産如何ですか~」と声がかかる。やっぱり一方通行だったのね!しかし、あの看板だけで一方通行とは気付かない。それに売店に下ってくる人もいっぱいいるよ…やっぱり「上り専用・下り専用」とか「一方通行」とか書いた看板を設置してほしい。 3~4人しか入れない狭い店内に入りバッジを見つける。1個1000円ちょっと高いので子供達は遠慮するが、せっかくなので購入すると日付スタンプ付きの登頂証明カードがついていた。良かったね。(店の外に出るて、よくよく見ると大抵の物は店外にも展示してあったので外で見て外の窓口で告げれば買えました) 売店(頂上小屋)を後にすると頂上はもう眼と鼻の先だが、どうやら混雑ピークの時間帯らしく完全渋滞。山頂標柱はお宮の向こう側に有り、お宮の周囲を時計回りに回る列になっている。順番待ち10分でようやく山頂記念写真。しかしガスガス展望無し残念。 下りはスイスイ、あっという間に肩の小屋まで戻ってこれた。 【大雪渓】 肩の小屋で昼食休憩。昼食中に雪渓へ行くかどうか家族会議。寄り道は体力的にはきついが、雪&スキー大好きの子供達は行くと決断しオプショナルツアー決定。登山道を降りていき、雪渓近くに来たら横に行けばいいや…と思っていたらロープが張られて何処も彼処も立入禁止。結局車道(長野県側の乗鞍エコーライン)まで降りてしまい、雪渓行きの登山道を登り返し、ようやく雪渓に到着。 間近で見ると半端ない急斜面だが、この時期・この場所で滑る(しかも、ココへは板を担いで自転車上がって来ている)猛者達は軽々と滑っている。感心しながらしばし見学。我が登山部もいつかここを滑ってみたいなぁ。 さて、スキーヤーの邪魔にならない隅っこで雪渓を歩いてみる。当然ながら真冬の雪とは違う。薄い表層のざらめ雪の下は硬い氷、キックステップも歯が立たず。本気の雪渓歩きの怖さを実感。経験というほどの経験ではないが、ちょっとでも生で体験でき、寄り道の甲斐があった。 雪渓を後にして車道まで下りるとそこはバス停、20分待てば畳平に行く路線バスが来る(280円)。 来た道を歩いて戻るかバスに乗るか?バスに乗ろうと誘ってみるが、子供達は「280円(3人分計700円)がもったいないので歩く」と言う。偉いねぇ!そこへ下りの路線バスが8台編成でやってた。8台がバス停に停まる光景は私的にはナニコレ珍百景!時刻表を見るとそのバス達は約20分遅れのようだ。ならば、上りのバスも定刻には来ない可能性が高い。畳平発の帰りのシャトルバス最終便に乗り遅れたらシャレならない、ここは確実に歩いて戻ることにした。 結局、肩の小屋→雪渓→肩の小屋をちょうど2時間。剣ヶ峰ピストンではちょっと物足りない感じだったので、ちょうど良い寄り道だった。 【肩の小屋~畳平】 2時間ぶりの肩の小屋はずいぶん人が少なくなっていた。山小屋の料理を食べたことが無い我々にとって今がチャンス。おでんでも食べてみないか?と子供達を誘うが「280円節約した意味が無くなるやん!」と一蹴された。君達、本当に偉い!! (ちなみに、肩の小屋で普通の登山バッジを売っていた。こっちで買えば安かったなぁ) 来た道を戻ると最後が上り階段となるので、帰り道は鶴ヶ池の側を通る砂利道コースで下山。 V字に折り返す所に差し掛かると、子供達が、すぐ向こうの車道に県境の看板を発見し、長野県に行ってみたいと言う。山を歩いている間に岐阜と長野を行ったり来たりしている筈だが、目に見える県境は山中には無いので、まあ行ってみようか… 岐阜と長野を行ったり来たり、ひとしきり楽しんでたら、直近のバス時刻にギリギリになってしまった。 急いでバス乗り場に行くもののタッチの差でアウト!30分待ちとなってしまった。 (Aダイヤの場合、朴の木平行きは30分に1本、平湯行きは1時間に1本) 【ひらゆの森(温泉&土産)・アカンダナ駐車場】 朴の木平に到着すると目の前に「宿儺(すくな)の湯 ジョイフル朴の木」という温泉宿があり、今日はここで温泉に入りたいところだが、昨日行った「ひらゆの森」はお土産売り場が充実していたので、土産を買うため今日も「ひらゆの森」へ行くことになった。そして昨日リサーチを忘れてたアカンダナ駐車場(平湯に車を置いて上高地に行く場合はココに駐車しココからシャトルバスに乗る)の場所を確認。ネットで調べると9/1~11/15の営業時間は4:00~17:30(シャトルバスの運行時間に合わせて変更になる)との事。営業時間を過ぎると出庫もできないのか?ならば上高地発最終バスで戻ってきたらアウト??それとも最終バス到着後しばらくは大丈夫???はたまた出庫はノータイム????そこら辺がよくわからないが、入口に到着した19:40分頃でも出てくる車がいた。アカンダナ駐車場の営業時間の詳細わかる方いたら教えてください。 【夕食】 昨夜と同じコースでジョイ○○へ。サーロイン定食690円は子供達にとっては値段を遠慮せずに食べれる最高のご馳走らしい。昨日もらったドリンクバー割引券を使って今日はドリンクバー付きでさらに大喜び。「山に行ったらジョイ○○へ」が定番になってきた? 【車中泊】 今夜も昨夜同様、朴の木平駐車場で車中泊することにした。 最高の星空で天の川が綺麗でした。 明日、もう一山登りたいところだが、宿題がある部長の為に一日早めに朝から帰ることに決定。 飛騨での最後の車中泊。おやすみ~ …貧乏遠征(4)へ続く…
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