立山

今日から雷鳥沢ヒュッテで働くために立山にやってきました。 あいにく朝から雨で室堂にたどりついても一向に止む気配がありません。 せっかく立山に来たので歩きたいと思い、室堂山荘からみくりが池まで行ってみたけれど雨で周りは視界不良だし背負ってる荷物が重たすぎて雪を踏み抜きまくります。 たまに腰ぐらいまで埋まると抜け出すのも必死。荷物を体からはずして埋まった足を手で掘り起こし重たい荷物を反動にして脱出… 周りには登山者もいないし助けてくれる人はいないからただの踏み抜きも怖さを感じるくらいでした。 一旦、室堂まで戻り濡れた体を温めるために昼食を食べました。 その間に雨がやんでくれるだろうと願っていましたが食べ終わり外に出ると逆に強くなっていました。 待っていてもしょうがないと思い、活を入れて雷鳥沢ヒュッテを目指します。 本来ならば天候が良くて雪もなければ50分くらいで行けるところですが、本降りの雨の中真っ白な雪山で視界が全く見えず思うように進めないことが焦りを感じます。 すでにレインの効果もわからないくらい足も体も濡れていたので無事にたどり着くことを願いながら進みます。 雨のせいで雪崩がおきやすくないだろうかなど不安がよぎりました。 途中でバックパッカーらしき人達が滑って行くのを見て人がいることにちょっとだけホッとしました。 何度も踏み抜いたりコースを外れながらもGPSをたよりに雷鳥荘までたどり着き、小屋の方に雷鳥沢ヒュッテまでどのくらいかと聞くとあと5分くらいとのことだったのでそのまま頑張りました。 今回距離は短かったですが、一人で雨の雪山は精神的にかなり疲労しました。 無事にたどり着けて本当に良かった。 雷鳥沢ヒュッテは室堂から少し離れているので今の季節は冬山慣れしている人しかこられないそうです。 今日は室堂山荘からみくりが池付近で雷鳥をみれたことが嬉しかった。🐓