くじゅう1day17サミッツ

2015.07.25(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 5
休憩時間
39
距離
22.7 km
のぼり / くだり
2320 / 2218 m

活動詳細

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仕事を終えて牧ノ戸に着いたのが午前3時。久しぶりに天気の良い週末なのに、駐車場には車が少ない。台風が近づいているからだろうか。このままじゃ寝不足なので、3時間ほど寝ることにする。スタートは遅くなるけど、日のあるうちには下山できるだろう。 6:25に大曲から入山。大曲Pも車は2台しかない。 雲一つない晴天。寝不足で身体は重いのでゆっくりペースで三俣を目指す。スガモリ手前でサクサク登るオジサンに追い抜かれるが、気にしない。今日は長丁場なんだから。 1座目となる本峰の手前で、同年輩の登山者とすれ違う時に声をかけられた。 「あの~、南峰ってどう行けばいいんですか?」  本峰から行ってもいいし、Ⅳ峰手前の鞍部から行ってもいいですよ。 「う~ん、本峰から行く道が分からなかったんですよね」  僕もこれから行きますけど、ご一緒します? ということで南峰までご一緒した。 この後の直登ルートも同行してよいかとお尋ねになるので、僕のペースで良ければということに。いつもならズルズルの黒土だが、今日は良コンディションなので飛ばし気味に下りる。いや、やっぱり同行者がいたためか、良いとこ見せようとしたのかもしれない。オーバーペース気味になってしまい、コースタイムなら1時間かかる所を30分で駆け下りてしまった。おかげで膝が笑った。これはイカンと、坊がつるの水場で足を休め、ゆっくりペースで大船を目指す。 10:10 大船山頂に着く。 スタートして3時間45分、ほぼ予定通りだが思ったより足が重い。北大船の後は立中山経由で鉾立峠に出るつもりだったが、法華院で大休止しよう。ところで法華院の昼食は断然「牛丼」がいい。カレーと違って、肉はたっぷりだし、生卵も付いている。 しっかり1時間休んで、さていよいよ後半戦だ。 ここでちょっと気になる事が。 法華院から鉾立峠へ向かう登山道に入ってすぐの所に、登高禁止の登山口があるのだが、そこはちょっとした広場になっている。そこにテントが数張りあったのだ。こういうヤミテンは良くない。恐らく法華院にテン場代も払っていないだろうし、ほんの数分歩けば無料のテン場・坊がつるがあるのだから。 鉾立峠から白口岳へのルートは破線ルートで厳しいとされるが、今回はガスもなく気持ちよく登った。ルートは明瞭で黒土もあまり滑らないし、登った分だけ高度が上がる様子は爽快だ。最後の岩場を登り切った時には、今回のワンデイ17サミッツ踏破に確信を持った。 山頂で軽快な姿の二人組と会う。足元はローカットのトレラン風。 反対側から女性の登山者も登ってきた。あれ?ユリさんじゃないですか! 「ぎゃ~ワカさん、なんしようと?今日は来ないって言ってたやん」 そう、今日はツネさんのマイテントデビューのお祝いがあるのだが、行けなくなったと連絡していたのだ。でも事情が変わったので、来たわけです。 「じゃあ、また後で会おうね。ってワンデイ終わって、また登ってくると?」 はい、一応そのつもりです(笑)。 ちなみにユリさんもワンデイ17サミッターだ。 白口から先は稜線歩きだからスピードが上がる。 まずは稲星山へサクッと10分。続いて中岳までホイホイと20分。天狗ヶ城までオリャっと5分。久住山までヨイショと25分、という感じで一気に4座を落とした。 ところで白口で会った二人組と、中岳分岐でちょっとお話をした。 「その靴、スポルティバのゴアサラウンドモデルですよね。どうです?」  いや~実に快適ですよ。軽いし蒸れないし、足さばきがラクチンです。 「僕もソレ欲しかったんで悩んだんですよね~。くじゅうの縦走程度なら、この手の靴がいいですよね~」  ですね~。でも非防水のトレランシューズの方がもっと軽くて、汗抜けもいいから、そっちもいいですよね。 さて、残るはラスボス、星生山を残すのみだ。 時間を見ると…う~ん、10時間は切れそうにないなぁ。この後にまたスガモリ越えて法華院に登り返すから、足を残しとかないとなぁ。ということで久住山から星生山までは42分かけて、エッチラオッチラと登る。 16:08 10座目となる星生に到着! そして17時30分、歩き始めから約11時間後に牧ノ戸登山口に戻ってきた。やった~!1day17サミッターの称号を自分に与えちゃうよ!(笑)。すべての山頂で晴天に恵まれ足や関節の痛みも出ず、熱中症も怪我もなく10座を廻りきれ、僕は高い昂揚と達成感に包まれた…。 あ、でもこれからまた15kg担いで法華院まで行かなくちゃ…。

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