活動データ
タイム
11:40
距離
20.1km
のぼり
2084m
くだり
2083m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る前回のトプさん快気祝いオフの後に、次はいよいよあそこですかね~、っとシレっとミックさんに振ってみた所、いつでも準備はできてますよ!と前向きのお返事。あそことは丹沢最深部のドーカク尾根の大タギリ、女郎小屋乗越(ノ頭)、東沢乗越、遺言棚のあたりのことで、ソロでは行けない難所です。このルートについては以前からミックさん、すずこまさん、トプさん、ずすさんとは話をしていて、今回トプさんつながりでヤマレコから参戦の豪脚のYOUさん、皆さんご存知の銀河のdimeifuさんが参加してくれました。おやじみんなで行けば怖くない!?玄倉6時に集合でいざ出発!後から思うとGWというのに玄倉の駐車場は閑散としてました。玄倉林道でユーシンに行けない影響でしょうか。 玄倉林道を進み、小川谷出合で中ノ沢林道に入り、立間大橋を渡ってすぐに右手に釣師、沢師の川へ降りる道で、川縁に下り、渡渉します。まずは敷地山を目指して登っていきます。一気に300m近く標高を上げる急登です。敷地山に寄る必要はありませんでしたが、せっかく来たのでということで杉の植林帯のピークに寄りますが、山標識は見当たりませんでした。その後芋ノ沢ノ頭、ナワバノ頭と標高を上げていきますが、新緑中、日差しも直接浴びないため涼しく、気持ちよく登ることができました。ナワバノ頭まで3時間、順調に進んでいます。次はいよいよ本日の核心、最難関の大タギリです。突然ロープが現れ、その先はV字の崖に。ゴボウ用の結び目のあるトラロープと、結び目のないナイロンロープがあり、ナイロンロープの方でエイト環、スリングでの簡易ハーネスを使って懸垂降下、鞍部に降ります。鞍部も狭く、立錐の余地が無く、2人くらいしか居られないので、降りたら反対側の崖をすぐに登っていかなければ後続が進めない。ロープは初め降りた側と同じく結び目のあるトラロープと、結び目のないナイロンロープがあり、トラロープでゴボウ登り!途中の岩の裂け目で第3のトラロープが出てきて、そちらで登る!のんびりやっていると腕がつかれてきて危ない!後続のミックさん、待たせてすみません。20~30mくらい登って何とか一息ついた。YOUさんは下りも上りもゴボウで。豪脚だけでなく剛腕でもありました。殿(しんがり)は元登山部のナイスガイ、銀河のdimeifuさんに努めてもらい、皆さん後顧の憂いなく崖に突っ込み、這い上がることができました。7人下って登るのに2時間近くかかりました。 ここから大タル丸、女郎小屋ノ頭、モチコシ沢ノ頭と乗越に下りては登るを繰り返しながら徐々に標高を上げていきます。大タギリの核心部で精力を使ってしまい、また早朝からの行動でお腹もすいてきてお疲れ気味。第二の核心は女郎小屋乗越の下りと登りでしたが、第一の核心で経験値がアップしたおじん達は難なくクリア!お昼は遺言棚でということで、モチコシノ頭から東沢乗越に向かいます。帰路東沢乗越から西側の東沢沿いに欅平まで行きますが、その前に東側の同角沢に下り、同角沢F7、3段、45mの丹沢三大名瀑の一角、遺言棚の見学とそこでのランチを計画しておりました。滑り落ちるように同角沢に下りてみると沢には水が流れていました!遺言棚の落ち口を覗いてみても結構な水量があり、前回訪問した時のような枯滝ではなく、名瀑を楽しめる期待が大!同角沢左岸の巻道を下りていきます。ここも草木をつかみながら降りていきますので、第三の核心ではないかと個人的には思いますが、滝の鑑賞とランチの後またここを登ってくるということで、ミックさんがロープを敷設しながら降りてくれました。ありがとうございます。巻道で下りて枯れ沢のゴーロのような所を下りていくと滝の下あたりに二人の人影が。。。男性と女性でちょうどランチの途中でした。邪魔して申し訳ありません。我々の帰路の欅平、東沢乗越で来られたとのことで、それなりに大変な経路でしたよね。今日お会いした唯一のハイカーさんで、まさか遺言棚の下でお会いするとはびっくりでした。我々はお二人より少し下流の方に陣取り、早速ランチのラ峰の調理に取り掛かります。お腹が空いている上に汗をかいたので、ラーメンがうまい!トプさん、いつもありがとうございます。dimeifuさんから差し入れのマルチビタミンのウィダーゼリー!人数分重かったですよね。すみません!食事を終えて滝を鑑賞、再度遺言棚の落ち口から東沢乗越へと戻ります。そこから西側へと落ち葉で覆われた白ザレの下りを下りていきます。下りはじめは滑りやすいため銀河のdimeifu隊員がロープを出してくれました。ありがとうございます。下っていくと徐々に沢に水が見られるようになって沢沿いに下っていきます。東沢出合で小川谷と合流します。そこがほぼ欅平です。立派な堰堤があり、沢屋さんに有名な小川谷廊下の終着点でもあります。夏なんかこの沢縁の木陰でまったりするのも静かで涼しくていいかもしれませんね。良いところです。 ここから中ノ沢経路で西丹沢県民の森まで徹底したトラバース経路を行きます。尾根があってもそちらに行かず、沢を越えてトラバース、その連続です。経路は来るごとに崩壊が進んでいるようにも見えます。細い径路も多いので雨の後の通行などは崖側に落ちないよう気をつけなければなりません。無事この経路を通過し、西丹沢県民の森から仲ノ沢林道を小川谷出合まで下り、そこから玄倉林道で丹沢湖の駐車場に帰りました。林道では横に並んで四方山話をしながら歩いていると、ソロの時よりも楽しく歩けますね。駐車場に着いたとき18時前で約12時間近くの山行となってしまいました。遺言棚を出てから約4時間ほどかかりましたね。大タギリの通過を一人5分で7人なんて都合の良い見積もりをしていましたが、とんでもない、15~20分必要でした。その他結構足場が悪くアップダウンが多かったので時間がかかってしまいましたね。いつになく大人数のパーティでしたのでもう少し余裕を持つべきだったかもしれません。 皆で駐車場のベンチに座ってずすさんとすずこまさんの差し入れコーヒーを頂きながら反省会。ミックさんの大福、dimeifuさん特製のハニーレモンの差し入れもあり、おいしく頂戴いたしました。疲れた体においしい!今日休みにするために、4/30~5/4出勤だったため今回差し入れを準備できずすみませんでした。薄暗くなってきた18:30過ぎに散会となりましたが、皆さんGWということで渋滞が大変だったでしょう。私はバイクでしたのでそれほどではなかったですが、それでも横浜まで二宮から1号→134号、鵠沼から戸塚で1号にと大回りして帰り、100km近くのツーリングで2時間ほどかかりました。 今回の経路はソロでは到底行くことはできず、相応の調査と準備をして行ったつもりでしたが、それでも全般的には見積もりが甘かったところもあった一方、メンバーの方々の協力によって意外にスムーズに行った面もありました。素晴らしい天気の下、チャレンジしがいのあるルートを一緒に歩くことができ、メンバーの方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。
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