活動データ
タイム
21:28
距離
31.8km
のぼり
3155m
くだり
2597m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る会の徳と堂ケ森から伊予富士まで縦走しました。 他のメンバーを入れるかとも思いましたが、それは止めました。 彼らに経験を積ますよりも大事なことがありますからね。 まず、前の夜に下山地の寒風山登山道に 車をデポしに登って行ったのですが、予想外の雪で途中で車が登れなくなり、バックでカーブを曲がろうとしてたらハンドルを誤って前輪を車道横の溝に落としました。 しかし、軽自動車ごときなら、二人で持ち上げられます。 車道に戻して、安全な場所まで移動してから堂ケ森の登山口まで行き、仮眠しました。 翌日、5時過ぎにスタート。寝てる間に来ていた車の持ち主のトレースがあります。徳はそれをさかんに残念がってました。しかし、幸いそれは堂ケ森まででした。やっぱり綺麗な雪は自分達で最初に踏みたいってのが当たり前だって事ですね。 昨日、降った雪は最初は快適で、二ノ森に近づくにつれ、膝くらいのラッセルになりました。まだまだ楽勝。 けれど二ノ森の下りから、石鎚までが恐い雪でした。北面は基本、急傾斜の硬い雪のトラバース。もちろんミスは出来ませんが、これは何とか成ります。 問題は南側の、トラバースが春の腐れ雪で、元々アイゼンの効きにくい雪の上に新雪が積もって、しかも気温が上がって、2.3歩歩いたらだんごが出来て危ないことこの上無いのです。その度にピッケルで叩き落としますが、その度に軸足がちゃんと決まってないと簡単に滑落です。何回か片足が流れてヒヤッとする場面が有りました。 そんなことで、体力を消耗しつつ、ようやく石鎚山に着きました。予定はこの後、東稜を降りて、土小屋を通過、シラサの小屋までです。 その東稜の下りは、昨日降った雪で、ルートの状態が悪くなり予想外に苦戦しました。 ようやく夏道に着いて、それからは土小屋までがまたラッセルでした。 とはいえもう僕には先頭を歩く力はなくて、それでも意地で何度か変わろうか?って言ったけど徳は笑ってまだ行けますからと言いました。 けど、このままだと予定のシラサ小屋に着くのは早くて19時、下手すりゃ20時を回ります。 徳はシラサの小屋の薪ストーブを楽しみにしてるようです。15時間行動位はソロでやっているだけあって、僕とは気合いの入りかたがちがうのです。 とはいえ、さすがに疲れたのか、土小屋が近づくと、「土小屋からの林道が雪多かったらキツイすね」と言いました。すかさず僕は、「俺の知ってる秘密の小屋があるからそこに泊まるか?」と提案しました。 話しはまとまりました。 それで、翌日です。5時過ぎにスタート。よさこい峠から、伊吹山を越え、子持権現のキツイ登りです。どうやらこのハイパー機関車も矢張疲れていると見えて「彼処まで行ったら先頭を代わって下さい。」と言うようになりました。 二人とも消耗しつつ、まあ、「それでも何とかいけるぜ」みたいな感じで瓶ケ森の雄山にたどり着き、女山の分岐から急傾斜を下ります。それがこれまでに無いくらい悪かったのです。 アイゼンが 効かねー。この雪に効くには爪の長さが原状より少なくとも今より3センチ欲しい・・・そんな雪でした。 で、降りきった所で、この先はまた、南側のトラバースルートが続くし、今の僕らの状態ではどこかでヤバいミスをやってしまう・・・ と言うことで西黒と自念子はカットしてロードを選択しました。 そのロードは予想外に雪が少なく、快調に進み、東黒森の登山口に着きました。 東黒森から伊予富士までは、やはり雪が少なく、ただ単にしんどいだけでした。う~むこれならばロードを使うべきでは無かったな😅 とはいえ、まあ、僕らの力はこの程度ですね。 けど、まあ、ルートの完遂は出来なかったけど、目的は達成出来ました。 もう少しやれたんじゃ無いかという思いは残りましたが。
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