活動データ
タイム
08:20
距離
18.3km
のぼり
1593m
くだり
1450m
活動詳細
すべて見る先月18日に登ってから一月後、再び伊吹山に登ってきました。あの時は前日まで吹雪いていたようで、新雪がどっさり積もった中をトレースを置きながら歩きました。今回は打って変わって雪解けシーズン。目に見える雪は9合目以上の主に山頂部の一部、といった感じでした。 そんな様子の異なる伊吹山登山でも、共通する点が一つ…。 それは両日とも真っ青な天気だった事。 本来ならより雪深い(まさに先回のような)厳冬期がまだまだ続く想定でスケジュールを組んでいたので予想とは違う積雪量でしたが、結果的には一部の尾根(迂回)や急傾斜(安全なルート選択と装備の着用)を除いて大変歩きやすく、これはこれでアリだなと思いました。 伊吹山と北尾根はドライブウェイで分断されている為、繋げられません。歩道もないので営業中は勿論のこと、「そうでない期間・時間」の歩行も禁止されているようです。現在は来月12日の開通に向けて徐々に除雪作業が行われておりますが、その作業が及んでいない“雪塊”の上を横切らせてもらいました。(尚この日は休工中) 禁止事由としては、このような工事車輌との接触や作業用にガードレールが外してある道路側端部からの転落等の理由が考えられます。尤もバリケードも点滅灯も保安設備は見たところ一切構築、設置されていません。 営業妨害と言われたら心外ですが、同時に濫用や安易な模倣はそれこそ心外ですので、二度と踏み入らない、何人も踏み入れられない場所が伊吹山にはあったのだと認識して、自戒としたいと思います。 閑話休題。 伊吹山はすっかり雪がなくなって、植生保護区域も表面化してきていました。そうでないゾーンでも、きっと色んな花が咲くのかな?と想像を膨らませながら低木や草木をなるべく踏まないように。この日は高度900メートル程に雲が延びていて、米原の里を挟んでそびえる霊仙山も終始その綺麗な姿を見せてくれました。 あっという間に8合目。右側の夏道を進みますが、2月の頂上直下の直登が信じられません。山頂では日本武尊君も凛々しくたっておられました。 その後北尾根を目指す事に。。静馬ヶ原、御座峰、大禿山、国見岳と進むに連れ残雪は深く、最大1メートル程残っている箇所もありました。雪庇や木々を押し倒して積もっている雪は踏み抜く可能性が大で、ヤバそうなリッジ以外はむしろメンバー同士がいつ踏み抜いてもいいよう、少し意地悪くカメラ構えながら待っていました。 振り返るたびに伊吹山がどんどん大きさを増す。そんな錯覚をしながら峠道を進みます。斜度のきつい雪面を下らなくてはならない場面では、メンバーでフォローしあって安全第一で通過しました。 国見峠に降り立ってからの林道がすーーーーーーーーーっごく長かった(落石と雪を含む土砂崩れの為、国見峠に近い場所まで車で進む事ができなかった為) でも色んな話をしたり、落ちていた鹿の角や木の実、雪渓や雪解け水で遊びながら歩いていられたので、しんどいイメージで終わらなくて良かったです。あ、山頂までスキンメッシュとPRIMINO1枚だったのは霊仙山で頑張った九州男児に捧げるオマージュとなっております。 最後に。 ドライブウェイの歩行は深夜であろうと積雪期であろうと駄目なものは駄目なんですって。自己判断も自己責任も及ばないエリアである事を皆様どうかご理解下さい。いえ頭の良い方ならこんな私が言うまでもない常識なのでしょう。私は納得はできていませんが認識はできました。また、荒れ果て崩壊した管理の行き届かない国見峠からのアクセスを提案されましたので、もし北尾根へ行かれる際はそこからとうぞ。 あ~いっそ鹿になりてぇ。
動画
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