お江戸滞在イベント、第３弾。　小中学校学友との集まり。ただの呑み食いだけではモッタイナイ！　って言うことで、何故か上野界隈の名所を訪ねました。

写真が多く、山は出てこない。美術、文化の話ばかりなので、ご興味のおありでない方は、 スルーして下さい。 江戸滞在、遅ればせの、第３弾です。実施から３週間経ってしまいました。 昨年は、浅草から隅田川クルーズで、浜離宮へ。 その後、銀座をあるいて、高知アンテナショップの呑み屋へ行ったっけ。 今回、何故、上野か？ 考えたが、他に思いつかなかっただけですが。 その中、東京藝術大学という名門卒の友人が、上野界隈に 詳しいはず、ということで、ブラ企画プロデューサーに指名。 芸大出の彼女は、「駅と学校を毎日往復していただけで、 余り、知らないわ！」とのことでしたが、この機に 研究？されたか、価値ある場所を計画してくれました。 上野ならぬ、鶯谷駅に集合。歩く都合が良いという。 まず、訪れたのは、有名な『寛永寺』。江戸っ子の私も行ったことがない。 ＨＰに依れば、天台宗別格大本山で、徳川の安泰と万民の平安を 祈願するため、江戸城の鬼門(東北）の上野に建立されたと。 徳川１５人の将軍のうち、６人がここに眠ると。加えて 天璋院篤姫も。幕末の上野戦争で、敷地の大半が上野公園になった とあります。 次に音連れたのが「黒田清輝記念館」。 清輝と言えば、浴衣姿の夫人が団扇を以って、湖畔に佇む絵 が頭に浮かぶ。洋画家とともに、政治家でもあったらしい。 立派な記念館だった。日本の高いレベルの芸術を感じる。 この辺り、動物園、不忍池を取り巻くように 歩く。「清水坂」などという風情ある坂もある。 森鴎外の温泉？ 次は、私の期待の、横山大観住居が記念館になっている。 決して、豪華ではないが、実に味のある、日本らしい住いだ。 長い期間ではないが、晩年を過ごした家。 期せずして、翌日から、竹橋の現代美術館で、生誕150年の、大美術展が 開催されるようだが。記念館で満足した。 蛇足だが、大観と言えば、島根県安来市にある、足立美術館が有名だ。 大観の作品130点があるとのこと。 忍ばず通りを少し離れた所に、「旧岩崎邸庭園」という、都立だが 重要文化財がある。三菱財閥を立ち上げた岩崎家の本邸。 かつては、1万5千坪の敷地に、20棟以上の建物があったとのことだが、 今は、洋館、和館、撞球(ﾋﾞﾘﾔｰﾄﾞ)室のみ。流石のものでした。 こんなに沢山の遺産を見て、日本人の凄さをシミジミ味わいました。 最後は、お疲れさん会で、上野では、美味しいと評判の中国料理を 頂きました。 旧友との、再会も、私は、こんな形で楽しむのが好みである。