初心者目線で陣馬→高尾の奥高尾縦走路をレポート

2015.10.14(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間
休憩時間
43
距離
16.1 km
のぼり / くだり
1155 / 1017 m
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活動詳細

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【シェルパちゃんデビュー】 10月13日念願のASOLO SHERPA GVが届きました。 最近お世話になっている登山ガイドの方に紹介いただいたお店で5−6足あしいれしながらあんこ背負い、階段で立ち込みしながら自分にあった木型を徹底的に探してもらいつつ、、、 足型は日本人にしては幅狭く、甲もそんなに高くない。 親指より人差し指が長く、左の親指はいつも当たって爪まっくろ。 そしてなんといっても足デカイ!ヌードで計ると28.2cm。 店頭在庫の28.5cmにすっぽり収まってはいるが、前に詰めてもかかとに指一本入らない状態。 これを売るわけにはいかないよと、輸入元に流通在庫からかき集めてもらうことに。 後日、29cmと29.5cmが店頭にとどき、またなんやかんやと2時間ぐらい脱いだり履いたりを繰り返しながら29.5cm決定したんだけど、、、 揉み出ししていただいた後に最後にあしいれしたら、、おやおや? ベロのところにほつれが、、、、、 再度、流通在庫探しになり、13日めでたく納品と相成りました。 翌14日は仕事が休みだったのでかねてからSHERPAちゃんの足慣らしように念入りに計画立てていた陣馬→高尾の奥高尾縦走路にいそいそと出かけて行きました。 【朝の高尾駅は平日でも大行列】 世田谷近辺に住んでいる私は陣馬高原に行くには高尾駅からバスが最も便が良い。 高尾駅は北口、南口にバス停がありますが陣馬高原下行きは北口1番のりば霊園32系統陣馬高原下行きなので注意!南口で待っていても永遠に来ません。 高尾駅始発が6:51で40分間隔くらいで1時間に1本の割合。 休日に登山者で大行列となり臨時の増便が出るのはよく耳にしますが、7:35発のバスは平日でも長い行列となりました。 登山者に加え、少数の通勤の方々、そして陣馬高原の少し手前の小学校に通う小学生の登校時間帯にちょうどかち合います。 私は行列の中間あたりでしたが、乗車した時は席はすべて埋まり立ち客が出始めていました。 出発時間には都内の通勤電車並のぎゅうぎゅう具合。 私たち登山者、、すなわち観光客はこのエリアの生活テリトリーにかなりお邪魔している感じです。 高尾→陣馬高原下まで約40分、その手前の小学校まで子供達は約30分立ちっぱなしでした。 ごめんねぇ。 小学校を過ぎると乗車しているのは登山者だけ。ちょうど全部の席が埋まるほどの乗車率。 これからの季節、縦走を計画するなら始発のバスがオススメですね。 まぁ、終着が高尾山ですから日没迎えてしまってもどうにでもなるとは思いますが。 【陣馬高原下バス停→登山口】 8時30分、陣馬高原下バス停着。 20 - 30人ぐらいが出発準備をするには充分のスペースがあります。 トイレは小さめ。男性で言えば小便器1と個室が2つ。この先、陣馬山頂または和田峠までトイレなしです。 降り立ったのは5-6名のじじばばパーティふた組、ご夫婦、女性同士のタンデムが数組、ソロが私含め5名。 みなさん、トイレ済ますと結構そそくさとスタート、、、ストレッチしないとダメですよー。 ソロの方々は結構念入りに準備されてます。 私も準備運動をして初めてのシェルパちゃんを締め上げ、、、一番最後にバス停をあとにしました。 8時50分 バス停出発。 ここから登山口までバスが来た舗装路を沢沿いに2km弱緩やかに登ります。コースタイムでは30分。 最初の道標は「和田峠、陣馬山」 この舗装道は国道20号甲州街道から西八王子あたりで分岐した一般道。 ゴールとなる高尾山口の目の前も甲州街道ですから、ぐるり回って甲州街道に戻ってくる感じ。 自宅も甲州街道沿いですから、超俯瞰すると長いスプーンみたいなコースになります。 【登山口 入山】 9:08 登山道入り口到着 コースタイムより10分ほど早く到着。 気温は14℃ 長袖と半袖のベースレイヤの重ね着で少し肌寒い感じ。 舗装道はこのまま九十九折を繰り返し、和田峠の登山道、その先は藤野駅につながっていきます。 「陣馬山新ハイキングコース」となっていますが、ハイキング気分だと結構出鼻をくじかれるかも。 コースの序盤は沢沿いの針葉樹林帯を緩やかに登っていきます。 ものの10分ほど穏やかに進むと根っこと岩の混じった登りが始まります。 等高線の詰まり具合を見ても尾根沿いの急坂と予測できますが、結構見通しが良くずーっと続く感じです。 標高にして200mくらい登ります。一番の頑張りどころです。 地形図を読みながら、右下遠くに見える舗装道との距離感測りながら急登があとどれくらい続くのか予測しながら、さらに呼吸と姿勢を意識しながら小股で一歩ずつ地道に登っていきます。 20分ほどで200mほど標高を稼ぐと、地形が一気に変わります。 等高線のぐっと開いたなだらかな稜線が続きます。 地形もまさに尾根上歩いていますと実感できる地図読みの教科書みたいな地形です。 まさにハイキングコース。 おそらく針葉樹の植林地帯なので視界が利かないのが残念ですがかなり和む景観なので5分の小休止。 水分はハイドレーションで適時補給していますので、ここでは行動食を。 本日のトレイルミックスは柿ピー、オレオ、ライチグミ。 ライチグミ、、塩分も取れて美味しのですが柿ピーやオレオと明らかに食感が異なるので、同時に口に入ってきたときに脳内がパニックになります。 この辺りで標高650mあたりなので山頂まではあと200mほどと推察できます。 このあと和田峠からの合流地点のトラバースまで広い樹林帯の登りが現れます。 踏み跡が拡散していてコース取りしにくいですが、白ペンキ2本のマーキングを確認しながら進みます。 枝道が数カ所あり、その辺りには黄色のペンキでマーキングされているので地形図を持っていると現在地が一目瞭然です。 最後の急登が終わると小ピークをトラバースする感じで和田峠からの合流路にあたります。 ここから陣馬山頂までは3本ほど枝分かれがあります。 最短コースで直登する予定だったのですが、実は地形図読み間違えまして、北側に回り込み和田峠方面からの直登ルートから上がってしまいました。 5分くらいロスしたのかな、、、 【陣馬山→景信山】 10:08 陣馬山頂到着 山頂標高857m、登山口からの標高差約400m 最後の大回りで5分ほどロスしたものの、コースレコード通りのぴったり1時間。 気温は19℃ 登山口との気温差4℃ 午前中の1時間経過と日照のある山頂と北向き日陰の登山口 標高差400m うーん、山の気温変化の読みはまだまだ難しい。 お馬さんのいる山頂部は、ベンチとか茶屋とかあるものの結構狭い。 2段ピークのような形で下の方が広々しています。山頂には3軒のお茶屋があり、平日のこの時間でも営業していました。 トイレは1箇所。男性は小便器2の個室1。 山頂からの眺望はうわさ通り。 北側には奥多摩の三頭山、雲取山、山梨は大菩薩嶺に権現山。 南側には丹沢の山々。 これから登るべき山々が次の計画を促してきます。 山座同定をしながら、行動食を頬張り、10分ほどで山頂をあとにして景信山へ。 10:20 陣馬山頂発 山頂直下に栃谷方面への分岐があります。ここを見落として栃谷方面に降りないよう注意が必要です。 地形図見ると行けども行けどもかなり下ってしまうようですよ。 最初の目標は明王峠。コースタイムで40分。 なだらかな下りの土道。 道標もしっかりあるので途中幾つかの分岐を踏み違えなければ問題無し。 分岐間違えても陣馬高原下のバス停につながっているので道迷いすることもなさそうです。 あまり変化もなく先を急ぎたくなる区間ですが、奈良小峠を過ぎると南側の谷がぐっと深くなってきて、地形図通りの展開に、、なんか楽しくなります。 明王峠はお茶屋とトイレがあります。 お茶屋は平日は営業していなことが多いみたい。この日もお休み。 トイレはお茶屋から少し東側に進んだところ。男女兼用で小便器は1基。 ちょっと注意が必要なのは、トイレで用を済ましてきた方から直進してしまうと相模湖の方に降りる分岐を進んでしまいます。 景信山へは茶屋の手前の不動明王の石碑の脇を北東に向かいます。 次の目標は堂所山、731mの小ピーク。 下り基調の土道は根っこと掘れの少し歩きつらい足場。日当たりもあまり良くないので多少ウェットでした。 このあたりは八王子市と相模原市の都府県界上を進んでいます。 鞍部を過ぎて登り返すところで堂所山はまき道を選択してみました。 堂所山から景信山までの約1時間の走路は数カ所小ピークごとにまき道がありました。 アドベンチャー気分で全てまき道を選択してみましたが、、特に何も起こらなかったですね。 明王峠から景信山へのコースタイムは90分。だいたい1時間で景信山への最後の登りに到着。 標高にして30mほど階段を登ります。 12:08 景信山頂上 標高727m 山頂から東側の眺望は見事に開けています。 特に東の山々の尾根の張り出しは非常にはきりしていて地形図と見比べているとあきません。 情報としてはお茶屋と少し下ったところにトイレがあります。トイレは通常起用の水洗と冬用の堀式がありました。 スタートから3時間、行程約9km。全体の半分くらい。 さて、ここから40分ほどで小仏のバス停に下ることもできます。 宵の口から予定があったので小仏への下山も視野に入れつつ進んできましたが、このペースなら高尾をリフトで降りれば間に合うと判断し小仏峠に向かいます。 おにぎり一つと行動食でかるーく腹ごしらえ 【景信山→城山】 12:40 景信山出発 コースタイムは1時間の区間。 景信から小仏峠までは、多少がれた感じの下り基調で、やっとこさシェルパちゃんのソールの感じが実感できました。 20分ほどで標高差180m位降っているので等高線の感じより急な感じで降りてきたのかな、実感もあんまりないけど。 標高548mの小仏峠はタヌキの置物がお出迎え。 ここからは、相模湖方面、小仏バス停方面、両方に降りていくことができます。 廃業したお茶屋山の脇を通って670mの小仏城山まで20分で130mほど登り返します。 わりと段差のある木の根道なのでうまくルート見つけて大股にならないよう進みます。 13:20 城山山頂  城山といえば城山茶屋と電波塔と木彫りの天狗。 トイレは大型で綺麗です。現在、この先の一丁平の女子トイレが使用できないのでここで済ませてくださいとの注意書きがありました。 南側に大垂水峠、相模湖への下山ルートがつながります。 【城山→高尾山】 13:30 城山山頂発 ここまではほぼ登山計画の時間通りに来ています。 このまま進めば一丁平→もみじ台を経由して14:30前には高尾山頂に到達するよていです。 が、夜の予定もあるので一丁平以降は時間短縮のため巻いて高尾山頂を踏まずに、もみじ台下から5号路、3号路を経由してリフト乗り場まで進むこととします。 そうすれば帰ってお風呂はいってご飯食べてゆっくりお出かけできるでしょう。 城山から一丁平、もみじ台まではこの行程の中でも一番整備された区間です。 木道や丸太階段が続き、、、歩きやすいんだか、にくいんだか。 もみじ台の巻道は予想以上に迂回しているよう。 体力も残っているし、登った方がよかったかな。 まき道は山頂のビジターセンターの方から降りてきた階段下に合流します。 山頂はすぐそこですが、混雑しているピークはふまづに5号路で反対側まで迂回し、3号路に入って、さらに外人だらけの薬王院の脇を抜けて進みます。 この辺りをがっつり装備で歩くのは、原宿を自衛隊の装備つけて歩くみたいで浮いた感じ満載です。 ミニスカートにヒールの人とかもいるし、、、 そしてがっつり装備でリフトに乗って降りるのもまた、、、麓からリフトで上がってくる人とすれ違う度に、「たる気満々で心折れた人」みたいな、、、全然負けてないのに敗北感みたいなのが駆け巡ります。 ということで、8:50に陣馬高原下バス停を出発し、6時間ピッタンコの14:50高尾山リフト乗り場着。 全行程16km弱。 本日デビューのシェルパちゃんは最初の急登で若干のかかとの違和感を感じたものの、紐締め直してからはどこも当たることなく、擦れることなく、、、 これからの山行が一層楽しくなる予感。

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