活動データ
タイム
11:53
距離
44.5km
のぼり
2906m
くだり
2932m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る二日前に小野アルプスに行った際に、軽く右の足首を痛めていたが、新神戸~摩耶山くらいならのんびり行ったら平気だろう思い午前7時出発。 8時に新神戸から登り始める。先週市ヶ原の辺りでスズメバチに刺された人がおり、今日も多いだろうなぁと思いながら進むとびっしり『スズメバチ注意!』の看板があった。確かにそこら中にウヨウヨ飛んでおり、休憩するにも落ち着かない有様。のんびり山歩きの計画はハチの羽音にかき消され遠のいていった。 今回は全縦をあまり意識せずに進もうと思い、遠回りのトゥエンティクロスを経由して進むことにした。今年は雨や台風が多かったためか所々道が崩れていたが、沢渡りが楽しく、浅い所はジャバジャバはまって進み、河原で足を洗って涼んだりしながら進んだ。 途中、森林植物園なる施設があった。この時点で午前10時を過ぎたあたり。まだ時間はたっぷりあったので休憩がてら入ってみる事にした。中に入ると家族連れとドでかいカメラと三脚を担いだ人が何名いた。注意して見ていると、なるほど確かに変わった鳥がそこらを飛び回っていた。つまりそういう場所なんだろう。正門付近の展示室にスズメバチの巣が飾ってあった。説明文には『キイロスズメバチは9月から10月にかけて他の種に襲われる事が多く、神経質になっているため特に攻撃的になっており注意が必要』などとげんなりするような事が書いてあった。摩耶山頂まではまだ折り返し地点――。 小一時間散策、休憩して徳川道へ。幕末期に神戸港に逗留している外国人と大名が参勤交代の際にはち会わさないようにと通した道らしいが、馬や籠をを引いて通るような道ではなく、当時の幕府のフトコロ事情が想像できる。 摩耶山へは川に沿って登る事になった。ここも所々道が崩れており、道を間違えてないかとひやひやしながら進み、午後0時半頃に掬星台に到着。高さもあり見渡しがよく大阪湾まで綺麗に見えた。 昼食をとって午後1時。当初は摩耶山で降りようと思っていたが、しっかり休憩しながら進んだ割には早い時間だったし足の調子も良かったので六甲山最高峰を目指す事にした。 ここからは縦走路に沿ってサクサク進む。この辺りは車道の割合が多く、申し訳程度に山に入り、また車道に戻るの繰り返しであまり語る事もない。 車だらけで面白くもない六甲山町辺りを歩いていると急に睡魔に襲われたので記念碑台で休憩。ここも見渡しがよく随分遠くに来たもんだなぁとしみじみする。 この辺りで前半のんびりしていた事のツケを払う事になる。記念碑台から最高峰までは思った以上に距離があった。下山時の事を考えて焦りだし、六甲枝垂れ脇の山道からは小走りで進んだ。少し右の足首が痛み出した。5分ほど山道を進む、車道を渡る、また山道というシークエンスがいつまでも続き、足の調子は一歩ずつ悪化している気がしてくる。これはキツネかタヌキにおちょくられてるのかもしれないと思った辺りで突然視界が開けた。 最高峰手前からの景色を見て思わず笑ってしまった。さっきまでどこを見ても山だったのに、突然海がすぐそこにあるような気がしたからだ。(もちろん気のせいだったと下山時に痛感する)最高峰に到着して軽く休憩とストレッチをして午後5時に七曲がりルートで下山を開始。 足の痛みを騙し騙し進むというのを差し引いても下りは長かった。小一時間ほど進むと雨が峠・芦屋川ルートと住吉道の分岐があったが今の足の状態で登りはキツイと思い住吉道へ進んだ。 川に沿って下って行く道は所々崩れており、ここが本当に道なのかと不安になった。この時点で辺りはかなり暗くなっていたのでヘッドライトを点灯して慎重に進む。 午後7時頃に住宅地到着。この時ほど外灯を愛しく思えた事はない。ふらふらな足取りで阪急御影駅に向かった。
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