菜畑参道-キトラ川源流-五辻下宝山寺道

2018.03.10(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 14
休憩時間
30
距離
4.5 km
のぼり / くだり
380 / 152 m
1 27
1 43

活動詳細

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菜畑参道は往馬大社北から奥菜畑薬師堂への道をたどり、途中で分岐して山道に入り正面参道の女人堂跡付近に繋がる道です。紹介記事を検索してみると、ふぁんトントさんがヤマレコに掲載した2件がある程度で、歩く人も少なくヤブです。これを紹介しようというのが今回の記事です。ただし、ふぁんトントさんのルートとほんの少し違っています。なぜ違いが出たかは菜畑参道についての私の研究ページをご覧下さい。 http://www1.kcn.ne.jp/~fmikami/nabatasandotokitoragawa.html これだけではチョロすぎるので、菜畑参道が付け替えられた原因であるキトラ川の源流を歩きました。ケーブル霞ヶ丘駅から、岩谷滝に降る道で、地図では川沿いに道が描かれているのに、途中の廃屋から下は地図と違う道になってしまうル-トです。これを地図どおりに歩こうという試みです。さらに廃屋下から、明治地図にある五辻から下の暗峠宝山寺道で、私が歩けていなかった部分を調査しました。この部分の調査済みのところの状態については以下のページに掲載しています。 http://www1.kcn.ne.jp/~fmikami/ikomaisisaisekido.html

生駒山・神津嶽・大原山 一分駅から出発です。パーマ屋という美容院があります。パーマを掛けない人は入ってはいけないのでしょうか?
一分駅から出発です。パーマ屋という美容院があります。パーマを掛けない人は入ってはいけないのでしょうか?
生駒山・神津嶽・大原山 大宮橋で生駒川を渡ります。この欄干だけが古橋の名残です。
大宮橋で生駒川を渡ります。この欄干だけが古橋の名残です。
生駒山・神津嶽・大原山 突き当たりに西壱分地蔵堂、中央の地蔵様は桃山時代、左右の石龕地蔵菩薩と種子碑は室町期らしい。
突き当たりに西壱分地蔵堂、中央の地蔵様は桃山時代、左右の石龕地蔵菩薩と種子碑は室町期らしい。
生駒山・神津嶽・大原山 往馬大社です。
往馬大社です。
生駒山・神津嶽・大原山 往馬大社北の菜畑参道道標、「左ほうざん寺」なので、南から進む人用です。
往馬大社北の菜畑参道道標、「左ほうざん寺」なので、南から進む人用です。
生駒山・神津嶽・大原山 その向かいの阿弥陀様、室町時代のものです。
その向かいの阿弥陀様、室町時代のものです。
生駒山・神津嶽・大原山 少し寄り道。橋を2つ渡って、対岸の木陰の道標、榁木大師近道と記銘してあるんですが、どこを進むのやら・・・同種の道標が北のJP少し北にもあります。
少し寄り道。橋を2つ渡って、対岸の木陰の道標、榁木大師近道と記銘してあるんですが、どこを進むのやら・・・同種の道標が北のJP少し北にもあります。
生駒山・神津嶽・大原山 戻って道標に従って進むと、正面に生駒山、左の道が太い道ですが、右へ進みます。
戻って道標に従って進むと、正面に生駒山、左の道が太い道ですが、右へ進みます。
生駒山・神津嶽・大原山 少し進むと、「右ほうざん寺」の道標、埋もれて読めないのですが、「歴史に残る信仰の文字」(生駒民俗会発行)に埋もれていない写真がありました。気付きにくくてよく見逃します。
少し進むと、「右ほうざん寺」の道標、埋もれて読めないのですが、「歴史に残る信仰の文字」(生駒民俗会発行)に埋もれていない写真がありました。気付きにくくてよく見逃します。
生駒山・神津嶽・大原山 地蔵真言を書いた石柱が建ててありますが、これも阿弥陀様です。桃山期のものです。
地蔵真言を書いた石柱が建ててありますが、これも阿弥陀様です。桃山期のものです。
生駒山・神津嶽・大原山 ミツマタが見事に咲いていました。
ミツマタが見事に咲いていました。
生駒山・神津嶽・大原山 三差路で少しだけ降って、石垣そばの道標。細道を入ります。
三差路で少しだけ降って、石垣そばの道標。細道を入ります。
生駒山・神津嶽・大原山 個人の庭のようで、進むのをためらいますが、この写真中央の細道を上ります。道の鉄板は最近敷いてくれたもので、ハイカーのことを考えてくれています。
個人の庭のようで、進むのをためらいますが、この写真中央の細道を上ります。道の鉄板は最近敷いてくれたもので、ハイカーのことを考えてくれています。
生駒山・神津嶽・大原山 その先は石畳道風に整備しようとしています。今日のところは最上部が未完成ですが、ゆっくりやられるそうです。もっとも整備はここだけですが・・・
その先は石畳道風に整備しようとしています。今日のところは最上部が未完成ですが、ゆっくりやられるそうです。もっとも整備はここだけですが・・・
生駒山・神津嶽・大原山 簡易舗装ですが、石畳道だった痕跡があります。
簡易舗装ですが、石畳道だった痕跡があります。
生駒山・神津嶽・大原山 ここで、道は左にカーブするのですが、明治地図の古道は直進です。しかし、ヤブのどこが入口じゃー。
ここで、道は左にカーブするのですが、明治地図の古道は直進です。しかし、ヤブのどこが入口じゃー。
生駒山・神津嶽・大原山 ヤブに突入するとすぐ道がわかりました。しかし入口がわかりにくい。他の人のために入口だけでもヤブを払っておこう。これでわかるでしょう。
ヤブに突入するとすぐ道がわかりました。しかし入口がわかりにくい。他の人のために入口だけでもヤブを払っておこう。これでわかるでしょう。
生駒山・神津嶽・大原山 ヤブは入口だけ、後は明瞭です。忘れられた古道は大抵そうなっています。
ヤブは入口だけ、後は明瞭です。忘れられた古道は大抵そうなっています。
生駒山・神津嶽・大原山 進むとキトラ川にぶつかりました。多分、ここから先はこの川が古道だったのです。右岸が通れそうなので、進める所までたどってみます。
進むとキトラ川にぶつかりました。多分、ここから先はこの川が古道だったのです。右岸が通れそうなので、進める所までたどってみます。
生駒山・神津嶽・大原山 もう少しいけるかな。
もう少しいけるかな。
生駒山・神津嶽・大原山 この先はちょっと無理ですね。左の坂を登って普通の道に戻りましょう。
この先はちょっと無理ですね。左の坂を登って普通の道に戻りましょう。
生駒山・神津嶽・大原山 登るとこんな所、明瞭な道です。
登るとこんな所、明瞭な道です。
生駒山・神津嶽・大原山 この辺はいい道なんですが・・・
この辺はいい道なんですが・・・
生駒山・神津嶽・大原山 そのすぐ先でやはりキトラ川にぶつかりました。この木の向こうは急坂で川に落ち込んでいます。もう少し左(南)を進まないといけない。
そのすぐ先でやはりキトラ川にぶつかりました。この木の向こうは急坂で川に落ち込んでいます。もう少し左(南)を進まないといけない。
生駒山・神津嶽・大原山 足跡がありますが、人間じゃないですね。イノシシのようです。
足跡がありますが、人間じゃないですね。イノシシのようです。
生駒山・神津嶽・大原山 どこが道やらわからなくなりましたが、高い方に進んでいくと前方にコンクリート壁が見えます。
どこが道やらわからなくなりましたが、高い方に進んでいくと前方にコンクリート壁が見えます。
生駒山・神津嶽・大原山 コンクリート壁に通路が作ってあります。ここを使わずにコンクリート壁沿いに上に進んでも出口はありません。進んでも全て私有地になっています。
コンクリート壁に通路が作ってあります。ここを使わずにコンクリート壁沿いに上に進んでも出口はありません。進んでも全て私有地になっています。
生駒山・神津嶽・大原山 通路を登るとこんな道、中部配水池管理道です。この道を上に進むと、中部配水池入口ゲートに出て通行不可です。降るしかありません。
通路を登るとこんな道、中部配水池管理道です。この道を上に進むと、中部配水池入口ゲートに出て通行不可です。降るしかありません。
生駒山・神津嶽・大原山 管理道から通路を振り返りました。
管理道から通路を振り返りました。
生駒山・神津嶽・大原山 降るとキトラ川の橋、直前に車止めチェーンがあります。
降るとキトラ川の橋、直前に車止めチェーンがあります。
生駒山・神津嶽・大原山 橋を渡って上方向を見ています。この道はおそらく参道の名残ですが、すぐ先が中部配水池の斜面になってしまいました。
橋を渡って上方向を見ています。この道はおそらく参道の名残ですが、すぐ先が中部配水池の斜面になってしまいました。
生駒山・神津嶽・大原山 下方向を見ています。これも参道の名残だと思います。少し下ってみよう。
下方向を見ています。これも参道の名残だと思います。少し下ってみよう。
生駒山・神津嶽・大原山 道が川と分かれる所からのキトラ川です。おそらくここが古参道だったのです。なんか通れそうですが、降りていく道はありません。
道が川と分かれる所からのキトラ川です。おそらくここが古参道だったのです。なんか通れそうですが、降りていく道はありません。
生駒山・神津嶽・大原山 橋の所まで引き返して、正面参道方面に進みます。明治地図を検討すると、この付近がキトラ川の旧流路だったようですが、痕跡はありません。
橋の所まで引き返して、正面参道方面に進みます。明治地図を検討すると、この付近がキトラ川の旧流路だったようですが、痕跡はありません。
生駒山・神津嶽・大原山 正面参道に合流しました。
正面参道に合流しました。
生駒山・神津嶽・大原山 すぐに三丁町石。
すぐに三丁町石。
生駒山・神津嶽・大原山 四丁町石。
四丁町石。
生駒山・神津嶽・大原山 ここで市道9号線(暗街道宝山寺道)にぶつかります。正面参道がここだけ無くなっている所です。左折ですね。
ここで市道9号線(暗街道宝山寺道)にぶつかります。正面参道がここだけ無くなっている所です。左折ですね。
生駒山・神津嶽・大原山 ここで右へ進んで、正面参道に復帰するのが普通ですが、菜畑参道の痕跡をたどるため、市道9号線を進みます。
ここで右へ進んで、正面参道に復帰するのが普通ですが、菜畑参道の痕跡をたどるため、市道9号線を進みます。
生駒山・神津嶽・大原山 これが菜畑参道の痕跡です。ここから登ります。
これが菜畑参道の痕跡です。ここから登ります。
生駒山・神津嶽・大原山 その反対側の谷の様子。どこを通っていたんでしょうね。見当も付きません。
その反対側の谷の様子。どこを通っていたんでしょうね。見当も付きません。
生駒山・神津嶽・大原山 たけまる号停留所から登ります。石畳が残っています。
たけまる号停留所から登ります。石畳が残っています。
生駒山・神津嶽・大原山 ここで正面参道に復帰です。五丁町石と、女人堂跡石碑はパスしてしまいました。
ここで正面参道に復帰です。五丁町石と、女人堂跡石碑はパスしてしまいました。
生駒山・神津嶽・大原山 菜畑参道を示す道標、石造遺物調査報告書によると正面が「右志ぎ山たつた道」、背面が「すぐならこふりやま」だそうです。するとこれは背面なのか。そうは思えませんが・・・
菜畑参道を示す道標、石造遺物調査報告書によると正面が「右志ぎ山たつた道」、背面が「すぐならこふりやま」だそうです。するとこれは背面なのか。そうは思えませんが・・・
生駒山・神津嶽・大原山 六丁町石。
六丁町石。
生駒山・神津嶽・大原山 駅前新参道に合流です。
駅前新参道に合流です。
生駒山・神津嶽・大原山 お昼ご飯をここで食べることにしました。昔、たき万という旅館でした。高橋和巳を読んだ方はご存じかも知れません。
お昼ご飯をここで食べることにしました。昔、たき万という旅館でした。高橋和巳を読んだ方はご存じかも知れません。
生駒山・神津嶽・大原山 昼食を終えて、岩谷滝大聖院に来ました。下の行場です。この向かいに上に登る道があります。
昼食を終えて、岩谷滝大聖院に来ました。下の行場です。この向かいに上に登る道があります。
生駒山・神津嶽・大原山 上の行場です。さすがにここから登る道はないですね。引き返して下の行場向かいから登ります。
上の行場です。さすがにここから登る道はないですね。引き返して下の行場向かいから登ります。
生駒山・神津嶽・大原山 行場上の堰堤です。
行場上の堰堤です。
生駒山・神津嶽・大原山 どんどん進んで、さらに上の堰堤を越した所です。ここまでは何の問題もない道ですが、さてこの上はどうなっているか?道がありそうに見えません。しかし水がほとんど無いので、谷を登っていきましょう。道があればそこを通り、無ければ谷を登るまで、危なくなったら左の斜面を登れば逃げられます。
どんどん進んで、さらに上の堰堤を越した所です。ここまでは何の問題もない道ですが、さてこの上はどうなっているか?道がありそうに見えません。しかし水がほとんど無いので、谷を登っていきましょう。道があればそこを通り、無ければ谷を登るまで、危なくなったら左の斜面を登れば逃げられます。
生駒山・神津嶽・大原山 谷でない所を通っていますが、道かなあ?
谷でない所を通っていますが、道かなあ?
生駒山・神津嶽・大原山 堰堤です。左が簡単に登れます。
堰堤です。左が簡単に登れます。
生駒山・神津嶽・大原山 道のようでもあるし・・・
道のようでもあるし・・・
生駒山・神津嶽・大原山 ここは谷を行くしかないようです。
ここは谷を行くしかないようです。
生駒山・神津嶽・大原山 ここは道です。もうすぐ、廃屋下です。
ここは道です。もうすぐ、廃屋下です。
生駒山・神津嶽・大原山 送水パイプが横切っています。
送水パイプが横切っています。
生駒山・神津嶽・大原山 送水パイプの続き、ここを登ると廃屋の裏手に出て、あとは地図どおりに道があると知っていますので、登らずに暗峠宝山寺道の未調査部分に挑戦します。キトラ川左岸で通れそうな所を見つけます。
送水パイプの続き、ここを登ると廃屋の裏手に出て、あとは地図どおりに道があると知っていますので、登らずに暗峠宝山寺道の未調査部分に挑戦します。キトラ川左岸で通れそうな所を見つけます。
生駒山・神津嶽・大原山 ここ通れそうです。
ここ通れそうです。
生駒山・神津嶽・大原山 こんなものがある。正しいようです。
こんなものがある。正しいようです。
生駒山・神津嶽・大原山 道のようですが、大変な急坂です。昨日雨が降っているのでよくすべります。二足歩行では無理だ。四足歩行になってしまいました。
道のようですが、大変な急坂です。昨日雨が降っているのでよくすべります。二足歩行では無理だ。四足歩行になってしまいました。
生駒山・神津嶽・大原山 急坂を登りきるとこんなものが・・・人工的なものです。全く読めませんが、文字もありそうな感じです。古道の痕跡でしょう。
急坂を登りきるとこんなものが・・・人工的なものです。全く読めませんが、文字もありそうな感じです。古道の痕跡でしょう。
生駒山・神津嶽・大原山 進むとケーブル線にぶつかりますが、断崖絶壁(それほどでもないか)です。ケーブル線敷設で山が切り取られています。しかし、右(下り方向)に降れました。
進むとケーブル線にぶつかりますが、断崖絶壁(それほどでもないか)です。ケーブル線敷設で山が切り取られています。しかし、右(下り方向)に降れました。
生駒山・神津嶽・大原山 降っていくと送水パイプ、先ほどの廃屋下で見たパイプの続きと思われます。ここでケーブル線を渡ります。
降っていくと送水パイプ、先ほどの廃屋下で見たパイプの続きと思われます。ここでケーブル線を渡ります。
生駒山・神津嶽・大原山 渡った先、ケーブル線そばにこんなものが・・・実はこれはすでに気付いていて、暗峠宝山寺道の痕跡ではないかと疑っていたのですが、その確率が増えました。
渡った先、ケーブル線そばにこんなものが・・・実はこれはすでに気付いていて、暗峠宝山寺道の痕跡ではないかと疑っていたのですが、その確率が増えました。
生駒山・神津嶽・大原山 林を突っ切るとここに出ます。
林を突っ切るとここに出ます。
生駒山・神津嶽・大原山 ハイキング道に出ると三十三丁石。生駒の古道が書いているとおりの所です。
ハイキング道に出ると三十三丁石。生駒の古道が書いているとおりの所です。
生駒山・神津嶽・大原山 宝山寺職員駐車場下の公園で休憩、ここでログを終了しました。
宝山寺職員駐車場下の公園で休憩、ここでログを終了しました。

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