阿弥陀岳南陵 滑落事故により撤退

2018.03.25(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 36
休憩時間
58
距離
5.3 km
のぼり / くだり
1121 / 114 m
1 41
1 34

活動詳細

すべて見る

阿弥陀岳の厳しさを改めて味わった。 この日、南陵のP3にて7名滑落、内3名死亡。 前日の夜、舟山十字路に到着したときは4台の車が停まっていた。テン泊組が何人かいるようだ。 最高の天気のなか最高の景色を眺めながらガシガシ登る。 3年くらい前の八ヶ岳開山式の日に、P3を登りきったあとの岩場で遊んでいたら3~4メートルほど墜落。奇跡的に平らなところに落ちて擦り傷程度ですんだと思ったら片足に激痛。 やってしまったー。という訳で、登頂を断念して、開山式も断念して片足ひきずりながらP3を恐る恐る下る。 ゆっくりゆっくりなんとか無事に下山した。 診断は肉離れ。その程度で済んでよかった。 あのときは迷惑かけたね、ぷっちさん。 そんなことを思い出しながらP3に到着。トラバース手前の広いところで順番待ちしてる3人パーティーが1組。 日向でぼけーっと待っていたら登ってるはずの5名ほどのパーティーが戻ってきた。 撤退してきたのかな?と思ったら、リーダーらしき男性が「前のパーティーが滑落した!」と言った。 日向ぼっこしてぼけーっとしていたので、一瞬状況が読み込めなかったが、3人パーティーのガイドさんが下まで見に行ったり、みんなで必死に警察に連絡してるのを見てたら、大変なことが起きた!と実感した。 できることはなにもなかったが、とてもこの先を登る雰囲気ではないので、とりあえずP3を見に行ってみた。 この日は朝10時くらいまで風が強かったので、トレースが消えかかっていたが、確かに滑ったあとが残っていた。 P3は日陰なので、ピッケルを刺した感じ、雪質は締まってて登りやすそうな雰囲気だったが、滑落したら止まらないのかな?と感じた。 下を見に行ったガイドさんがすんごい登りずらそうなところを必死になって戻ってきたが、発見できず。 二組のパーティーのみなさんは、ちゃんと連絡ができるまでもう少しいると言うので、ここにいてもなにもできることはないと思い、先に下山を開始した。 そして立場山の方まで行くと南陵の全体が見渡せたので、じーっと見てみるが発見できず。 そうこうしてる間にヘリが飛んできた。 最初は探している様子でうろうろしてたが、発見したらしく、何回も行ったり来たりしていた。 その後自分等が下山したあとも、取材のヘリなのか分からないけどずっとヘリの音が聞こえていた。 今回は日記書くのは止めようと思っていたが、明日は我が身と言うわけで、これを見て1人でも安全登山を意識してくれることを願ってここに記します。

メンバー

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。