『四国遍路3巡目』14日目は引きの強さに感謝！餅を拾って28〜30番

羽田から朝イチのJALで高知へやってきました。 ちょうど高知桜が満開、お天気も週間天気予報が晴れマークばかり！最高の遍路日和の高知へまたまたやって来ました。 高知龍馬空港から28番最寄り「のいち駅」への500円乗合タクシーを予約し忘れてしまったので、大日寺までタクシーで一気に移動しました。 9:20に、28番札所大日寺に到着。今回はここから歩き始めます。 暑くもなく、寒くもなく、長袖Tシャツにソフトシェル着用がちょうど良い。 大日寺を打ち29番札所国分寺への道、桜並木を眺めながら歩きます。気持ちがよく歩いているだけで最高に幸せ。 松本大師堂へ差し掛かると、スピーカーを通してお経が聞こえてきました。大師堂の法要がちょうど執り行われています。地元の方々が出席する中、お遍路さんも何名か。私も誘われて参加させて頂きました。 傾いて朽ちたお堂が再建されてちょうど10年の記念の法要ということで、前後の28番大日寺と29番国分寺のご住職がお経をあげてました。法要のあとは法話と餅まきが行われ、餅まきの直前にはますます多くの地元の方々が集まってきました。 高知は祝い事といえば餅まきが付き物だということで、今回はなんと米6俵分のお餅が振舞われました！ 「お遍路さん、お餅拾ってってー」 「どうぞどうぞー」と何人もの方が声を掛け、拾ったお餅を手渡してくれます。きゃーきゃー笑いながらお餅を拾う様子があまりにも楽しそうで、写真を撮る私も思わず楽しく嬉しくなります。 歩くのに重いので、お餅をは数個だけ頂戴してきました。 地元のお堂を守ろうという人たちのおかげで、遍路の文化が今まで長く続き、こうして歩かせて頂けるのだなと、感謝の気持ちでいっぱいになります。 大日寺のご住職は朗らかなお人柄のようで、帰り際「お遍路さん頑張ってねー」と、大きな声で手を振って見送って下さいました。 13:15、29番札所大日寺に到着。境内の枝垂れ桜が見事です。桜を眺めながら休憩してお昼ご飯を頂きます。 しかしこれがまずかった。暖かな日差し&満腹&朝早い飛行機に乗るために前夜は寝不足のため、眠気が襲って来て身体が重く膝から力が抜け前へ進めません。5号遍路小屋へやっとの思いでたどり着きひと休み。 「そういえば前回の歩き遍路の時も、この辺りを歩いている時は疲労困憊して脚が重かったな…」と記憶が蘇ります。あの時のウンザリした気持ちに比べれば、今日はまだマシ！大丈夫！と気持ちを切り替えたら、自然と歩き出す意欲が湧きました。 15:35、29番札所善楽寺に隣接する土佐一宮に到着。一宮だけあって立派な神社です。こちらに参拝し境内をぐるりと巡ってから善楽寺を打って、本日の行程は終了。 土佐一宮駅から高知駅へ移動し、とさでんの路面電車で宿へ移動。 今夜のお宿はホテルタウン本町。一泊3800円の破格のビジネスホテルです。施設は古いしウォシュレットも付いてないけど清潔だし、WiFiが使えるし、朝食は100円だし、フロントのスタッフさんは親切だし、とても良いお宿です。また泊まりたい。 夕食は初めてのひろめ市場にて、カツオの塩たたきと安兵衛の餃子で乾杯！ひろめ市場のワイワイした雰囲気は楽しかったですよ！ 桜は満開、お天気最高、法要にも参加できて、運の巡り合わせに感謝！